【男性・女性】ドレスコードとは?意味・種類やコーデを紹介

2024.06.03

お祝い事

【男性・女性】ドレスコードとは?意味・種類やコーデを紹介

この記事の所要時間:約8分

ホテルやレストラン、結婚式などで用いられるドレスコード。

しかし、日常生活ではあまり馴染みがなく、いざお呼ばれした際に「何を着ればよいのかわからない」と悩まれたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなドレスコードの種類やシーンごとに適切なコーディネートを、男性・女性別でそれぞれ解説します。

NGコーディネートも合わせてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

1.ドレスコードとは?

ドレスコード

普段の生活ではあまり気にすることのない特別な装いのため、ドレスコードを詳しく知る方は多くはありません。

そこで、まずはドレスコードがもつ意味や必要とされる理由を解説します。

ドレスコードの意味や必要性を知ると、TPOに配慮した衣装選びが自然にできるようになります。

ぜひ押さえておきましょう。

1-1.ドレスコードの意味

悩むビジネスマン

ドレスコードは、日本語で「服装規定」を意味します。

ドレスと聞くと華やかな装いをイメージしがちですが、それぞれのシーンにふさわしい、周囲の方への配慮のある、規律や雰囲気を保つ服装が、適切なドレスコードです。

学校や会社で制服着用が指定されていることもドレスコードに当てはまります。

1-2.ドレスコードはなぜ必要?

ドレスコードは、その場の雰囲気を壊さず、主催者や他のゲストに不快な思いをさせないために設定されています。

もしドレスコードがなければ、その場の雰囲気が乱れ、せっかくの高級感やロケーションを台無しにしてしまう可能性があります。

さらに、結婚式の主賓や主役への配慮がない目立った服装は品がなくモラルに反すると認識されてしまうため、ドレスコードを正しく理解し、守る必要があります。

では、主催者や他のゲストへのマナーとしてシーンや場面に配慮した服装とは、いったいどのような装いなのでしょうか。

2.ドレスコードの種類・着用シーン種類

ここからは、実際にドレスコードを指定された際に対応できるよう、ドレスコードの種類や着用がふさわしいとされるシーンをご紹介します。

ドレスコードは、大きく分けるとフォーマルとカジュアルに分類できます。

それぞれの意味やふさわしい着用シーンを見ていきましょう。

2-1.フォーマルスタイル

フォーマルスタイルには以下の3つがあります。

  • フォーマル
  • セミフォーマル
  • インフォーマル

フォーマルスタイルは、着用すべき方や衣装がはっきりとしているため、押さえやすい内容です。

フォーマル

フォーマルは格式が高いドレスコードで、昼と夜でも服装が異なります。

結婚式では、新郎新婦やその両親、媒酌人、式典や祭典では主催者など、その場の主役とされる方が着用する衣装を指します。

【服装例】

昼におこなわれる結婚式や式典、祭典の場合

  • 男性:モーニング
  • 女性:アフタヌーンドレス

18時以降の夜におこなわれる結婚式や式典、祭典の場合

  • 男性:燕尾服
  • 女性:イブニングドレス

セミフォーマル

セミフォーマルはゲストのなかでも格式の高い装いを指し、主に結婚式や式典、祭典の主賓となる方が着用します。

フォーマル同様、昼と夜で着用する衣装が異なります。

【服装例】

昼におこなわれる結婚式や式典、祭典に参列する場合

  • 男性:ディレクターズスーツ
  • 女性:セミアフタヌーンドレス

18時以降の結婚式や式典、祭典に参列される場合

  • 男性:タキシード
  • 女性:カクテルドレス

インフォーマル

主賓以外のゲストが着用する衣装で、招待状でよく記載されている「平服」は、このインフォーマルを意味します。

一般的に馴染みのあるフォーマルな装いといえば、このインフォーマルを指します。

フォーマルやセミフォーマルとは異なり昼夜を通して着用できるため、衣装替えの必要がなく、挙式や披露宴、二次会と続けてそのまま参加できます。

【服装例】

  • 男性:ブラックスーツ、ダークスーツ
  • 女性:正装用のワンピース、スーツ

2-2.カジュアルスタイル

フォーマルのように硬い印象のある衣装ではない、馴染みのあるダークスーツやワンピースは、カジュアルスタイルに分類されます。

結婚式、式典、祭典以外の場にふさわしいとされています。

カジュアルスタイルには、以下の4つがあります。

  • スマートエレガンス
  • カジュアルエレガンス
  • ビジネスアタイア
  • スマートカジュアル

スマートエレガンス

礼服を着用する必要はないもののドレスアップして訪問する必要がある場合に選択するドレスコードです。

高級レストラン、ホテルでのパーティーや二次会に参加する際に適しています。

【服装例】

  • 男性:ダークスーツ
  • 女性:正装用のドレス、スーツ

カジュアルエレガンス

食事会やパーティーでも比較的カジュアルな場にふさわしい服装を指します。

友人同士の披露宴や二次会など、気負わず楽しむことを目的とする際にふさわしい装いです。

注意点は、カジュアルといえどジーンズやスニーカーはNGで、あくまでも正装を意識したスタイルが求められることです。

【服装例】

  • 男性:ダークスーツ
  • 女性:ワンピース、スーツ
ダークスーツ
セットアップ

ビジネスアタイア

入社式のようなビジネスシーンでの式典に着用する衣装を指します。

ほかの装いと異なりビジネス色の強い場での服装のため、目上の方やマナーに配慮しつつ華やかさを演出します。

【服装例】

  • 男性:ダークスーツ
  • 女性:フォーマルスーツ
ダークスーツ

スマートカジュアル

ホテルやレストランでの食事にふさわしい装いを指します。

堅苦しさは感じさせず、きちんとした印象に見える服装を意識します。

【服装例】

  • 男性:ジャケットとパンツ
  • 女性:ワンピースとジャケット、ブラウスとスカートやパンツ

こちらの記事では、カジュアルフォーマルについて詳しく解説しています。

関連記事:【メンズ・レディース】カジュアルフォーマルとは?年代別にコーデを紹介

3.着用シーン別ドレスコード

ここからは、着用シーン別のドレスコードについて解説します。

大切な場面で失敗しないよう、ドレスコードの基本をおさらいしておきましょう。

3-1.結婚式

結婚式

結婚式でのドレスコードは、正礼装・準礼装・略礼装といわれる礼服での参列が適切です。

【服装例】

参列する式や立場、格式の高さによって着用する服装が異なります。

新郎や両家の父親、主催者モーニング(昼)や燕尾服(夜)
主賓で招かれたゲストディレクタースーツ(昼)やタキシード(夜)
友人や一般のゲストダークスーツやブラックスーツ
男性の場合

新婦や両家の母親、主催者アフタヌーンドレス(昼)やイブニングドレス(夜)
主賓で招かれたゲストセミアフタヌーンドレス(昼)やカクテルドレス(夜)
友人や一般のゲスト華やかでドレッシーなワンピースやスーツ
女性の場合

以下の記事では、結婚式での服装マナーを詳しく解説しています。

結婚式に参列される方はぜひ参考にしてください。

3-2.レストラン・二次会

レストラン・二次会

レストランでの食事やホテルでの二次会では、会場の雰囲気に合わせてドレスコードを選択します。

例えば、同じ二次会でも高級ホテルやレストランで開かれる場合は、インフォーマルが適切です。

しかし、カジュアルなレストランやパーティー会場であればスマートエレガンスが適しています。

このように、同じ目的であっても、場所の雰囲気により適切なドレスコードが変わってきます。

女性の方は特に、インフォーマルとスマートエレガンスの違いがむずかしいと感じる方も多いようです。

そのような場合には、シーンにふさわしいスタイルやアイテムをご紹介している以下の記事をぜひご覧ください。

3-3.ビジネス

ビジネス

ビジネスシーンでは、立場やシーンごとに適切とされる服装があります。

同じビジネススーツでも、その日に対応する相手や業務内容に配慮し、コーディネートを変えるようにしましょう。

以下のページでは、ビジネスウェアの種類やおすすめのスタイリングを詳しく解説しています。

いつも同じコーディネートになってしまっている方は、ぜひ一度ご覧ください。

3-4.NGなドレスコード

ドレスコードは格式が高ければよいのではなく、TPOに適した衣装を身につけることが重要なポイントです。

なかでも以下のアイテムはNGとされています。

  • 柄物のシャツ
  • ジーンズやカーゴパンツ
  • スニーカーやサンダル
  • 短パン
  • 露出の多いドレス

どのようなドレスコードにも当てはまるNGコーデのため、しっかり覚えておきましょう。

4.まとめ

ドレスコードを守ることには、その場の雰囲気作りに貢献し、祝福の気持ちを表す意味も込められています。

ぜひこの記事を参考にドレスコードをマスターし、時間や場所、立場に配慮した適切な衣装が着用できるようになりましょう。

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