靴ひもの通し方・結び方をわかりやすく図解で解説
2022.12.20
この記事の所要時間:約4分
知っているようで意外と知らない靴紐の通し方。
新しく革靴を購入したときや、靴磨きで外した時など、いざという時に「あれ?どうすればよかったかな?」なんてことありますよね。
ここでは、ビジネスシーンに使う革靴の靴紐の通し方について基本の2種類を図解で詳しく解説していきます!
1. 靴ひもを通すときの注意点
靴紐には、靴を足にフィットさせ歩行中に足が浮かないようにする役割を持っています。
間違った通し方や締め具合が悪い場合には、足の動きが制限されたり、ケガを招くことにもなり兼ねません。
日頃から以下のポイントに気を付けて、正しい通し方・結び方を心掛けましょう。
- 左右均等に締められているか
- 緩みにくくないか
- 靴紐の長さが余り過ぎていないか
2. 靴ひもの通し方・結び方
ビジネスシーンに使う革靴の靴紐の通し方は、「シングル」と「パラレル」の2種類が基本になります。
パッと見ると差がないように見えますが、通し方によって見た目や履き心地などに差が出るので、自分の足に合った通し方を選びましょう。
2-1. シングル編
靴紐の通し方の中で定番の「シングル」。
表側にでている紐が並行にならび、すっきりとした見た目が特長です。
手順が簡単で紐を通しやすいメリットがある反面、緩みやすい一面も……。
脱ぎ履きの時はしっかりと締めるようにしてください。
手順①
紐の左端を右最前列の穴に上から通し、左5番目の穴の下から出す。
手順②
紐の右端を左最前列の穴の上から通し、右2番目の穴の下から出す。
手順③
紐の右端を左2番目の穴の上から通し、右3番目の穴の下から出す。
手順④
紐右端を左3番目の穴の上から通した後、右4番目の穴の下から出す。
手順⑤
紐の右端を左4番目の穴の上から右5番目の穴の下を通し、両紐を結ぶ。
手順⑥
形を整えて完成!
2-2. パラレル編
よく歩き回る営業マンにおすすめの「パラレル」。
シングルに比べ、緩みにくく締めやすいのが特長です。
紐を左右で均等に使っているため締め込みのバランスが良く、ホールド感が生まれることから長距離を歩いても疲れにくくなっています。
手順①
紐の左端を右最前列の穴の上から通し、左2番目の穴の下から出す。
手順②
紐の右端を左最前列の穴の上から通し、さらに右3番目の下から通す。
手順③
左の紐を右2番目の穴の上から通した後、さらに左4番目の下から出す。
手順④
右の紐を左3番目の穴の上から通し、右5番目の穴の下から出す。
手順⑤
左の紐を右4番目の穴の上から通し、左5番目の穴の下から出して結ぶ。
手順⑥
形を整えて完成!
3. 靴ひもを交換するタイミング
靴紐は結んだり緩めたりしていると、摩擦でどんどん消耗していきます。
毛羽っている紐や傷んでいる紐をそのまま使用すると、締め具合にも影響が出てくるため、3~4か月に一度靴紐を交換するのをおすすめします。
紐靴は100円~1,000円以内程度で購入できます。購入する際は、デザインによって紐の長さが異なるので注意しましょう。
紐の長さは、靴の穴の数(ハト目)によって決まります。
【参考】靴紐の長さの目安
- 1~3穴 … 55cm前後
- 3~4穴 … 65cm前後
- 4~5穴 … 75cm前後
- 5~6穴 … 85cm前後
※ハト目の数は、内と外の一対(2個)で1穴とカウントします。
革靴のお手入れ方法については、以下の記事で紹介しています。併せてお読みください。
4. まとめ
いかがでしたか?
靴紐の通し方をマスターして、しっかりと靴を足にフィットさせて履くと、履き心地にも影響してきます。
靴を履くときは、紐を緩めてから足を入れ、しっかりと結んでから履きましょう。
また、靴を脱ぐときも十分に紐を緩めてから靴を脱ぐようにしてください。