【男女別】入社式のスーツの選び方!お手本コーデや当日のチェックポイントも紹介
2023.10.05

この記事の所要時間:約10分
「入社式はどのようなスーツで行くべき?」
「入社式は就活スーツで参加しても大丈夫?」
入社式のスーツに関して、上記のような悩みを抱えていませんか?
入社式で着用するスーツは、メンズスタイルかレディーススタイルかによって選ぶ基準が異なります。そのため、それぞれの基準に沿ったスーツを選ぶことが大切です。
今回は、入社式で着用するスーツの選び方を、メンズスタイルとレディーススタイルに分けて詳しく解説します。お手本コーデや入社式当日に確認するポイントなども紹介しているので、入社式のスーツを選ぶ際の参考にしてください。
1. 入社式に就活スーツで参加してもよい?

入社式は就活スーツで参加しても問題ありません。特に入社後に仕事でスーツを着用する機会がない方は、就活スーツで入社式に参加することが多いようです。
しかし、就活スーツとビジネススーツは、色や柄、素材などの違いによって、わずかながらフォーマル度が異なります。そのため、よりフォーマルな装いで入社式に参加したい方は、ビジネススーツを新調するとよいでしょう。
また、入社式用に購入したスーツは、その後ビジネススーツとして活用できます。入社後にスーツを着用する機会が多い方は、入社式に合わせてビジネススーツを購入しておくと、入社後に急いでスーツを新調せずに済むでしょう。
2. 【男女別】入社式のスーツの選び方

事前に企業から「服装自由」「カジュアルスタイル可」などの案内があっても、入社式にはスーツでの参加が一般的です。
ここからは、入社式で着用するスーツの選び方を、メンズスタイルとレディーススタイルに分けて解説します。入社式で着用するスーツを選ぶ際の参考にしてください。
2-1. 男性編|入社式のスーツの選び方

入社式で着用するメンズスタイルのスーツの選び方を、以下の表にまとめました。
種類 | 選び方 |
スーツ | ● 色はブラック、グレー、ネイビーなど、落ち着いた色 合いのダークカラーを選ぶ ● 柄は無地かシャドー系ストライプの控えめな柄を選ぶ ● 光沢感の強い生地は避ける ● 体型に合ったジャストサイズのものを選ぶ |
シャツ | ● 落ち着いた色の無地、またはシンプルな色柄のものを 選ぶ ● 襟はレギュラーカラーかセミワイドカラーを選ぶ |
ネクタイ | ● 色はダークカラーのスーツと相性のよいネイビーやダ ークブラウンなどを選ぶ ● 柄は無地、ストライプ、ドットなど、華やかすぎない ものを選ぶ |
カバン | ● 色はブラックが一般的 ● A4の書類が入るサイズを選ぶ ● 華やかな柄やブランドのロゴが目立つカバンは避ける |
シューズ | ● 紐がついている革靴を選ぶ ● 色はブラックかダークブラウンを選ぶ ● つま先はストレートチップかプレーントゥを選ぶ |
小物類 | ● ベルトはシューズの色と合わせる ● 靴下はブラック、グレー、ネイビーなどのビジネス用 を選ぶ |
入社後も着回しやすいスーツの色はブラックですが、「就活スーツでブラックは持っているから他の色が欲しい」という方は、グレーやネイビーのスーツもおすすめです。
柄物に挑戦したい方は、光の当たり具合によってほんのりストライプ柄が見える、落ち着いた印象のシャドー系ストライプのスーツを選びましょう。
また、サイズに余裕がありすぎると、スーツにしわができたり締まりのない印象を与えたりする可能性があります。ジャストサイズがわからないという方は、一度専門店で自分のサイズを測ってもらうことをおすすめします。
服装の自由度が高い企業に入社する場合は、スーツに合わせるシャツに淡いブルーやピンクなどを選んでよい場合もあります。しかし、入社式というフォーマルな場面では、シンプルな無地のホワイトを選ぶのが無難でしょう。
また、入社式では複数の書類を受け取る可能性が高いため、カバンはA4の書類が入るサイズ感のもの、シューズはフォーマルな場にふさわしい紐のついた革靴を選ぶようにしましょう。
2-2. 女性編|入社式のスーツの選び方

入社式で着用するレディーススタイルのスーツの選び方を、以下の表にまとめました。
種類 | 選び方 |
スーツ | ● 色はブラック、グレー、ネイビーなどのダークカラーを選ぶ ● 柄は無地かシャドー系ストライプの控えめな柄を選ぶ ● 光沢感の強い生地は避ける ● 体型に合ったジャストサイズのものを選ぶ ● スカートスタイルかパンツスタイルかは、自分にとって快適 なほうを選ぶ |
シャツ | ● 色はホワイトかライトブルーを選ぶ レースやフリルなどの装飾が少ない、シンプル なデザインの襟付きのシャツかブラウスを選ぶ |
カバン | ● 色はブラック、または落ち着いた色合いのダークブラウン が一般的 ● A4の書類が入るサイズを選ぶ ● 華やかな柄やブランドのロゴが目立つカバンは避ける |
シューズ | ● シンプルなデザインのパンプスやフラットシューズを選ぶ ● 色はブラックが一般的 ● 自分の足に合った、疲れにくいデザインのものを選ぶ |
小物類 | ● ベルトはシューズの色と合わせる ● ストッキングを履く場合は肌の色に合わせる |
スーツの色やサイズ、シャツやカバンの選び方のポイントについては、レディーススタイルのスーツもメンズスタイルのスーツとほぼ同様です。
また、スカートスタイルとパンツスタイルのどちらにするか悩んでいる場合は、自分の体型や好みに合ったスーツを選んで問題ありません。
この他、スーツに合わせるシューズは自分の足の形に合った、歩きやすいデザインのものを選ぶようにしましょう。ヒールのあるパンプスを選ぶ場合は、足への負担が少ない低めのヒールのものを選ぶのがおすすめです。
なお、ストッキングは必須ではありませんが、スーツのスタイル問わず、自分の肌の色に合わせたストッキングを履くのが一般的です。
3. 【男女別】入社式のスーツのお手本コーデ
ここからは、入社式で着用するスーツのお手本コーデを、メンズスタイルとレディーススタイルに分けて紹介します。
取り入れやすいダークカラーを使用したコーディネートを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3-1. 男性編|入社式のスーツのお手本コーデ
ブラックスーツを使った、フォーマルな印象のコーディネートです。シンプルなシャドーストライプ柄が、スーツスタイルにさりげないアクセントを加えています。
スーツの主張が控えめな分、ネクタイは落ち着いたブルーが映える柄物を合わせました。全体を落ち着いた印象にまとめながら、随所に適度なポイントをプラスすることで、まとまりのある洗練されたスーツスタイルが完成します。
ブラックスーツとはまた違う雰囲気が魅力の、グレースーツを使ったコーディネートです。
チャコールグレーのスーツにブラウンのシューズを合わせることで、より華やかな印象を演出できます。ポイントは、シューズとネクタイの色を合わせること。
周囲と差がつく、フォーマルながらもスタイリッシュな入社式スタイルに仕上がります。
無地のネイビースーツを主役にした、入社式でもビジネスシーンでも活用しやすいコーディネートです。
統一感のあるコーディネートに仕上げるため、全身をあえてブラックとネイビーでまとめているのがポイントです。スーツの下に合わせたベストが、シンプルなコーデにアクセントをプラスしています。
控えめな小紋柄のネクタイが、フレッシャーズの胸元を大人な印象に仕上げてくれます。
3-2. 女性編|入社式のスーツのお手本コーデ
お手頃価格のフレッシャーズスーツを使用したベーシックな入社式コーデです。シンプルなブラックスーツはフォーマルで清潔感のあるスタイルに仕上がるため、入社式にもおすすめです。
スタイリッシュなシルエットで、初対面でもきちんとした印象を与えられます。ウォッシャブルアイテムを選べば、万が一汚れてしまったときも自宅でお手入れできて安心です。
入社式におすすめのグレースーツを使ったコーディネートです。汎用性の高いグレースーツは、入社式以外にもさまざまなシーンで着用できます。
ほどよくストレッチが効いた素材で、身体のラインをスッキリ見せるシルエットが特徴です。
「ブラックだと印象が重くなる」「スカートスタイルが苦手」という方におすすめの、爽やかなパンツスタイルのコーディネートです。
控えめな柄のシャドー系ストライプが、ダークカラーの重さを和らげてくれます。パンツスタイルは動きやすいうえに、ストレッチ機能があるものを選ぶと、スーツに不慣れな方でも安心して着用できるでしょう。
4. 入社式当日にチェックする5つのポイント

入社式当日は、どのようなスーツを着用するかに加えて、基本的な身だしなみのマナーを押さえておくことが大切です。
ここからは、入社式当日にチェックしておきたい、身だしなみの5つのポイントについて紹介します。
4-1. スーツにしわや汚れはないか
入社式当日までに、スーツやシャツにしわや汚れがないかを確認しておきましょう。フォーマルな場では、しわや汚れのない清潔感のあるスーツを着用することが大切です。
もしスーツやシャツにしわや汚れを見つけた場合は、アイロンをかけたりクリーニングに出したりして、事前に対処しておきましょう。
クリーニングに出す場合は入社式直前だと受け取りが間に合わない可能性があるため、しわや汚れの確認はできるだけ余裕を持っておこなうことが大切です。
4-2. スーツのしつけ糸を取り忘れていないか
購入したばかりのスーツやクリーニングに出した直後のスーツには、型崩れ防止としてしつけ糸がついていることがあります。入社式当日にスーツを着用する際は、しつけ糸を取り忘れていないかを確認しましょう。
しつけ糸は、ジャケットの背面やスカートの後ろ側にある切れ込み、腰ポケットや胸ポケット、肩などについているので、事前にチェックしておくと安心です。
ただし、外側から見えない腰ポケットのしつけ糸は、必ずしも取る必要はありません。人によっては型崩れ防止のため、あえて物を入れられないようにポケットのしつけ糸を残す方もいます。
スーツのしつけ糸は基本的には取ったほうがよいですが、腰ポケットのしつけ糸のみ、自身の好みによって対処を判断するとよいでしょう。
4-3. シューズは磨かれているか
シューズが汚れていると、せっかくのスーツスタイルの清潔感を損なってしまう可能性があります。そのため、入社式前には必ずシューズを磨いて、きれいに整えておきましょう。
また、たとえ汚れが目立たなくても、履き崩してかかと部分がすり減っているシューズは入社式での着用は避けたほうが無難です。
足元は意外と周囲の目に入るポイントなので、シューズはきれいな状態のものを用意して入社式に臨みましょう。
4-4. 髪型は整っているか
入社式ではお辞儀をする機会が多いため、サイドの髪が顔にかからないような髪型がおすすめです。髪が長い方の場合、後ろでひとつにまとめるようにしましょう。
なお、髪型をまとめようと整髪料の使いすぎには注意が必要です。整髪料でベタベタに見える髪型は、清潔感がない印象を与えてしまう可能性があります。
また、髪色はブラックカラーが安心です。企業の規定により問題がない場合は染髪をしていても問題ありませんが、入社式の場では明るすぎる髪色だと浮いてしまう可能性があります。髪色を明るく染めている方は、入社式前にブラックやブラウンなどの自然な色に染めておきましょう。
4-5. ナチュラルメイクになっているか
入社式では華やかなメイクは避けましょう。社会人のマナーとして、会社に行くときのメイクはナチュラルメイクが基本であり、入社式でも同様です。
メイクが華美にならないか心配な方は、アイシャドウやリップの色をワントーン押さえてみましょう。真っ赤なリップではなく、優しいピンクベージュのリップに変えるようなイメージです。
ナチュラルメイクで整えることで、きちんとした印象を演出できます。
5. まとめ

社会人として最初の式典である入社式は、社長や重役も出席する大切な場です。会社の一員として信頼される存在となるためにも、フォーマルに見えるスーツスタイルで、第一印象をよくする心がけは欠かせません。
入社式で着用するスーツはメンズスタイルかレディーススタイルかによって、選ぶ基準が異なります。今回紹介したスーツの選び方やお手本コーデを参考に、入社式に適切なスーツを選んでみてください。
『洋服の青山』では、各店舗にてスーツ選びの相談や採寸を承っております。スーツ選びやサイズ選びに不安がある方は、当社各店舗にて気軽にご相談ください。