ローファーとは?名前の由来や種類、おすすめコーデを紹介

2023.10.05

ビジネス

ローファーとは?名前の由来や種類、おすすめコーデを紹介

この記事の所要時間:約6分

ビジネスシーンでの服装がカジュアル化するのにともない、ローファーの存在感が高まっています。

ローファーは、きっちりした印象とカジュアルな印象の両面がある便利なアイテムです。

しかし、ローファーの着用できるシーンや正しい選び方を知らない方も多いかと思います。

そこで今回は、ローファーの種類や着用する際のポイントを解説します。

1.ローファーとは?

まず、ローファーの意味や由来、利用できるシーンなどをご紹介します。

1-1.ローファーの意味

ローファーとは、靴紐のない革靴のことです。

靴紐はありませんが、革靴なのできっちりとした雰囲気があります。

着脱のしやすさも大きな特徴です。

1-2.ローファーの名前の由来

ローファーは、英語で怠け者を意味するloaferが名前の由来となっています。

靴紐がなく着脱しやすいことがその名の理由とされています。

もともとローファーは、イギリスの王室や貴族の室内シューズとして誕生しました。

その後、履きやすさやデザイン性に注目が集まり、室内だけでなく外履きとして人気を博し、世界中に広まっていきました。

1-3.ローファーとスリッポンの違い

スリッポンとはスリップ・オン・シューズの略称であり、靴紐がなく足を滑らせるようにして履くシューズを指しています。

靴紐がない点はローファーと同じですが、装飾性が少ないのがスリッポンの特徴です。

甲の部分がシンプルなデザインのため、さまざまなファッションと組み合わせられます。

1-4.ローファーを使用してよいシーンは?

ローファーは従来、ビジネスシーンには適さないシューズとされてきました。

カジュアル感が強く、かっちりした雰囲気が求められるビジネスシーンには向かないためです。

また、ビジネスシューズと比べ丸いフォルムである点も、カジュアルな雰囲気につながっています。

しかし、近年ではクールビスやオフィスカジュアルの浸透により、ビジネスシーンでの服装がカジュアル化しています。

そのため、ローファーの着用を認めている企業も増えています。

重要な商談やプレゼンなどを除けば、ローファーを着用しても大きな問題はないでしょう。

ただし、冠婚葬祭のようなフォーマルシーンではローファーの着用はNGです。

ただし、学生は制服と合わせて着用することがあるため、冠婚葬祭で着用しても問題ありません。

2.ローファーの種類

ローファーには、コインローファーやタッセルローファーなどの種類があります。

それぞれの具体的な特徴を解説します。

2-1.コインローファー

コインローファー1
コインローファー2

コインローファーは、ローファーのなかでも歴史を持つスタンダードな種類で、甲の部分に縫いつけられているベルトのようなパーツが特徴です。

このパーツは「サドル」と呼ばれ、中央部分に切り込みが入っています。

切り込みにお守りとして1セントを挟むことが流行したため、コインローファーと呼ばれるようになりました。

コインローファーはローファーのなかでも装飾が少なく、シンプルなデザインのため、初心者でも合わせやすいアイテムです。

初めてローファーを購入するのであれば、コインローファーをおすすめします。

2-2.タッセルローファー

タッセルローファー1
タッセルローファー2

タッセルローファーは、甲の部分にタッセル(房の装飾)が付いたローファーです。

ローファーの起源はイギリスにありますが、タッセルローファーはアメリカが発祥です。

ハリウッド俳優が、アメリカの老舗革靴ブランドにタッセルの付いたシューズの製造を依頼して生まれました。

歩くたびに揺れるタッセルは上品な雰囲気を醸し出し、ジャケットやスラックスなどフォーマルな服装と合わせやすいことが特徴です。

2-3.ビットローファー

ビットローファー1
ビットローファー2

ビットローファーは、甲の部分に馬のくつわを模した金属が取り付けられています。

1953年に大手ブランドが発売したことにより、世界中で人気のシューズとなりました。

さりげなく光る金属の装飾により、他のローファーと比べて華やかさを演出できます。

パーティーシーンでエレガントさを出したいときに適しています。

2-4.コブラヴァンプローファー

コブラヴァンプローファー1
コブラヴァンプローファー2

コブラヴァンプローファーは、サドルやタッセルなどの装飾がないシンプルなローファーです。

シンプルなデザインでコーディネートが組みやすく、気軽に履けるうえに利便性が高いため、重宝する一足になるでしょう。

ただし、カジュアル感が強くビジネスシーンには向かないため、街着に合わせるのがおすすめです。

3.ローファーを選ぶときのポイントは?

ローファーを選ぶときに気をつけたいのはサイズ感です。

ビジネスシューズは靴紐でフィット感を調整できますが、ローファーは靴紐がないため、ジャストサイズを購入する必要があります。

ゆったりし過ぎたサイズを購入すると転倒の危険もあるため注意しましょう。

ローファーは、使用される素材によって印象が変わります。

ローファーによく使用される素材は次のとおりです。

  • スエード素材:柔らかでカジュアルな印象
  • エナメル:エレガントな雰囲気になりメンテナンスも簡単
  • フェイクレザー:水に強くお手入れ不要

革製のローファーを持っている方は、上記のような素材にもチャレンジしてみましょう。女性用は、厚底やヒールがあるローファーも人気があります。

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4.ローファーを使ったコーデを紹介

最後に、ローファーを使ったコーディネートと着こなしのポイントを解説します。

4-1.ローファー×ホワイトパンツ

ネイビーのポロシャツとホワイトパンツを合わせた夏らしいコーディネートです。

ローファーの隙間から足首を見せることにより、爽やかさをプラスしています。

定番であるネイビージャケットとグレーパンツの組み合わせに飽きを感じたら、このコーディネートのようにホワイトパンツを使用すると印象を変えられます。

4-2.ローファー×ジャケット

オリーブのような色味のセットアップとローファーを組み合わせた、ビジネスカジュアル向けのコーディネートです。

セットアップにシャツの組み合わせはカッチリとした印象になるため、ローファーで柔らかな雰囲気を演出しています。

シンプルなコーディネートですが、セットアップの色味やシャツのチェック柄などにより控えめな印象にはなっていません。

4-3.ローファー×ニット

ザックリと編まれたセーターとローファーでカジュアルさを出したコーディネートです。

セーターはケーブル編みと呼ばれる、ねじれた縄のような模様が特徴で、生地に表情が生まれます。

ローファーの元祖であるG.H.BASS社のモデルLOGANは、ラバーソールになっているため雨の日でも滑りにくく、高い実用性が特徴。

オーソドックスなデザインのローファーなので、スラックスだけでなくジーンズやカーゴパンツを組み合わせるのもおすすめです。

5.まとめ

ローファーは、靴紐がなく着脱しやすい革靴です。

その手軽さからビジネスシーンではNGとされてきましたが、ビジネスカジュアルの浸透とともに、現在はビジネスシーンにも取り入れやすくなってきました。

靴紐でフィット感を調節できないためサイズに注意する必要はありますが、シンプルなデザインのコインローファーやコブラローファーであれば使いまわしもしやすく、お気に入りの一足となるでしょう。

ぜひあなたも、毎日履きたくなるような素敵なローファーを探してみてください。

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