【レディース】カーディガンの選び方とは?着こなす際のポイントも解説!
2022.11.30
この記事の所要時間:約7分
肌寒い季節はもちろん、冷房対策としても活躍するカーディガン。
さっと羽織るだけで体温調節ができるうえ、フォーマルにもカジュアルにも着こなせることから、欠かせないアイテムの1つです。
今回は、レディースのカーディガンについて徹底解説。
カーディガンの選び方や着こなす際のポイントもご紹介します。
1. カーディガンとは
カーディガンとは、前開きでデザインの単純なボックス型の編物ジャケットのこと。
ボタンの開け閉めで体温調節ができるうえ、簡単に着脱できるのが特徴です。
カーディガンの代表的な素材は冬用カーディガンに多く見られるウールですが、アクリル、リネン、コットンなど、その素材はさまざま。
それらの素材の違いによって見た目や機能性も変わります。
2. カーディガンの魅力
では、カーディガンの魅力はどのようなところにあるのでしょうか。
2つのポイントをご紹介します。
2-1. ビジネス・カジュアルどちらでも着用できる
カーディガンは、ON・OFFどちらでも着用できる着回し力の高いアイテムです。
合わせるアイテムによってビジネスからカジュアルまで幅広く活用できます。
2-2. 体温調節に最適
カーディガンは体温調節をする際のアイテムとして最適です。
コーディネートを選ばずに羽織れるうえ、着脱が簡単なのもうれしいポイント。
春先や梅雨の時期、秋口など、気温によって服装のチョイスがむずかしい季節の変わり目にカバンに一枚入れておくと役立ちます。
3. レディースのカーディガンを選ぶポイント
カーディガンを選ぶ際は、以下の4つのポイントを参考にしてみましょう。
3-1. 季節に合わせた素材を選ぶ
前述のとおり、カーディガンは機能性や見た目の異なるさまざまな素材で作られています。
季節に合った素材を選ぶことで、快適かつおしゃれにカーディガンを着用することが可能です。
●春先は混綿や混麻がおすすめ
春先は冬の厳しい寒さほどではないものの、薄手の洋服だけでは肌寒いと感じる日も少なくありません。
混綿や混麻は、分厚すぎず、薄すぎず、気温の安定しない春先にぴったりの素材です。
●夏はコットンやリネンがおすすめ
夏は、屋外では紫外線対策として、屋内では冷房対策として、それぞれカーディガンが活躍します。
その際、リネンやコットンのカーディガンを選べば、通気性や吸湿性に優れているため、汗をかいても蒸れる心配がありません。
快適な着心地はもちろんのこと、見た目も涼しげな印象を与えることができます。
●秋・冬はウールやアクリルがおすすめ
肌寒さを感じる秋・冬は、保温性に優れたウールがおすすめです。
ウールは、ウール同士の重ね着だと冬場に気になる静電気が発生しづらく、吸湿性にも長けている素材。
暖房が効いた屋内で暑いと感じた場合も汗によるべたつきや蒸れに悩まされる心配がありません。
薄手のウール素材を選べばさまざまなシーンで活用できるでしょう。
ウール100%のカーディガンは、化学繊維が混ざったものやアクリル素材に比べるとやや値段が高くなります。
「予算オーバーで手が出ない……」という場合は、ウールと同じく保温性の高く、自宅でも洗濯も可能なアクリルがおすすめです。
ただし、毛玉ができやすい、静電気が起きやすいなど多少のデメリットがあることを頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
3-2. 他のアイテムとのカラーの組み合わせを意識する
カーディガンのカラー選びに迷ったときは手持ちのアイテムとの相性を意識することが大切です。
普段のコーディネートがきれい目系・コンサバ系なら、カッチリとしたコーディネートをさらに引き立ててくれるブラックやネイビーがおすすめ。
カジュアル系・フェニミン系なら、肌にも服にもクリーンに馴染む淡色トーンを選ぶとよいでしょう。
また、普段のコーディネートが単調だと感じている場合は、鮮やかなカラーのカーディガンを選び一点投入の差し色として使うのもおすすめです。
ただし、ビジネスシーンでの着用を想定している場合にはビビットカラーや原色など鮮やかなカラーは避けたほうがよいでしょう。
鮮やかなカラーを選ぶ際は、彩度が高すぎないもの、あるいはパステルカラーを意識して選ぶと、TPOを踏まえたコーディネートに仕上がります。
3-3. 着丈・袖丈の長さで選ぶ
昨今のトレンドはショート丈のカーディガンですが、カジュアルな印象が強いためビジネスシーンには適さない場合があります。
ビジネスシーンでの着用を想定する場合は、一般的な着丈の長さかつ長袖のカーディガンをおすすめします。
薄手のカーディガンであれば、羽織としてはもちろん、前ボタンをすべて閉めてインナーとしてジャケットの下に着用することも可能です。
3-4. 着用シーンで選ぶ
ひと口にカーディガンといっても、素材・デザイン・色などによって与える印象は大きく異なります。
ON・OFFどちらでも着用可能なカーディガンもありますが、なかには着用シーンが限られるデザインもあるため注意が必要です。
きれい目な印象を与えるカーディガンの例
- 編み目が細かく薄手の生地
- ボタンが小さめ
- 着丈は一般的かつ長袖
- 身体にフィットしたジャストサイズ
特にビジネスシーンでの着用を想定する場合には、上記の項目を満たしているか確認するとよいでしょう。
カジュアルな印象を与えるカーディガンの例
- ざっくりと編まれたボリュームのある生地
- ボタンが大きめ
- 着丈が短め
- ゆったりと着られるオーバーサイズ
4. レディースのカーディガンを着こなすコツ
カーディガンが便利に活用できる一方、着こなしにはいくつかのコツもあります。
そのコツを、差し色とシチュエーションの観点からご紹介します。
4-1. コーディネートに差し色を加える
ベーシックカラーを中心としたコーディネートに変化や華やかさを取り入れたい場合は、差し色を加えるのがおすすめです。
差し色を加える際は以下のポイントを押さえましょう。
●原色は小物に取り入れる
原色のカーディガンはビジネスシーンには適さないことが多いです。
原色を取り入れる際は、ベルトなどの小物にさりげなく取り入れるのがおすすめ。
固い印象を和らげるとともに、ビジネスシーンでも違和感なくお洒落な印象を与えられます。
また、カーディガンを肩かけやたすきがけでアクセサリーのように取り入れれば、主張し過ぎずワンポイントとして活用することもできます。
●「くすみカラー」や「パステルカラー」を選ぶ
カーディガンに差し色を取り入れたい場合は、くすみカラーやパステルカラーを選びましょう。
目立ちすぎず、かつ華やかな印象を与えられます。
4-2. シチュエーションごとに合わせるアイテムを変える
色・素材・デザインが同じカーディガンでも、合わせるアイテムによって印象をガラリと変えられます。
例えば、ブラックでうねりのあるリブ素材、かつ薄手のウールカーディガンを着回す場合、ビジネスシーンではブラウスとパンツを合わせることでカッチリとしたコーディネートにできます。
また、きれい目に見せたいシーンでは、ブーツを合わせて上品なコーディネートに、カジュアルに見せたいシーンでは、デニムやスニーカーを合わせてメンズライクなラフコーディネートにすることも可能です。
5. レディースのカーディガンおすすめコーディネート
最後に、カーディガンを使用したおすすめコーディネートを2つご紹介します。
5-1. カーディガン×カラーパンツ
全身をホワイト・ブルー・ブラックの3色にまとめたコーディネート。
肩かけしたグレーのカーディガンがボトムスのブルーを引き立て、爽やかな雰囲気に仕上げています。
また、鮮やかなブルーを選ぶことで差し色になり、コーディネート全体を引き締まった印象にまとめています。
5-2. カーディガン×ワンピース
涼しげなワンピースに、さらっとした素材のカーディガンを合わせたコーディネート。
落ち着いた色のカーディガンを羽織ることで、爽やかな印象はそのままに、オフィスカジュアルにもふさわしいきちんとした雰囲気をプラスしています。
6. まとめ
着こなしのバリエーションを豊かにし、体温調節に役立つカーディガン。
リラックスできる着心地であるうえに、着こなしによってはオフィスカジュアルにも適応する優れものです。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ素敵なカーディガンの着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。