ネイビーは何色?紺色との違いは?ネイビーのアイテムも紹介
2024.03.19
この記事の所要時間:約7分
スーツやファッション小物をオンライン購入した際、「想像していた色と違うな……」と感じたことはありませんか。
スーツやネクタイ、靴下などのアイテムを選ぶ際に重要な検討材料となる色味。
しかし、特にオンラインで購入する際には、写真で色味を識別しなくてはなりません。
ここでは、実際の商品とのギャップが特に大きいケースの多いネイビーについて、詳しく解説します。
1.ネイビーとは?何色?
ネイビーは、スーツや洋服のカラー展開において定番の人気カラーです。
しかし、ひと口にネイビーといっても、ブラックやホワイトと異なり、どのような色であるかをはっきりと説明できる方は多くはないでしょう。
まずは、ネイビーの定義や由来、ネイビーが与える印象をご紹介します。
1-1.ネイビーの意味・定義
ネイビーはブルーの一種で、2色以上の色が合わさった「混色」の仲間です。
日本では濃紺(のうこん)と呼ばれ、紺色のなかでも濃く、色の明るさを示す「明度」が低いことが特徴です。
また、JIS色彩規格では「暗い紫みの青」と定義されています。
ネイビーは色のトーンが低く、ブラックに近いブルーであることから、ビジネスシーンはもちろんカジュアルな服装にも取り入れやすく、幅広い年齢層の方に人気があります。
1-2.ネイビーの名前の由来・語源
もともとは英語で海軍の意味を持つ言葉であるネイビー。
イギリス海軍の制服が濃紺であったことから、その色を指す言葉として広まったといわれています。
1-3.ネイビーが与える印象
ネイビーはブラックに近く、落ち着きのある色味のため、誠実で上品な印象を与えてくれます。
ブラックでは硬くなりすぎる印象をほどよく和らげ、上質でありながら親しみやすさを持たせることができます。
また、ネイビーやブルーなどの寒色は冷静さや落ち着きを与える効果があることから、面接や面談、交渉などの重要なビジネスシーンにも最適なカラーです。
さらに、ものを小さく見せる収縮色のため、スマートで引き締まった、まとまりのあるコーディネートに仕上げられます。
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2.ネイビーと紺色の違いは?
紺色と濃紺の違い
ネイビーと紺色は同じ色と思われている方も多いようですが、実際には異なる色を表す言葉です。
いずれも深みのあるダークブルーですが、色の濃度と明度に違いがあります。
ネイビーは、和名で濃紺(のうこん)と呼ばれるように、紺よりも濃く明度が低く、ブラックに近いブルーをしています。
一方、紺色は濃度が薄く明度の高い、パープルがかった薄いブルーを指します。
濃淡や明暗は商品によっても微妙に異なりますが、ネイビーは濃い紺、紺色は薄い紺と認識しておけばOKです。
3.ネイビー色を着こなすためのポイント
ネイビーはブラックに近く落ち着きのある印象を与えるため、スーツのなかでも人気のある色味です。
ここからは、ネイビーのスーツをコーディネートに取り入れる際のポイントをご紹介します。
3-1.ネイビーと合うカラーを選ぶ
ネイビーは、ホワイトやカーキ、グレーなど、さまざまなカラーとの相性が良く、コーディネートに取り入れやすい色味ですが、ビジネスでネイビースーツを着用する際には、シャツやインナーは明るいカラーの選択がおすすめです。
ネイビーは明度の低い寒色のため、ホワイトや薄いブルーなどの明度の高い明るい色との相性が良く、清潔感のある上品な印象を与えられます。
また、普段のファッションや休日コーデには、中間色のカーキや暖色であるイエローを合わせることで、カジュアルダウンしつつおしゃれな雰囲気を演出できます。
3-2.靴下やネクタイのカラーもネイビー系にする
ネイビーのスーツやセットアップのコーディネートでは、靴下やネクタイなどのアイテムもネイビー系でまとめてみましょう。
小物をネイビー系で揃えることで、コーディネートが美しく整い、洗練された雰囲気になります。
ネイビー系とは、紺色をはじめ、ジャパンブルーとも呼ばれる藍色(あいいろ)や納戸色(なんどいろ)、紫紺(しこん)などの同系色を指します。
鮮やかなブルー系の色味ではなく、あえて日本特有の落ち着きのある色味を合わせることで、品のある上質な印象に仕上がります。
『洋服の青山』では、ネイビー系のネクタイや靴下を、色味・デザインとも豊富に取り揃えています。
ぜひ一度手にとって合わせてみてください。
4.ネイビー色のアイテムを紹介
ここからは、ネイビーのアイテムをより詳しくご紹介します。
どのような色味とも相性が良く、合わせるカラーで印象を変化させられるネイビーを上手に取り入れれば、コーディネートの幅は一気に広がります。
4-1.ネイビーのスーツ
季節を問わず着用できることから、一着は持っておきたいネイビーのスーツ。
スマートで清潔感のある印象を与えてくれます。
また、誠実さや落ち着きもイメージできるため、就職活動中の学生や新入社員の方にも人気の色です。
スーツに合わせてネクタイや靴下などのアイテムをワントーンにまとめれば、より洗練された印象となり、モダンで上質な大人の雰囲気を演出できます。
おすすめアイテム
ネイビーのスーツの着こなしについては、こちらの記事で紹介しています。併せてご覧ください。
4-2.ネイビーのジャケット
ネイビーのジャケットは、オフィスではもちろん、休日のコーディネートにも役立つ一着です。
夏場はインナーにホワイトのTシャツを合わせることで、爽やかで親しみやすいカジュアルな印象に、冬や秋にはハイネックのニットを合わせることで、よりシックで大人な印象に仕上げてくれます。
デニムを合わせればカジュアルダウンしつつ品のあるスタイルを演出できます。
おすすめアイテム
ネイビーのジャケットの着こなしについては、こちらの記事で紹介しています。併せてご覧ください。
4-3.ネイビーの蝶ネクタイ
ネイビーの蝶ネクタイは、結婚式やパーティーシーンで活躍するアイテムです。
蝶ネクタイは本来、夜のお祝いの席に着用するタキシードや燕尾服に合わせることがマナーとされています。
しかし、近年ではカジュアルなシーンで着用する方も増え、気軽に取り入れられるお祝いコーディネートの1つとなりました。
ポケットチーフとカラーを合わせることで、統一感のあるおしゃれな雰囲気を演出できます。
こちらの記事では、蝶ネクタイについてより詳しく解説しています。併せてご覧ください。
4-4.ネイビーのレディースジャケット
レディースのジャケットでもネイビーは活躍します。
どのような色とも相性のよいネイビーは、パンツの色によってそれぞれ異なる雰囲気を演出でき、コーディネートの幅を広げてくれます。
メンズジャケット同様、季節を問わず着用でき、インナーを変えればカジュアルにもフォーマルにも活用できます。
おすすめアイテム
5.まとめ
どのような色とも相性がよく、コーディネート次第で多様なシーンに対応できる万能なネイビー。
季節を選ばず一年を通して活躍する、気軽に取り入れやすい色味です。
まだネイビーのアイテムをお持ちでない方はぜひ一着は手に入れ、コーディネートのバリエーションを広げてみましょう。