ノーネクタイの基本マナーとは?ノーネクタイ時の注意点やおすすめコーデ

2022.12.22

ビジネス

ノーネクタイの基本マナーとは?ノーネクタイ時の注意点やおすすめコーデ

この記事の所要時間:約6分

2005年に環境省が中心となりスタートした「クールビズ」の取り組み。

夏場における仕事の装いを大きく変え、今ではすっかりビジネスシーンに定着しました。

しかし、「ノーネクタイだと、だらしなく見えていないかな?」「快適さばかり求めて服装がカジュアル過ぎてはいないかな?」といった不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ノーネクタイの時にだらしなく見えないスタイルやおすすめコーデについて解説します。

気をつけるべきポイントを知れば手軽にフォーマルな印象を演出できますので、ぜひ最後までご覧ください。

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1. ノーネクタイとは

ノーネクタイとは

「ノーネクタイ(ノータイ)」とは、ビジネスシーンでネクタイを着用しない服装のことをいいます。

ネクタイをしないことでワイシャツの首元が広がり、服の中の通気性が向上し涼しさを感じることができます。

四季があり、高温多湿な日本の気候においては非常に快適な服装といえるでしょう。

ノーネクタイ時のビジネスファッションはクールビズの定着とともにバリエーションも豊富となり、毎年夏前にはさまざまな商品が発売されます。

1-1. ノーネクタイはいつからOK?

ノーネクタイはいつからOK?

クールビズの期間は例年5月1日から9月30日までとされています。

ノーネクタイの期間もクールビズの期間に合わせるのが無難でしょう。

ただし2021年度、環境省は、多様な働き方の広がりの観点からクールビズの期間を定めませんでした。

また、南北に広い日本では全国一律に期間を決めるよりもその地域に合った期間を設定するべきだという考えもあります。

ノーネクタイの期間に正解はありませんので、周りの状況や会社の規定により柔軟に対応する工夫が必要です。

2. ノーネクタイ時の基本マナー

では、ノーネクタイでもだらしなく見えない基本マナーとはどのようなものなのでしょうか。

2-1. ノーネクタイに合う襟型のシャツを選ぶ

ノーネクタイに合う襟型のシャツを選ぶ

ネクタイ着用の場合、一般的な襟型はレギュラーカラーです。

しかし、ノーネクタイにレギュラーカラーを着用すると、襟の開きが狭いため窮屈な印象を与えてしまいます。

そのため、ノーネクタイの場合は下記の2つの襟型がおすすめです。

ワイドカラーやホリゾンタルカラー

ノーネクタイに合わせるシャツは、襟が広く開いているワイドカラーやホリゾンタルカラーがおすすめです。
襟の開きやVゾーンが開くことで顔回りがすっきりとして見えます。

ワイドカラーやホリゾンタルカラー

ボタンダウン

ボタンダウンとは襟の先にボタンが付いているシャツのことです。
このボタンを身頃に留めるとネクタイを外しても形状が崩れず、襟元に立体感が生まれます。ネクタイを外してもだらしなくならないシャツとして、ノーネクタイが浸透するにつれて人気のスタイルとなっています。

ボタンダウン

2-2. シャツのフロントボタンは1つ開ける

シャツのフロントボタンは1つ開ける

シャツのフロントボタンをすべて留めると首元が締まり、相手に窮屈な印象を与えます。

逆に2つ以上開けると肌の露出が増えるとともに襟の形が崩れてだらしなくなってしまいます。

フロントボタンは1つだけ開けるようにしましょう。

2-3. ボタンを開けたときに見えないインナーを選ぶ

ボタンを開けたときに見えないインナーを選ぶ

フロントボタンを1つ開けたときにインナー(肌着)が見えてしまうことがあります。

インナーが見えると締まりのない印象を与えるだけでなく、相手を不快に感じさせてしまう可能性もあります。

インナーの首回りの種類には、クルーネックやVネック、Uネックなどがあります。

基本的にはどの型でも良いですが、首元が開いているものを選びましょう。

また、色は肌色に近いものを選ぶとシャツから透けにくくなります。

3. ノーネクタイを避けたほうがよいシーン

ノーネクタイが一般的になったとはいえ、まだまだ避けたほうがよい場面があります。

ここでは夏場でもネクタイの着用が推奨される場面を解説します。

3-1. フォーマルシーン

フォーマルシーン

結婚式やお葬式など冠婚葬祭ではネクタイ着用は必須です。

そもそもノーネクタイはクールビズによるビジネス上の取り組みですから、フォーマルシーンには当てはまりません。

ただし、結婚式の2次会では服装の多様化が進んでいるため、ノーネクタイでもよい場合も多くなっています。

3-2. 就活時

就活時

クールビズが浸透して、夏の就活時の服装に迷う方もいるかもしれません。

しかし、就職活動では面接を受ける場であること、スーツの正しい着こなしで好印象につながる可能性があることを考慮し、基本的にはネクタイを着用しましょう。

もちろん、事前に採用担当者から「クールビズなのでノーネクタイで大丈夫です」と言われていた場合はノーネクタイで問題ありません。

4. ノーネクタイのおすすめコーデ

ここでは、ノーネクタイがだらしなく見えないおすすめコーデを紹介します。

4-1. スーツスタイル

スーツスタイル

ノーネクタイの服装のなかではフォーマル度が高いスタイルで、クールビズとはいってもフォーマル度はキープにしたいという方におすすめです。

スーツスタイルのままカジュアルさを出したいという方は、インナーにTシャツやポロシャツ、シューズにはスニーカーなど、カジュアルなアイテムを取り入れましょう。

4-2. ジャケパンスタイル

ジャケパンスタイル

スーツのような上下セットの服装ではなく、ジャケットとパンツを組み合わせた服装です。

カジュアルジャケットやコットンパンツ、カジュアルシャツなどのアイテムを使用することが多いですが、センタークリースのパンツやレザーシューズを着用してフォーマル度を保つようにしましょう。

ワイドカラー・ホリゾンタルカラーのシャツを着用すると、ネクタイがなくてもきちんとした印象を与えることができます。

4-3. ノンジャケットスタイル

ノンジャケットスタイル

ノーネクタイでジャケットも着用しない服装です。

ジャケットを着用しないとフォーマル度が下がってしまうため下記の点に注意しましょう。

  • シャツは無地のホワイト、ツヤがある素材を選ぶ
  • パンツはダークトーンでセンタークリースのあるものにする
  • スニーカーではなくレザーシューズにする

これらを守ればある程度フォーマル度が保てますが、重要な商談やプレゼンには向きません。

TPOを考えて着用しましょう。

5. まとめ

いまや夏場のビジネスシーンでは一般的とされるほどノーネクタイが浸透しました。

しかし、ノーネクタイに慣れるにつれて締りのない印象になってしまっているビジネスパーソンも見受けられます。

夏場には定期的に自分の服装を見直し、相手に不快な印象を与えていないかを確認して、快適さと好印象を兼ね備えたノーネクタイファッションを実現しましょう。

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