【男性編】入社式のスーツを選ぶ3つのポイント!おすすめのコーデ例も紹介
2022.12.09

この記事の所要時間:約9分
入社式は、社長や役員、直属の上司となる方も参加する特別な式典です。そのため、どのようなスーツを着て行けばよいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、入社式のスーツの選び方やスーツ以外のアイテムを選ぶポイントなどを、メンズスタイルに絞って解説します。この記事を読めば、きっと新入社員らしいフレッシュなコーディネートができるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
1. 入社式のスーツは新しく買うべき?

入社式に向けて、無理をしてまで新しくスーツを購入する必要はありません。しかし、普段の業務でスーツを着用する企業に勤めるのであれば、入社を機にビジネススーツを新調することがおすすめです。
仕事が始まれば、スーツは複数着必要になるでしょう。1着のスーツを毎日着ていると、生地の消耗が早まります。そのため、入社後は3着程度用意し、日替わりで着ることで長持ちさせることが大切です。
なお、一般的に入社式はスーツで参加します。案内に「平服でお越しください」「服装自由」などと書かれていることがありますが、不安な方はスーツを着用しておけば心配いりません。
1-1. 入社式はリクルートスーツで参加しても問題ない
入社式は、リクルートスーツで参加しても問題ありません。リクルートスーツに明確な定義はなく、一般的には色や柄が落ち着いたものを指します。なかでも無地のブラックスーツをリクルートスーツとして着用している方が多いようです。
入社式で着用するビジネススーツは、リクルートスーツより色や柄などを選べる幅が広がるものの、大きな違いはありません。そのため、普段の業務でスーツを着用する機会がない方や入社式のためにスーツを新調したくない方は、リクルートスーツでの参加もおすすめです。
1-2. 入社式用スーツの購入費用は3万円~5万円が相場

※洋服の青山(青山商事)調べ
入社式用に購入するスーツは、1着3万円〜5万円程度が相場です。まずは3万円〜5万円程度で購入できるスーツで自分に合うものを探してみましょう。
スーツは、生地の質やデザインなど、さまざまな要素で費用が変動します。しかし、スーツ選びで重要なのは、サイズ感です。サイズ選びが不安な方は、専門店のスタッフに相談しながら、体型に合ったサイズを選びましょう。
なお、5万円の予算があれば、オーダースーツの購入も可能です。オーダースーツであれば、自分の体型にジャストサイズのものを作れるうえ、既製品よりも長持ちしやすい傾向があります。予算に余裕がある方は、オーダースーツも視野に入れてみてください。
1-3. 入社式用スーツは1月以降早めの購入がおすすめ

入社式で着用できるビジネススーツは、年中通して販売されています。
しかし、一般的に入社式がおこなわれる4月に近づくと、入社式用にスーツを購入する方が増え、品薄になる傾向があります。そのため、年間通していつ購入しても問題ありませんが、1月以降は早めの購入がおすすめです。
また、スーツは裾上げが必要になる場合もあります。入社式間近で購入すると、裾上げが間に合わないといったことも考えられます。
希望のサイズやデザインを探したい方や裾上げが必要になりそうな方は、早めに購入しておきましょう。
2. 入社式のスーツの選び方
入社式に適したスーツの選び方を解説します。
項目 | 選び方 |
色 | ブラック・ネイビー・グレーがおすすめ |
柄 | 無地やシャドーストライプなどの落ち着いた柄がおすすめ |
サイズ | 体型とジャストサイズのもの |
色・柄・サイズの詳しい選び方について、それぞれみていきましょう。
2-1. 色はブラック・ネイビー・グレーから選ぶ

ビジネススーツの定番色は、ブラック・ネイビー・グレーです。入社式でもこの3色を基準に選びましょう。
なかでも着回しがしやすい色は、ブラックです。ワイシャツやネクタイとの色の組み合わせで違和感を与えることもほとんどありません。
ただし、リクルートスーツでブラックを持っていて「気分を変えたい」という方は、ネイビーかグレーのスーツがおすすめです。より質のよい生地を選べば、清潔感が高まり、敬意も伝わるでしょう。
なお、グレースーツは軽やかな印象を与えることが多い反面、グレーには濃淡があり、選ぶ生地によって表情が変化します。明るすぎるグレーは、ダークカラーが持つ落ち着いた印象とは離れてしまうため、入社式では避けておくと安心です。
2-2. 柄は落ち着いたものを選ぶ

ビジネススーツの柄は、ストライプやチェックが多い傾向にありますが、入社式はあくまでも式典であるため、落ち着いた柄のスーツがシーンに馴染むでしょう。具体的な柄には、無地やシャドーストライプなどがあります。
「控えめな印象になりすぎるのは避けたい」という方は、一見無地に見えながらも、角度や光の加減によって柄が浮かび上がるシャドーストライプがおすすめです。
2-3. サイズは体型にあったものを選ぶ

スーツ選びにおいて、サイズ感は重要です。サイズが合わないと、生地がだぶついてシワができてしまいます。そのため、体型にあったジャストサイズのものを選びましょう。
自分でサイズ感を確かめる際は、以下の内容を目安に確認してみてください。
● ジャケットの肩幅は自分の肩幅と合っているか
● 袖丈は手首が隠れるくらいになっているか
● パンツの裾はかかとに少しかかるくらいになっているか
より詳しいサイズ感を知るためには、肩・着丈・胸囲・ウエスト・裾丈などを測る必要があります。しかし、すべてを自分で測るのがむずかしい場合もあります。その場合は、専門店で採寸してもらい、スタッフと相談しながらジャストサイズのスーツを選びましょう。
3. スーツ以外のアイテムの選び方
入社式用のスーツを選ぶ際、スーツに合わせるアイテム選びについて気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、ワイシャツやネクタイといった小物の選び方についてご紹介します。
項目 | 選び方 |
ワイシャツ | ● ホワイトで無地といった色柄が落ち着いたもの |
ネクタイ | ● 色はダークカラーのスーツと相性のよいカラーがおすすめ ● 柄は無地かストライプがおすすめ |
シューズ | ● 紐がついた革靴 ● 色はブラックかブラウンがおすすめ ● つま先はストレートチップがおすすめ |
ベルト | ● シューズの色に合わせる |
カバン | ● 色はブラックかブラウンがおすすめ ● A4サイズの書類やファイルが無理なく入るもの |
それぞれの選び方を詳しくみていきましょう。
3-1. ワイシャツはホワイトで無地を選ぶ

入社式では、色柄が落ち着いているホワイトで無地のワイシャツがおすすめです。清潔感やフレッシュ感のあるホワイトは印象がよく、フォーマルな装いに適しています。
色柄が落ち着いている点では、ライトブルーやライトグレーのワイシャツを着用しても問題ありません。しかし、入社式は式典というフォーマルな場であるため、ホワイトで無地のシャツを選んでおくと安心です。
襟は、レギュラーカラーかセミワイドカラーがおすすめです。ボタンダウンは、カジュアルな印象が強くなってしまうため、TPOに合わない可能性があります。
3-2. ネクタイは無地かストライプ柄を選ぶ

入社式で着用するネクタイは、主張が激しくない色や柄のアイテムを選びましょう。
ネイビーやブルーのネクタイは、ブラック・ネイビー・グレーなどのダークカラーのスーツと相性がよくおすすめです。
柄は無地かストライプ柄を選んでおくと安心です。ストライプ柄のネクタイは、レジメンタルタイとも呼ばれます。ネクタイでは定番の柄であるため、目立ちすぎることがありません。
ただし、ブラック系のスーツを着用する場合、ネクタイの色や柄が落ち着いていると、喪服のように見えてしまう可能性があります。そのため、ブラック系のスーツにはストライプ柄のネクタイがおすすめです。
また、ワイシャツと同じく、ネクタイも光沢があると高級感が出ます。生地はシルクが無難です。以前までシルクネクタイは高級品というイメージがありましたが、最近は購入しやすい価格帯のシルクネクタイも多く販売されています。
3-3. シューズはブラックかブラウンの紐がついたものを選ぶ

シューズは、ブラックかブラウンの紐がついたビジネスシューズがおすすめです。ブラックのシューズは、スーツの色を問わず履けるため、1足持っておくと便利です。
なお、紐がついていないローファーは楽に着脱できますが、フォルムに丸みがあり、カジュアルな印象が強くなってしまいます。そのため、入社式というフォーマルな場では、紐のついた革靴を選んでおくと安心です。
また、シューズが汚れていると清潔感がないように見えてしまう可能性があります。シューズが汚れている場合は、入社式当日までにお手入れしておきましょう。
3-4. ベルトはシューズの色に合わせる

ベルトは、シューズの色と合わせましょう。シューズがブラックならベルトもブラック、シューズがブラウンならベルトもブラウンといったイメージです。
ベルトはジャケットを脱いだときに目立つため、シューズの色と揃っていると、バランスのとれた雰囲気や洗練された印象を与えられるでしょう。
3-5. カバンはブラックかブラウンを選ぶ

入社式では、ダークカラーのスーツと相性のよいブラックかブラウンのカバンがおすすめです。ただし、ブラウンのカバンは長く使用すると、汚れが目立ってくる場合があります。そのため、ブラウンのカバンを選ぶ際は、汚れの目立ちにくい暗めのブラウンにしましょう。
入社式では書類を配布される機会が多いため、A4の書類が入るサイズを準備しておくと安心です。
また、ビジネス用のカバンは、素材が革かナイロンのものがおすすめです。革は高級感があり、使っていくうちに味が出てくるため、愛着を持って使えます。ナイロンは撥水機能が備わり丈夫にできているため、持ち運びが多い方におすすめです。
4. 入社式におすすめのスーツコーディネート
入社式での具体的なコーディネート例を解説します。
4-1. ブラックスーツ|フォーマルな印象が強い

ブラックスーツは、フォーマルな印象が強く、入社式といった式典に適した雰囲気があります。
ストライプ柄のネクタイを合わせれば、落ち着いた雰囲気を出しながらも、控えめになり過ぎることはありません。
4-2. ネイビースーツ|エレガントな印象を与える

ネイビースーツとホワイトのワイシャツの組み合わせは、流行に左右されないおしゃれな着こなしで、入社後も同じように着用できます。
また、スーツとネクタイを同系色でまとめるワントーンコーディネートは、ネイビースーツが映えるスタイルです。全体的に統一感が出て、エレガントな印象を与えられます。
4-3. グレースーツ|知的で落ち着いた印象を与える

グレースーツは、落ち着いた印象が特徴です。ブラウンのシューズと相性がよく、バランスのとれたコーディネートになります。ただし、ブラウンのシューズを選ぶ場合は、華やかになりすぎないよう暗めのブラウンを選んでおくと安心です。
また、グレースーツはものによっては色味が明るく感じられることがあります。色味が明るく感じられるグレースーツを着用する場合は、濃い色のネクタイと合わせることで、バランスがとれておすすめです。
5. まとめ
入社式では、ダークカラーで控えめな柄といった落ち着いた印象のスーツがおすすめです。きちんと感を演出するためにも、ジャストサイズのものを選びましょう。
入社式間近になると、入社式で着用するようなビジネススーツが品薄になる傾向があります。希望のデザインやサイズがある方は、早めに準備しておくと安心です。
また、入社式はリクルートスーツで参加しても問題ありません。しかし、入社式で着用するスーツは、入社後も活用できます。入社式を機に新しい1着を準備してみてはいかがでしょうか。