卒業式につけるコサージュの選び方は?種類や選び方のポイントを解説

2022.12.02

お祝い事

卒業式につけるコサージュの選び方は?種類や選び方のポイントを解説

この記事の所要時間:約6分

お子さんの門出を祝う大切な式典である卒業式。

スーツの胸元にコサージュをつけると顔周りが一気に華やかになり、フォーマルながら明るい雰囲気を演出できます。

しかし、コサージュにはさまざまな素材や色があり、どれにすべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

実は、コサージュには、卒業式には不向きな素材や色も存在します。

この記事では、卒業式にコサージュを付ける理由、コサージュの種類、卒業式にふさわしいコサージュの選び方をご紹介します。

さらに、コサージュがぐらついてしまうときのつけ方もあわせてご紹介します。

1. なぜ卒業式でコサージュをつける?

コサージュは入学式や卒業式などお祝いの場で喜びの気持ちを伝えるアイテムです。

かつてのフランスでは、お祝い事の場で貴婦人が付けるものとされていました。

なぜ卒業式でコサージュをつける?

コサージュは卒業式で絶対につけなければならないわけではありません。

しかし、襟元や胸、肩などに付けるだけで、シンプルなスーツも適度な華やかさを出しつつフォーマルになります。

これから卒業するお子さんへ門出のお祝いの気持ちを込めて、ぜひコサージュを用意しましょう。

2. コサージュの種類

コサージュには、生花、プリザーブド・ドライフラワー、アートフラワーのものなど、種類が豊富にあります。

ここでは各コサージュの種類について解説します。

2-1. 生花のコサージュ

生花のコサージュ

生花(フレッシュフラワー)のコサージュは本物のお花を使用したコサージュです。

本物のお花をブーケのように合わせて仕上げたものなので特別感があります。

ただし、本物のお花を使用するので傷んだり傷ついたりしやすいのが注意点です。

2-2. プリザーブド・ドライフラワーのコサージュ

プリザーブド・ドライフラワーのコサージュ

プリザーブド・ドライフラワーのコサージュは、水分を抜き枯れにくく特殊加工したお花を使ったコサージュです。

プリザーブドフラワーは花びらに柔らかい質感が残るので、生花のような美しさと高級感があります。

保管状況にもよりますが、そのままでも数年もつとされ、しっかり保管すれば何度も使うことができます。

一方、加工できるお花の種類は限られており、バラやガーベラ、カーネーションなどが一般的。

最近ではお花の種類も増えていますが、ご自身の好きなお花がコサージュ用に加工できるお花とは限らない点には注意が必要です。

また、生花のコサージュよりも値段が少し高くなります。

生花のコサージュやプリザーブドフラワーコサージュなら、フォーマルウェアとの相性が悪くなることはあまりありません。

2-3. アートフラワーのコサージュ

アートフラワーのコサージュ

アートフラワー、いわゆる造花を使用したコサージュは、コサージュのなかで最も多く使われています。

布やフェルト・毛糸をお花の形にしたものや、本物のお花と見間違えるようなアーティフィシャルフラワーまでさまざまあります。

生花やプリザーブドフラワーのコサージュより丈夫で、枯れることもないため、半永久的に使えます。

種類が多いこともアートフラワーのコサージュのメリットですが、フェルトやデニム、毛糸などの素材はカジュアルな印象を与えるため、卒業式のコサージュとしてはふさわしくありません。

また、リボンやレースなどの素材が使われているコサージュの場合、素材によってはチープに見えてしまう場合があります。

通販のような実物を見られない場合は、画像をしっかり確認して購入することをおすすめします。

3. 卒業式のコサージュを選ぶポイント

では、卒業式のコサージュを選ぶ際の具体的なポイントを3つご紹介します。

3-1. 上品で明るい色を選ぶ

上品で明るい色を選ぶ

卒業式につけるコサージュは上品で明るい色のものを選びましょう。

卒業式に着用するスーツはダークカラーのものがよいとされています。

そのため、ブラックやグレーなどの暗い色のコサージュは、喪を連想させる可能性があるので避けましょう。

薄いピンクやオフホワイトなど、目立ちすぎない程度に明るい色を選べば、ダーク系のスーツも華やかになりおすすめです。

ビビッドなレッドや濃いピンク、原色に近いオレンジなど、目立ちすぎる色は避けたほうが無難でしょう。

3-2. 高級感のある素材を選ぶ

高級感のある素材を選ぶ

コサージュには高級感のある素材のものを選びましょう。

シルクやオーガンジー素材がおすすめですが、生花やプリザーブドフラワーも上品で、洋服の素材も選ばず、卒業式のようなフォーマルな場にも向いています。

一方、綿や麻、フェルト・毛糸、デニム地のコサージュはカジュアルな印象が強く、卒業式につけるコサージュとしては不向きです。

また、素材にラメが入ったものも避けたほうが無難です。

3-3. 大きすぎるコサージュは避ける

大きすぎるコサージュは避ける

そもそも、卒業式の主役はあくまで卒業生です。

保護者が目立ちすぎないよう、小ぶりで品が良く、目立ちすぎないものを選びましょう。

コサージュは小ぶりであっても品良く胸元を飾ってくれます。

大きさはもちろん、色やデザインの主張が強いコサージュや、ラメなどの輝きが強すぎるコサージュは、卒業式の場では品格に欠けて見えてしまいます。

スーツや式典との調和を大切に選びましょう。

4. 卒業式のコサージュの正しいつけ方

コサージュはただつければよいというものではありません。

正しいつけ方を以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1. コサージュをつける位置

コサージュをつける位置

コサージュをつける位置に決まりはありませんが、左胸の上部、鎖骨辺りにつけると顔の近くで明るく華やかな印象になります。

また、コサージュをつけると周りの方の目線はコサージュのほうに向くため、スタイルアップしたい場合は少し高めの位置に、身長を少し低く見せたい場合は鎖骨よりも少し下に下げてつけてもよいでしょう。

4-2. コサージュの茎の向き

コサージュの茎の向き

茎のあるデザインのコサージュの場合、茎は下向きが基本です。

茎を下向きにつけると親しみやすい印象や安定感が演出できます。

昨今販売されているコサージュの多くは茎を下向きにすることを想定して作られていますが、つける際には毎回意識するようにしましょう。

ただし、基本的には下向きというだけなので、上下どちらの向きでつけても問題ありません。

4-3. ぐらつかないように固定

ぐらつかないように固定

コサージュがぐらついてしまうと、大事な式典のときに気になってしまたり、傾いてしまったりします。

よりきれいに見せるためには、コサージュをしっかりと固定しておきましょう。

クチバシクリップの場合、洋服によってはずれてしまいますが、ピンで挟む布の量を多めにしたり、フェルトといったあて布をはさんだりすることでピンの遊びが少なくなり、ぐらつかずに固定できます。

5. まとめ

まとめ

お子さんの卒業式の際には、準備したスーツの胸元にぜひコサージュをプラスしましょう。

適度な華やかさを加えることで、フォーマルながら明るい雰囲気を演出できます。

また、コサージュをつけることには、華やかさをプラスするだけでなく、お祝いの場で喜びの気持ちを伝える意味もあります。

卒業式にはぜひコサージュをつけてお子さまの門出をお祝いしましょう。

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