入社式のスーツで押さえておきたいポイントとは?スーツ以外のアイテムの選び方も解説
2022.12.09
この記事の所要時間:約7分
入社式は、社長や役員、直属の上司となる人も参加する特別な式典です。
そのため、どのようなスーツを着て行けば良いのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は、入社式のスーツの選び方やスーツ以外のアイテムのポイントを解説します。
この記事を読めば、きっと新入社員らしいフレッシュなコーディネートができるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
1. 入社式用にスーツを買うべき?
入社式には基本的にスーツで参加します。案内には「平服でお越しください」「服装自由」などと書かれていることがありますが、心配であればスーツを着用しておけば問題ありません。
入社式のスーツは、リクルートスーツ、ビジネススーツのどちらでも構いません。
しかし、普段の業務でスーツを着用する企業に勤めるのであれば、入社を機にビジネススーツを新調したほうが良いでしょう。一着のスーツを毎日着ていると生地の消耗が早まります。
3着程度用意し、日替わりで着ることで長持ちさせましょう。
無理をして入社式用のスーツを買う必要はありませんが、仕事が始まればスーツは複数着必要になるので、早めに揃えましょう。
2. スーツの購入費用の相場はどれくらい?
入社式用に購入するスーツは一着3万円~5万円程度が相場です。
まずは3万円~5万円の平均的なスーツで慣れるのがおすすめです。
5万円の予算があればオーダースーツの購入も可能でしょう。
スーツは生地の質も大切ですが、最も気にすべきはサイズ感です。
既製品を購入するにしても、スタッフによく相談してサイズを確認しましょう。
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3. 入社式のスーツの選び方
続いて、入社式にふさわしいスーツの選び方を解説します。
3-1. 色はブラック、ネイビー、グレー
ビジネススーツの定番色はブラック・ネイビー・グレーです。入社式でもこの3色を基準に選びましょう。
最も着回しがしやすいのはブラックでしょう。
ワイシャツやネクタイとの色の組み合わせで違和感を与えることもほとんどありません。
ただし「リクルートスーツも黒を持っている」という方の場合は、気分を変えるためにも他の色を選ぶことをおすすめします。
グレースーツは軽やかな印象を与えることが多いですが、グレーには濃淡があり、選ぶ生地によって表情が変化します。
より質のいい生地を選べば相手へ与える印象も変わり、敬意も伝わるでしょう。
3-2. 柄は無地もしくはシャドー系
ビジネススーツの柄はストライプとチェックが定番ですが、入社式はあくまで式典ですので無地のスーツがふさわしいでしょう。
しかし、控えめな印象になりすぎるのを避けたいという方は、一見無地に見えながらも角度や光の加減により柄が浮かび上がるシャドー系の柄がおすすめです。
3-3. 体型にあったサイズを選ぶ
前述の通り、スーツはサイズ感が命です。
サイズが合わないと生地がだぶついてシワができてしまいます。
スーツを選ぶ際は、肩・着丈・胸囲・ウエスト・裾丈などを測る必要があります。すべて自分で測るのは難しいので専門店で測ってもらい、ジャストサイズのスーツを選びましょう。
4. スーツ以外のアイテムの選び方
スーツをかっこよく着こなすためには、スーツ以外のアイテムをしっかり選ぶことも重要です。
アイテムごとにそのポイントを解説します。
4-1. ワイシャツ
ワイシャツもスーツと同じく無地がベターです。
入社式では最もフォーマルな白を選ぶと良いでしょう。
素材は、綿のように光沢がある生地だと高級感が出ますし、天然素材で吸湿性に優れているため蒸れずに快適に着用できます。
ポリエステルはシワになりにくいなどの機能性がありますが、綿と比べると少し着心地が劣ると言われています。
高級感や着心地を求めるのであれば綿100%、機能性も欲しい場合は綿とポリエステルの混紡素材を選びましょう。
ワイシャツは清潔感も大切ですので、襟や袖に汚れや黄ばみがないように注意しましょう。
4-2. ネクタイ
入社式のネクタイは主張が激しくない色や柄のアイテムを選びましょう。
ネイビーや青色のネクタイはブラック・ネイビー・グレーの定番スーツと相性が良いのでおすすめです。
柄は無地かストライプ柄が良いでしょう。
ストライプ柄のネクタイは「レジメンタルタイ」とも呼ばれます。
定番の柄なので目立ちすぎることはありません。
ワイシャツと同じくネクタイも光沢があると高級感が出ます。生地はシルクが定番です。
ひと昔前はシルクのネクタイは高級品でしたが、最近は購入しやすい価格帯のシルクネクタイも多く販売されています。
4-3. ベルトや靴
靴は紐が付いたビジネスシューズがおすすめです。紐が付いていないローファーは楽に着脱できますが、フォルムに丸みがありカジュアルな印象になります。
靴の色は黒かブラウンが基本です。黒はスーツの色を問わず履けるので一足は持っておくと便利です。
ベルトは靴の色と合わせます。
靴が黒ならベルトも黒、靴がブラウンならベルトもブラウンにします。
4-4. アウター
多くの企業で入社式が開催される4月は、春先とはいえスーツのみだと肌寒く感じる日もあります。
春物のアウターはチェスターコートやトレンチコートが定番ですが、着用期間が短い春用コートよりもライナー(取り外し可能な裏地)付きで秋・冬・春と長く着用できるコートが良いでしょう。
4-5. カバン
入社式では黒のカバンがおすすめです。
茶色のカバンでも問題ありませんが、長く使用することも考慮して汚れの目立ちにくい暗めの茶色にしましょう。
ビジネス用のカバンの素材は革かナイロンが主流です。
革は高級感があり、使っていくうちに味が出てくるので、愛着を持って使えます。
ナイロンは撥水機能などが備わり丈夫にできているので、外回りなどで持ち運びが多い方におすすめです。
5. 入社式におすすめのスーツコーディネート
最後に、入社式での具体的なコーディネート例を解説します。
5-1. ブラックスーツ
ブラックは最もフォーマルなスーツで、入社式などの式典にふさわしい雰囲気を持っています。
ただし、入社式のワイシャツは白の無地が基本なので、ブラックスーツを合わせると就活スタイルに見えてしまいます。
華やかさやビジネスに相応しいスタイルへアップグレードするためにも、ネクタイはチェックやストライプなどの柄モノがおすすめです。
落ち着いた雰囲気を出しながらも控えめになり過ぎることはありません。
5-2. ネイビースーツ
ネイビースーツと白のワイシャツの組み合わせはビジネスでは定番であり、入社後も同じように着用できます。
また、ネクタイとスーツを同系色でまとめる「ワントーンコーディネート」はネイビースーツが映えるスタイル。
統一感が出てエレガントな印象を与えられます。
5-3. グレースーツ
グレースーツは色味が薄いため、濃い色のネクタイを選びましょう。
グレースーツの落ち着いた印象が活かされ、全体的に色のバランスが取れます。
グレースーツには、黒またはブラウンの靴が合います。
軽やかな印象になるようにブラウンの靴を合わせる方も多いですが、入社式では目立ちすぎないように暗めのカラーを選ぶようにしましょう。
6. まとめ
ここまで、入社式において着用すべきスーツと押さえておくべきポイント、コーディネート方法などについてご紹介しました。
社会人生活の第一歩となる入社式。
会社に貢献する意志や前向きな姿勢をアピールするためにも身だしなみにはしっかり気を配り、先輩社員に期待されるようなスタートを切りましょう。