【レディース】ローファーの選び方とは?注意点やおすすめコーディネート
2022.11.23
この記事の所要時間:約7分
レディースのシューズは種類がたくさんあるので、どれを選べばよいのか悩んでしまう方も多いと思います。
足がスラッと長く見えるハイヒールのパンプスもよいですが、マニッシュで大人っぽいローファーも魅力的です。
この記事では、選び方やおすすめコーディネートなど、ローファーの魅力を徹底解説します。
1.ローファーとは
ローファーとは、 靴紐のない革靴を意味します。
いわゆるスリッポンの一種で、もともとは上流階級の人々が室内で履く革靴として1920年代のイギリスで誕生しました。
英語で書くと「loafer」。怠け者という意味です。
室内履きとして誕生したローファーは数年後アメリカに渡り、おしゃれなのに歩きやすく便利なシューズとして、学生やビジネスパーソンの間で定着したといわれています。
日本でも学生用のシューズとして以前から人気が高いため、制服に合わせて履いていたという方も多いのではないでしょうか。
1-1. パンプスとの違い
レディースのシューズといえば「パンプス」ですが、一般的にローファーはヒールのないシューズ、パンプスはヒールのあるシューズに使うことが多い名称です。
しかし、なかにはヒールがあるローファーも売られています。
パンプスもローファー同様に靴紐がないデザインですが、パンプスは足の甲部分を被わず、履き口が広いレディース向けのデザインであるのに対し、ローファーは足の甲部分を覆うデザインのものが多いという違いもあります。
1-2. ローファーの魅力
ローファーはカジュアルなコーディネートからビジネスでのジャケットのコーディネートまで幅広く使えることが魅力です。
マニッシュでモードな雰囲気を出せるので、コーディネート全体が締まります。
足の甲まで覆われていることからパンプスやサンダルよりもシューズのなかで足がずれないため、靴擦れしにくいのもうれしいポイントです。
また、靴ひもがなく着脱しやすいので、シューズを脱ぎ履きするシーンが多いときにも便利です。
2. ローファーを選ぶ際のポイント
では、レディースシューズとしてローファーを選ぶ際にはどのようなことをチェックすればよいのでしょうか。
そのポイントを解説します。
2-1. ジャストサイズを選ぶと安心
ローファーは、靴紐やストラップなど靴幅を調整できないため、ジャストサイズを選ぶことが大切です。
ゆとりのあるサイズを選ぶと歩いたときにカパカパしてしまい、だらしない印象を与えかねません。
また、ジャストサイズでないとシューズのなかで足が擦れやすくなるので、足の指先や踵などで靴擦れが起きてしまう可能性もあります。
2-2. 試着をする
ローファーを購入する際は試着をおすすめします。
特に初めてのローファーなら、サイズ感やフィット感を確認するためにも、可能な限り試着をしましょう。
同じサイズ表記であってもメーカーによって型やサイズ感が若干異なる場合があるため、履いた時のつま先、かかとのフィット感を確認します。
ローファーは甲の部分のチェックも重要です。
締め付け感がない程度で、なおかつ隙間がないようなものを選ぶとよいでしょう。
ジャストサイズだと違和感があるかもしれませんが、履きならすうちにフィット感は高まっていきます。
2-3. 革の素材を確認
革製のローファーを購入する際は、本革・合皮のどちらで作られているのか確認しましょう。
見たり触ったりしても違いがわからないことが多いので、表示を確認する必要があります。
本革と合皮、どちらが優れているわけではありませんが、それぞれにメリットとデメリットがあり、お手入れ方法も異なります。
本革(天然皮革)は動物の皮で作られているため、程よい伸縮性があり、フィット感が高く、通気性がよいというメリットがあります。
適切なお手入れをすれば劣化もしにくいですが、油やクリームを塗って磨くという丁寧なお手入れが欠かせません。雨や汚れでシミができやすい、キズがつきやすいなど、デメリットもあります。
合皮(合成皮革・フェイクレザー)は合成樹脂を使ってレザーのような質感に仕上げた素材です。
カバンにもよく使われています。
樹脂が使われているため、丈夫で水に強くお手入れもほとんど必要ありません。
しかし、伸縮性が悪く蒸れやすいというデメリットがあります。
3. ローファーを履く際の注意点
おしゃれで便利なローファーですが、フォーマルシーンでは着用が適さない場合もあるので注意が必要です。
ローファー着用時の注意点を解説します。
3-1. 冠婚葬祭の際はNG
ローファーは靴紐のついていない革靴であるため、男女ともにカジュアルなシューズとして扱われます。
そのため、冠婚葬祭のようなフォーマルな機会ではNGとなります。ただし子供や学生は例外としてローファーの着用が認められています。
女性の場合のフォーマルなシューズのドレスコードはパンプスです。
ヒールが苦手な方も、ローファーではなくローヒール、もしくはフラットパンプスを選びましょう。
3-2. ビジネスシーンではTPOに合わせて履く
近年はビジネスシーンでもローファーを着用してよい風潮が生まれてきています。
しかし、靴紐のある革靴やパンプスと比べると、やはりカジュアルな印象を与えてしまうため、TPOを考慮して履くとよいでしょう。
ビジネスカジュアルに合わせたり、取引先の方とは会わないときなどに着用するのがおすすめです。
4. ローファーを使ったおすすめコーディネート
最後に、ローファーを使ったおすすめコーディネートを3つご紹介します。
4-1. ローファー×セットアップ
きれい目のセットアップスーツと合わせたビジネスコーディネートです。
定番のテーラードジャケットとほっそりしたシルエットがスタイリッシュなテーパードパンツに抜け感のあるチャコールグレーのニットを合わせ、ちょっぴり甘さを加えています。
マニッシュなパンツスーツにローファーを合わせれば、クールで洗練された印象に仕上がります。
9分丈のパンツは足首が見えるため、足の甲が隠れるローファーでも華やかでスタイルよく見えるのがポイント。
動きまわらなくてはいけない日にぴったりのビジネスコーディネートです。
4-2. ローファー×ワンピース
ローファーはオフの日にも活躍します。
小花柄にゆるっとしたサイズ感のワンピースは甘口な雰囲気を醸し出していますが、ローファーと合わせることでふわふわしすぎないコーディネートに仕上げています。
またローファーはかっちりした装いにも合わせやすいため、ここにテーラードジャケットを羽織ってもかっこよく着こなせるでしょう。
金具が華やかなビットローファーは、シンプルな色使いのファッションに映えるため、コーディネートのアクセントにおすすめです。
4-3. ローファー×カラーフレアスカート
透け感が今っぽいバターイエローのフレアースカートにブラウンのローファーを合わせれば、柔らかで親しみやすい印象を与えるオフィスコーディネートの完成です。
花柄のブラウスとシフォン素材のスカートがフェミニンな印象のため、ロング丈のジャケットとローファーでクールな表情をプラスするのがおしゃれ見えのポイント。
ブラックのローファーだと辛口すぎてコーディネートがむずかしいと感じている方は、ナチュラルな雰囲気を楽しめるブラウン系のローファーを探してみるとよいでしょう。
5. まとめ
ここでは、レディース向けのローファーの魅力や選び方、コーディネートのポイントをご紹介しました。
オンオフ問わず使えて便利なローファー。
歩きやすくておしゃれ見えするローファーをぜひ一足探してみてはいかがでしょうか?