働く30代におすすめ!オフィスカジュアルのポイントとおすすめコーディネート
2022.12.02
この記事の所要時間:約7分
ここ数年で日本のビジネスウェアは多様化し、オフィスカジュアルで働くことを推奨する企業が増えています。
しかし、いざ「オフィスカジュアルで」といわれても「これでいよいのだろうか」と自分の判断に不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、働く30代に向けて「オフィスカジュアル」の基本を徹底解説。
押さえておきたいオフィスカジュアルのポイントやコーディネートも合わせてご紹介します。
オフィスカジュアルのポイントについてはこちらの記事でも解説しています。
併せてご覧ください。
▶【レディース】オフィスカジュアルで押さえておきたいポイントとおすすめコーデについて
1. オフィスカジュアルがベーシックになりつつある?
日本でビジネスウェアといえば、スーツや会社の規定服(制服)が一般的でした。
しかし、近年はオフィスカジュアルを取り入れる企業が徐々に増加しており、働く方のベーシックなスタイルとして受け入れられつつあります。
オフィスカジュアルとは、社内で仕事をするに相応しく、適度にカジュアルかつ適度にきちんとした服装を指しますが、はっきりとした定義はありません。
そのため判断に迷う場合もあると思いますが、「来客を迎えても失礼にあたらない服装」を1つの目安に考えるとよいでしょう。
一方、オフィスカジュアルと混同されやすい言葉に「ビジネスカジュアル」という表現があります。
ビジネスカジュアルとは、スーツスタイルほど固すぎないものの、他社への訪問時に失礼にあたらない服装を指します。
服装の自由度が微妙に異なるため注意が必要です。
2. 30代のオフィスカジュアルのポイント
では、働く30代がTPOを踏まえたオフィスカジュアルコーディネートを作り上げるために押さえておきたいポイントをご紹介します。
2-1. 清潔感のあるコーディネートを意識する
ビジネスパーソンの服装は清潔感が第一。
清潔感は相手からの好感度に大きく影響します。
清潔感のあるコーディネートを作り上げるためには、以下の3つのポイントを心がけましょう。
①清潔感のある色を選ぶ
寒色系の色、白、淡い色には清潔な印象を与える効果があるといわれています。
コーディネートに取り入れることで、ビジネスウェアにふさわしい爽やかで落ち着いた雰囲気を作り上げることができます。
②シワやシミ、襟・袖の汚れに注意する
衣服のシワやシミ、襟・袖の汚れはだらしない印象を与えかねません。
シワが目立つ素材を着用する場合にはアイロンがけをしましょう。
また、忘れがちなのがパンツのクリースです。
着用する際は、しっかりと折り目が付いた状態であるか確認をしましょう。
③シンプルな形・柄を選ぶ
衣服のデザインは形・柄ともにシンプルなものを選ぶことで、すっきりとした印象を与えることができます。
装飾の多いもの、デザイン性の高いもの、奇抜な柄は避けたほうがよいでしょう。
2-2. ベーシックカラーを取り入れる
オフィスカジュアルは、ベーシックカラーを基調としたコーディネートであることが基本です。
黒・白・グレー・ネイビー・ベージュ・ブラウンといったベーシックカラーはファッションの色合わせにおける基本の色であり、どれも控えめで落ち着いた印象を与えます。
2-3. 会社の雰囲気やルールに合わせる
前述のとおり、オフィスカジュアルには明確な定義がなく、企業によってOKとされるラインは異なります。
そのため、働く会社の雰囲気やルールに合わせた服装選びが重要なポイントとなります。
会社が求めるオフィスカジュアルを自分自身の目で見て学んでいきましょう。
またその際は、会社が服装に関するルールを設けている可能性があるため、あらかじめ確認しておくよいでしょう。
3. 30代のオフィスカジュアルの避けた方がよいこと
オフィスカジュアルの大前提は「TPOに合わせた服装」であることです。
自分の好きな服装ではなく周囲のことを考えた服装であることは、周囲と気持ちよく働くうえでの最低限のマナーです。
避けたほうがよいこととして以下の3つのポイントを覚えておきしょう。
3-1. 過度な露出がある服
ビジネスシーンにおいて過度な露出がある服装、または露出の有無に関わらずボディラインが強調されるような服装は避けましょう。
キャミソールやタンクトップ、短いパンツやスカート、胸元や背中が大きく開いたデザインの服装は上品さに欠けた印象を与え、ビジネスの場にふさわしくありません。
基本的にトップスは半袖程度の露出に留めるのが適切ですが、ノースリーブを着用する場合には、ジャケットやカーディガンを羽織りましょう。
また、スカート丈に関わらずビジネスシーンにおいて生足は避けるのがマナーです。
スカートを履く際は肌色のストッキングを着用しましょう。
3-2. 華やかすぎる色使い
原色のような華やかな色合いの割合が高いコーディネートは落ち着きに欠けた印象を与え、ビジネスシーンには相応しくありません。
コーディネートにカラーを取り入れたい場合には以下の3つのポイントを心がけましょう。
①彩度が高すぎないものを取り入れる
たとえば同じレッドでも、彩度が高いと鮮やかなレッド、彩度が低いと落ち着きのあるワインレッドに見えます。
彩度を調整するだけで、落ち着いた印象でカラーを取り入れられるようになります。
②パステルカラーを取り入れる
春夏シーズンにパステルカラーを取り入れると、落ち着いた印象はそのままに爽やかなコーディネートができ上がります。
彩度の低いカラーに重たさを感じた場合には明度を調節するのがポイントです。
③原色はベルトやそのほかの小物に取り入れる
原色はベルトのような小物でさりげなく取り入れるのがおすすめです。
その際は、コーディネート全体を落ち着きのあるベーシックカラーでまとめるのがポイント。
小物の原色が固い印象を和らげるとともに、ビジネスシーンでも違和感なくオシャレな印象を与えられます。
3-3. カジュアルすぎるアイテム
職場はあくまで仕事をするための場所です。
「仕事着」と「普段着」の線引きはしっかりとおこなうのが社会人のマナー。
職場によってはTシャツやジーンズ、スニーカーでの勤務を可能とする場合もありますが、一般的には「普段着」に見えるアイテムは避けましょう。
<カジュアルすぎるアイテムの例>
- 普段着に見える素材(デニムやスウェット)
- 大きなロゴやプリント、華やかな柄
- ダメージ加工
- オーバーサイズ
- スニーカーやブーツ、サンダル、ヒールの高すぎる靴
4. 30代向けのおすすめコーディネート
ここまでご紹介した内容を踏まえ、実際に30代におすすめしたいオフィスカジュアルのコーディネートをご紹介します。
4-1. 4ボタンダブルジャケット×テーパードパンツ
全体をベーシックカラーでまとめた落ち着きのあるコーディネート。
「ジャケットはマストだけど程よい抜け感が欲しい…」という方は、ややゆったりとしたロング丈を選ぶのがポイントです。
かっちりしすぎず柔らかい印象で着こなすことができます。
4-2. 定番のノーカラージャケット×カラーパンツ
一枚は持っておきたい定番のネイビージャケットは、胸元がV字に開いたノーカラーを選ぶとオフィスでも着回しやすいアイテムになります。
パンツはもちろんワンピースにも合わせやすく、羽織るだけできちんとした印象を与えることが可能です。
4-3. 白ブラウス×フレアスカート
程よい光沢感が上品なフレアスカートはビジネスシーンでの着用もOKです。
ただし、トップスは白ブラウスやとろみ素材のカットソーなどできれいめにまとめるのがポイントとなります。
オフにはマリンボーダーやTシャツと合わせて思い切りカジュアルに着こなすのもよいでしょう。
5. まとめ
明確な基準がないオフィスカジュアル。
迷ったときには、周囲と気持ちよく働ける服装かどうかを基準に考えてみましょう。
ここでご紹介したいろいろなポイントを踏まえながら、快適でおしゃれなオフィスコーディネートを楽しんでみてください。