冬のオフィスカジュアルはどんなアイテムを選ぶ?おすすめコーディネートと併せて紹介
2023.10.05
この記事の所要時間:約7分
働き方改革の一環として「オフィスカジュアル」を推奨する企業が増えつつあり、仕事着にもおしゃれな要素が求められる傾向にあります。
ついつい重ね着してしまう冬。おしゃれな着こなしとTPOに応じた服装の両立に頭を抱える人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、冬のオフィスカジュアルスタイルについて徹底解説。アイテム選びのポイントやおすすめのコーディネートも併せてご紹介します。
1. オフィスカジュアルとは
オフィスカジュアルとは、社内で仕事をするに相応しいカジュアルな装いのことです。
TPOに応じた範囲でカジュアルさを取り入れることで、制服やスーツに比べてリラックスした柔らかな印象を出すことができます。
オフィスカジュアルの自由度は部署や社風によって異なりますが、自由度の高い職場でも来客対応を想定した服装選びは心掛けるべき基準の一つ。
「おしゃれ」と「TPO」のバランスが取れた着こなしが必要です。
2. 冬のオフィスカジュアルで押さえるべきポイント
重ね着をすることが多い冬のオフィスカジュアルでは、以下のポイントを押さえるようにしましょう。
●寒さ対策はインナーやタイツを活用
防寒を重視するあまり過度に重ね着をしたり分厚いニットを着たりするのは上品な見た目を損なう原因となります。
薄くても温かい機能性インナーやタイツを活用し、見た目の上品さと寒さ対策を両立しましょう。
●タートルネックニットやブラウンカラーなど「冬らしさ」を取り入れる
首元を隠せるタートルネックニットは温かく季節感を感じさせるアイテムです。
ハイゲージニットのタートルネックはどんなジャケットにも合わせやすく、冬のオフィスカジュアルには欠かせないアイテム。
また、アクセントに暖色・温かみのあるカラーを取り入れると季節感が「冬らしい」雰囲気になります。
効果的な色使いで見た目にも温かさを感じられるコーディネートを心掛けましょう。
3. 冬のオフィスカジュアルにおすすめアイテムと選ぶポイント
次に、冬のオフィスカジュアルにおすすめのアイテムと選ぶうえでのポイントをご紹介します。
3-1. ジャケット
着るだけできちんとした印象を与えることができるジャケットはオフィスカジュアルコーデに欠かせませんが、襟の種類によって与える印象が大きく変わります。
●テーラードジャケット
襟が付いた最も一般的とされるジャケットの形です。
スーツの上着の形に近く、ビジネスの場に相応しいきちんとした雰囲気になります。
程よい抜け感を取り入れたいならダブルブレストや着丈がやや長めのものを選ぶのもおすすめです。
●ノーカラージャケット
テーラードジャケットから襟を除き、首周りをV字にカットしたノーカラージャケットは、胸元を大きく縦長に開くことですっきりとしたスタイリッシュな印象を見る人に与えます。
着丈がやや長めのものを選べばさらにリラックスした雰囲気で着こなすことが可能です。
3-2. ニット・セーター
ニットは機能性に優れ、見た目にも温かい、冬のオフィスカジュアルコーデに積極的に取り入れたいアイテムです。
その種類はさまざまですが、知っておきたいのは編み目の違いです。
●ハイゲージニット
繊細な編み目が特徴の「ハイゲージニット」はオフィススタイルに相応しい上品な印象を与えます。
ただし、体のラインを拾いやすい特徴があるため、極端にタイトなサイズを選ぶのは避けたほうが良いでしょう。
●ローゲージニット
ざっくりとした大きな編み目が特徴の「ローゲージニット」は生地表面の凹凸やボリューミーなシルエットがカジュアルな印象を与えるため、オフィスカジュアルには不向きとされる傾向にあります。
「ミドルゲージ」はハイゲージとローゲージの中間となります。
3-3. パンツ
オフィスカジュアルコーデはスーツスタイルと比べて選べるパンツの種類が豊富ですが、ビジネスの場に相応しいパンツを選ぶうえで気をつけたいのは「シルエット」と「素材」です。
●ウールや合成繊維のパンツ
ウールや合成繊維で作られたパンツは、オフィスカジュアルに相応しいきれいめな印象を与えます。
流行りのとろみ素材に緩やかなラインのパンツを選べば、きちんと感はそのままにコーディネートに程良い抜け感を取り入れることが可能です。
●「きちんと見え」するポイントを押さえたワイドパンツ
程よいこなれ感で人気のワイドパンツ。シルエットがゆったりとしているだけに、だらしのない印象を与えることだけは避けたいものです。
ビジネスシーンで着用する場合には、足首の見えるミドル丈やセンタープレスやタックの入ったデザインを選ぶのがポイント。
リラックス感はそのままに「きちんとした印象」を与える着こなしが可能です。
3-4. スカート
エレガントな印象を与えるスカートは、オフィスカジュアルコーデに欠かせないアイテムの一つ。
ビジネスの場に相応しいスカートを選ぶ際は、シルエットと着丈に注目しましょう。
●ミモレ丈・膝丈のスカートはOK
ビジネスシーンでのスカート丈は、膝が隠れる長さがマナーです。
ふくらはぎの中間程度まで隠れるミモレ丈や膝丈のスカートを選びましょう。
膝丈のスカートを選ぶ際には、立ったり座ったりする動作を考慮して、やや長めの着丈を選ぶのがおすすめです。
試着の際には、座った状態でもしっかりと膝が隠れる長さであるかを確認しましょう。
●タイトすぎるシルエットやスリットの深いスカート
体のラインを強調する極端にタイトなシルエットやスリットの深いスカートは、動き回ることの多いビジネスの場には不向きです。
また、下着のシルエットが透けて見えたり、必要以上に肌を露出したりすることは、相手に不快感を与える原因となります。
上品な印象を損なうため避けましょう。
3-5. ワンピース
きちんとした印象はそのままに着やすさと清楚な見た目を兼ね備えたワンピースは、オフィスカジュアルコーデに欠かせないアイテムの一つ。
ビジネスの場に相応しいワンピースを選ぶには、シルエットと肌の露出度がポイントです。
●肌の露出が少ないワンピースはOK
オフィスカジュアルで着用するワンピースは肌の露出度が少ないデザインがおすすめです。
肩が露出するアイテムを着用する場合は、必ずカーディガンやジャケットを羽織りましょう。
●ゆったりとしたシルエットのワンピースはNG
ウエストやヒップなど気になる部分をカバーしたいからといって、ゆったり過ぎるシルエットを選ぶのは避けましょう。
カジュアルな印象が強くなり、ビジネスの場には相応しくない印象となります。
4. 冬におすすめのオフィスカジュアルコーディネート
では、冬におすすめのオフィスカジュアルコーディネートを具体的にご紹介します。
4-1. ジャケパンスタイル
定番のジャケパンスタイルはインナーで防寒対策をしやすく、冬場に適したコーディネートです。
タートルネックニットを合わせれば一気に冬らしい装いに仕上がります。
4-2. ジャケット×スカート
ジャケットにタイトスカートを合わせた王道スタイルでは、スカートの着丈をやや長めにしつつ冬らしいチェック柄を選ぶと、女性らしさと季節感を感じさせる旬な着こなしに仕上がります。
4-3. ワンピーススタイル
冬のワンピーススタイルは、一枚でも着こなせる「長袖タイプ」を選びましょう。
袖や肩回りがすっきりとしたデザインならカーディガンやニット、ジャケットを羽織りやすくおすすめです。
4-4. ニット・セーター
オフィスカジュアルで着用するニットは、上品な印象を与える「ハイゲージニット」がおすすめです。
差し色に「えんじ色」を選べば一気に季節感を感じさせるコーディネートに仕上がります。
5. まとめ
ここまで、冬のオフィスカジュアルについて、おしゃれのポイントやおすすめのアイテム、コーディネートなどをご紹介しました。
冬のオフィスカジュアルは、寒さをしのぎながらもきちんと見えることが大切です。
その2つのバランスが取れたコーディネートで、おしゃれできれいめ、そして過ごしやすいスタイルを作り上げましょう。