ジャケットとTシャツを合わせるときのポイントとは?ビジネスコーデに役立つ着こなし
2022.12.21
この記事の所要時間:約7分
ジャケットとTシャツの組み合わせがビジネスシーンにおいて定番となりつつあります。
一方で、「ビジネスでTシャツを着てもいいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、適度にカジュアル感を演出することができるこのスタイルは、ぜひ覚えておきたいスタイルの一つです。
今回は、ジャケットとTシャツを組み合わせる際のポイントや具体的なコーディネートを解説します。
1. ジャケット×Tシャツコーデのおすすめポイント
まず、ジャケット×Tシャツがなぜおすすめなのか解説をします。
1-1. 首元がすっきりすることで抜け感がでる
Tシャツは襟がないため首元がスッキリした印象になります。
襟のあるほうがかっちりとした印象になるためフォーマル度は上がりますが、近年のビジネスカジュアルやクールビズではTシャツを着ることも許容されるようになってきました。
1-2. カジュアルな印象になる
シャツを着ているときよりもフォーマル度は下がりますが、そのぶんカジュアルかつ垢抜けて見えるため、ビジネスカジュアルの服装を迷っている方におすすめです。
ただし、会社の規定である程度カジュアルな服装が許可されているのであれば問題ありませんが、重要な会議や商談などフォーマル度が重視される場ではTシャツは避けたほうがよいでしょう。
1-3. 着回しがしやすい
Tシャツは襟型が豊富であり、「クルーネック」「Vネック」「モックネック」などさまざまな型があります。
また、シンプルなデザインであることが多いため飽きが来ず、使用を重ねることによる形の変化も大きく出ないため長く着用できます。
Tシャツにはこれらのメリットがあるため、着回しがしやすくおすすめです。
2. ジャケットを選ぶときのポイント
では、Tシャツに合わせるジャケットはどのように選べばよいのでしょうか。チェックすべきポイントを解説します。
2-1. 肩パットが薄く、着丈が短めのアイテムを選ぶ
ジャケットは肩パットが薄く、着丈が短いとカジュアルな印象になります。
カジュアルなジャケットにTシャツを合わせることで全体の統一感が出るためおすすめです。
もし、肩パットが厚く着丈が長めのジャケットとTシャツを組み合わせたい場合は、ツヤのある素材や首元に少しだけ高さがあるモックネックのTシャツを選ぶとジャケットとのバランスが取れるでしょう。
2-2. ウォッシャブル機能があるアイテムを選ぶ
普段着ているジャケットはシーズン毎に一度しかクリーニングをしないという方も多いでしょう。
しかし、Tシャツを着る場合は襟元が首に触れるので、皮脂の汚れが蓄積してしまいます。
これらの問題を解決してくれるのがウォッシャブルジャケットです。
ウォッシャブルジャケットは、自宅で洗濯できる素材を使用しているため、常にジャケットを清潔な状態に保つことができます。
着用頻度にもよりますが、週に一回・月に一回のように、定期的に洗濯をすることで皮脂汚れの固着を防ぎましょう。
2-3. ポリエステル素材でシワになりにくいアイテムを選ぶ
ジャケットの素材はポリエステルがおすすめです。
半袖のTシャツを着ると腕の部分が直接ジャケットの袖に当たるため、湿気が逃げにくく蒸れてしまうことがありますが、ポリエステルには湿気を含みにくい性質があり、湿気を外に発散してくれます。
また、シワになりにくいので毎日のお手入れが楽になるでしょう。
3. Tシャツを選ぶときのポイント
次に、ジャケットと合わせるTシャツを選ぶ際のポイントも知っておきましょう。
3-1. 首元が開きすぎないアイテムを選ぶ
ネックラインはクルーネックでもVネックでも構いません。
しかし、首元が開きすぎているTシャツはだらしなく見えるので注意しましょう。
また、襟がよれているTシャツは相手に良い印象を与えないため、Tシャツが消耗してきたら早めに交換することが大切です。
また、首元に高さがあるときれいめな印象を与えることができ、オフィスカジュアル向きであるためモックネックのTシャツもおすすめです。
3-2. 無地でシンプルなデザインを選ぶ
ビジネスシーンで着用するのであれば、キャラクターが描かれたものや色が派手なものは相手に良い印象を与えないため避けましょう。
基本的にはブラック・ホワイト・ベージュなどがおすすめです。
3-3. オーバーサイズは選ばない
街着ではオーバーサイズのTシャツも売られていますが、ジャケットの下に着用するのであれば身体に合ったサイズのTシャツを選びましょう。
オーバーサイズなものを買ってジャケットの裾からTシャツがはみ出るとだらしない印象となり、ビジネスシーンには合いません。
Tシャツを購入する際は、「スマートなデザインか」「裾が長すぎないか」、長袖のTシャツの場合は「袖からTシャツが出ないか」などを確認しましょう。
4. ジャケット×Tシャツのおすすめコーデ
では、具体的なジャケット×Tシャツのおすすめコーデを見ていきましょう。
3つのスタイルを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
4-1. グレーのジャケット×ブラックのTシャツ
ビジネスでよく使われるグレー・ホワイト・ブラックの3色を使ったオーソドックスなコーディネートです。
Tシャツとジャケットを暗いトーンでまとめているため、トーンの明るいホワイトのパンツを合わせることで全体のバランスを調整しています。
カジュアルダウンするとともに爽やかさを出しています。
4-2. ホワイトのジャケット×ブラウンのTシャツ
ホワイトのジャケットにベージュのパンツを組み合わせ、シューズはスニーカーのコーディネートです。
Tシャツとパンツを同系色でまとめ、ホワイトのジャケットを合わせることで全体のバランスを調整しています。
もう少しフォーマル度を上げたい場合は、センタークリースの入ったパンツやレザーシューズを選ぶとよいでしょう。
各アイテムのデザインや素材を少し変えるだけで、フォーマル度を調整できます。
4-3. ブラウンのジャケット×ホワイトのTシャツ
トーンの暗いブラウンのジャケットとトーンの明るいホワイトのTシャツで清潔感を出しつつ、カーキのパンツとホワイトのスニーカーでカジュアルダウンをしています。
なお、パンツをジャケットと同じ生地・カラーのセットアップスタイルにするとフォーマル度が上がります。
ただし職場によっては一定以上のフォーマル度を保つ必要があると思います。
その場合、センタークリースのないカーキのコットンパンツではなく、センタークリースのあるパンツを選ぶことでフォーマル度を底上げできるため、素材やデザインとフォーマル度の関係を意識するとよいでしょう。
5. ジャケット×Tシャツはビジネスカジュアルにおすすめ
ビジネスカジュアルを許可する職場は増えていますが、ひと口にビジネスカジュアルといってもカジュアル寄り、フォーマル寄りなどさまざまです。
毎日何を着たらよいのか悩んでしまう方も多いことでしょう。
そのようなときこそ取り入れたいのがジャケット×Tシャツのコーディネートです。
ジャケットもTシャツも色や素材が豊富なので、組み合わせ次第でフォーマル度の調整が簡単にできますし、単調になりがちなビジネスシーンでのコーディネートにバリエーションを持たせることができます。
6. まとめ
ビジネスシーンでジャケット×Tシャツを着用する場合は、カジュアルになり過ぎないようにするのがポイントです。
色や素材、シューズによってフォーマル度を調整しながら、いろいろと組み合わせて試してみましょう。
ぜひこの記事を参考にジャケット×Tシャツのコツをつかみ、あなたらしいビジネスカジュアルで存在感を演出してください。