【結婚式のマナー】招待状・ご祝儀袋の書き方とマナーを紹介
2023.05.10
この記事の所要時間:約4分
友人や知人の“人生に一度の晴れ舞台”は誰でも、笑顔で送り出してあげたいもの。
新しい人生のスタートをお祝いする気持ちは、出席の返事からすでに始まっています。
ここでは、結婚式披露宴の招待状が届いた際の、正しい返事の仕方・書き方のマナーを紹介します。
1.招待状の書き方
はがきの表面に書かれている「××××行」という宛先の「行」は二重線で消し、その横に「様」と書きましょう。
裏面の「御出席・御欠席」には、「御」を除いた「出席・欠席」のどちらか一方に○をつけてください。
その後、二つの「御」と選ばなかった文字の上に、定規で二重線を引いてください。
上記と同様に、「御住所」「御芳名」等の「御」や「芳」も二重線で消してください。
最後に、空いたスペースにお祝いのメッセージを一言書いて完成となります。
1-1.返事はいつまで出せばいいの?
披露宴の招待状が届いたら、現時点でスケジュールが不明瞭だったとしても、1週間以内に返事をしましょう。
大抵の場合、締め切り日が設けられていますが、正確な出席人数をできるだけ早く把握したい新郎新婦のためにも、早めに出欠席の返信をしましょう。
招待状の返信マナーや、メッセージの文例について知りたい方はこちらをご覧ください。
2.ご祝儀袋の書き方
いくつか種類があるご祝儀袋。結婚式用のご祝儀袋は「水引」と呼ばれるひもが固結びされ、上を向いているものを選びましょう。
※注意:蝶結びタイプは、出産などのお祝い用
表書きには「寿」「御結婚御祝」の文字と、送り主の氏名を書きましょう。
中袋には金額と住所、氏名を記入します。
ご祝儀袋には様々な価格帯がありますが、包む金額とのバランスを考えて購入してください。
金額が少ないからといって「水引」が印刷されているものは避けましょう。
ご祝儀袋の選び方のポイントや、書き方について知りたい方はこちらをご覧ください。
2-1.いくらぐらいの金額を包めばいいの?
一般的に友人や会社の同僚の場合は1人2~3万円、夫婦で出席する場合は5万円程度、親族の場合は1~2万円プラスした金額と言われています。
会社の部下などの場合は、最大10万円程度と考えておきましょう。
※注意:金額は「4」や「9」という縁起の悪い数字は避ける
新郎新婦との間柄 | ご祝儀相場 | ご祝儀平均 |
友人 | 3万円 | 3.0万円 |
上司 | 3~5万円 | 4.0万円 |
恩師 | 3~5万円 | 3.8万円 |
親族 | 5~10万円 | 6.9万円 |
3.ふくさの包み方
ご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参します。
カバンやスーツのポケットからむき出しのまま出したり、購入したセロハン袋に入れたまま出すのは、マナー違反です。
会場の受付に着いたら、最初に「おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べましょう。
その後、袱紗ごと取り出し、袱紗を開いてご祝儀袋を渡しましょう。
その際、ご祝儀袋の文字が受付の方に読めるようにして差し出しましょう。
あらかじめ、ご祝儀袋を袱紗中央よりやや左の方へ寄せておきます。
袱紗の左角をとり、ご祝儀袋の右端に合わせて中央に折り込みます。
上、下の順番に角をとり、上下のバランスを見ながらかぶせます。
右を折った後、裏へ返す。左の上下に小さく三角形ができます。
4.まとめ
招待状とご祝儀袋の正しい返事の仕方・書き方のマナーを紹介しました。
慣れないことも多く、招待状の返事だけではなく、当日の服装など戸惑ってしまうかと思います。
お祝い事は早めに準備をし、心から祝福できるように環境を整えましょう。