【レディース】オフィスカジュアルで押さえておきたいポイントとおすすめコーデについて
2022.12.20
この記事の所要時間:約8分
女性ファッション誌でもよく特集されるオフィスカジュアル。
「まずはオフィスカジュアルの基本を押さえたいのに雑誌はハイレベルすぎて参考にならない……」と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなオフィスカジュアル初心者の方に向けて、オフィスカジュアルの基本やアイテム選びのコツ、おすすめコーデなどを洋服の青山が提案するビジネスウェアガイドに沿ってご紹介します。
1. オフィスカジュアルとは?
オフィスカジュアルとは「カジュアル要素を取り入れたビジネスファッション」のことです。
来客があっても失礼にあたらない、適度にカジュアルでありながら「きちんと感」のある服装のことを指します。
相手に安心感を与えるような装いを心がけるのが理想です。
1-1. ビジネスカジュアルとは違う?
オフィスカジュアルとビジネスカジュアルはどちらも同じような意味合いで使われます。
アイテムや色柄、デザイン、素材、着こなしなどにより、日本のビジネス習慣における「かたい」「やわらかい」をバランスよく調整し、ビジネスシーンに適したファッションにすることが大切です。
2. レディースのオフィスカジュアルで押さえておきたいポイント
では、オフィスカジュアルを取り入れるうえでまず押さえるべきはどのようなポイントなのでしょうか。
4つのポイントをご紹介します。
2-1. 「清潔感」を意識する
まず大切なのが清潔感です。同僚や来客に安心感を与えることができます。
服のしわや汚れがなく、清潔に保つことは周囲への配慮にもつながります。
もしコーディネートに迷ったら、しわが入りにくい定番のカットソーやブラウスがおすすめ。清潔感を簡単に演出できます。
2-2. カラーバランスを意識する
コーディネート全体のカラーバランスも非常に重要です。
ポップなカラーを差し色にすることもありますが、全体の調和がとれていないと職場で浮いてしまう場合もあります。
ブラック・ホワイト・グレー・ネイビー・ベージュなどベーシックなカラーを選ぶことで全体の調和がとれ、職場になじむコーディネートになります。
これらの定番色はあらゆるビジネスシーンで活躍してくれるカラーです。
2-3. カジュアル感を与える素材を選ばない
スポーツウェアなどにも使用されるナイロン素材の独特のツヤやしわは、カジュアル感を与えることが多いです。
また、綿や麻などしわが入りやすく、しわ感の強いものはフォーマル度を下げる傾向があるため、しわが入りにくい加工をされているシャツを選びましょう。
フォーマル度が高い素材として、ウールがあります。独特のハリやしなやかさが特長です。
2-4. 肌を露出しすぎない
ミニスカートのように、肌の露出が高ければフォーマル度が下がりやすくなります。
トップスにおいても、襟元が広く開いたデザインはかがんだ時にも肌が見えてしまうので、フォーマル度が上がりにくいと言えます。
「きちんと感」を重視したアイテムを選びましょう。
3. レディースのオフィスカジュアルのアイテムの選び
オフィスカジュアルコーデで最低限揃えておきたいアイテムは次の5つです。
これらを揃えておけばコーディネートの幅が広がり、毎朝悩んでしまうようなこともむ少なくなります。
アイテムごとにどのように選べばよいか、順番にチェックしていきましょう。
3-1. ジャケット
まず、オフィスカジュアルコーデの必須アイテムはジャケットです。
ジャケットを着ることで、しっかりとした印象を与えることができます。
ジャケットの種類は、テーラード・ノーカラー・Vカラー・ダブルがあります。
必ずサイズに合ったものを選びましょう。
3-2. トップス
トップスは、襟付きのシャツ・ブラウス・カットソーを揃えておくと便利です。
- 着回しやすいベーシックカラー
- 着回しやすいシンプルなデザイン
- しわになりにくい素材
を意識して選ぶと、清楚で上品なオフィスカジュアルコーデが簡単に完成します。
また、ノースリーブやタンクトップは露出度が高く、フォーマル度を上げにくいアイテムです。
着用シーンに合わせてジャケットやカーディガンをプラスして露出度を調整するのもおすすめです。
3-3. パンツ
フォーマル度を上げたい場合はセンタープレス(パンツ前面中央にある織り目)があるパンツを選びましょう。
センタープレスパンツは上品さと清潔感を兼ね備えており、さらにスタイルアップも狙える万能アイテム。
ベーシックカラーのセンタープレスパンツはぜひ1本は用意しておきましょう。
3-4. スカート
ミドル丈(ふくらはぎの中央)のスカートを選びましょう。
デザインはストレートタイプなど落ち着いたデザインのものや、シルエットがきれいでスタイルアップを狙えるものがおすすめです。
スカート選びでは、丈だけでなく色味も重要です。
ブラック・ホワイト・グレー・ネイビー・ベージュなどのベーシックカラーを選べばフォーマル度が高くなります。
逆に、明るい色や柄物を選ぶと、よりカジュアルな印象になります。
3-5. シューズ
足元は華美な色やヒールが高く歩きにくいものは避け、シンプルなものを選びましょう。
最近はフラットシューズを使用したオフィスカジュアルコーデも人気ですが、フラットシューズはカジュアルになりやすいのでデザイン選びに注意が必要です。
上品で大人っぽいものを選びましょう。
また、スニーカー勤務可能な職場も増えています。
ブラックやホワイトなどベーシックなカラーをベースとしたものを選べば服装にも馴染みやすいです。
4. スタイル別のおすすめコーデ例
ここからは、オフィスカジュアルで王道のコーディネートを5つご紹介します。
4-1. スーツスタイル
スーツスタイルは、大切な来客や会議などがある日に欠かせないコーディネートです。
パンツでもスカートでも「きちんと感」を演出し、信頼感にもつながります。
4-2. ジャケット&ボトムス
上下で異なるデザインや素材のジャケットとボトムスを組み合わせるコーディネートは、スーツスタイルよりもカジュアルダウンした印象です。
コーディネートの幅は広く、色柄、素材、着こなしなどでスーツスタイルに匹敵するフォーマルな印象から、リラックスしたリゾートカジュアルな印象まで、組み合わせ次第で大きく印象が変わります。
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4-3. ノンジャケットスタイル
お気に入りのカットソーやブラウスを1枚で着たいときにおすすめのコーディネートです。
軽やかで明るい印象を相手に与えます。
フォーマル度を上げる場合はベージュ・ホワイト含むベーシックカラーのボトムスがおすすめです。
4-4. テレワークスタイル
テレワークスタイルは着心地重視のコーディネートです。
締めつけ感のないアイテムを選びつつ、カジュアルになりすぎないように注意しましょう。
4-5. クールビズスタイル
スーツには夏らしい素材(麻、シアサッカー)、トップスには明るいカラーを使用すると爽やかになります。
半袖やノースリーブの場合、カーディガンを羽織るとフォーマル度を保つことができます。
最近は冷感タイプの素材を使用したジャケットやパンツもありおすすめです。
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5. まとめ
オフィスカジュアルは細かな服装の規定がない会社も多く、そのぶん毎日の服選びに迷ってしまうこともあるかもしれませんが、ポイントを押さえればさまざまな着こなしが楽しめます。
清潔感や周囲との調和、シワになりにくい素材のチョイス、過度に肌が見えないことなどを意識しつつ、トレンドもうまく取り入れながらさまざまなスタイリングを楽しみましょう。
コーディネートに迷ったら、ぜひビジネスウェアガイドを参考にしてください。