ワイシャツの選び方!デザインによる印象の違いについて解説
2022.12.21
この記事の所要時間:約8分
スーツスタイルに欠かせない「ワイシャツ」。
スーツにこだわっているけれど、ワイシャツはいつも同じデザインになっていませんか?
ジャケットの下に着用するとはいえ、スーツスタイルの印象を大きく左右します。
今回は、ワイシャツの選び方と、デザインによる着こなしのポイントについて解説します。
機能性に注目したおすすめ商品をピックアップしたので、ワイシャツ選びの参考にしてください。
1. 着用シーンに合わせたデザインで選ぶ
ワイシャツには、様々な襟型があります。それぞれに特徴があり、着用シーンに合わせた選択が求められます。
ここからは定番の襟型と着こなしのポイントをご紹介します。
1-1. レギュラーカラー
もっとも標準的な襟型です。ビジネスはもちろん、フォーマルシーンにも対応可能。
どのようなジャケットやネクタイともコーディネートしやすい1着です。
白無地のレギュラーカラーを1着持っておくと、ビジネスシーンだけでなくフォーマルシーンでも着用できます。
1-2. ワイドカラー
レギュラーカラーと並びスタンダードな襟型です。
「ウィンザーカラー」とも呼ばれています。襟が開いている作りのため、首回りがすっきりして見えます。
ビジネスシーンやカジュアルに着こなしたい時におすすめです。
ネクタイの結び目(ノット)が良く見えるため、ネクタイの結び方はウィンザーノットがおすすめです。
1-3. ボタンダウン
襟先をボタンで身頃に留めるタイプです。スポーティーなスタイリングにおすすめです。
クールビズ期にノーネクタイで着用する際は、第一ボタンを外しましょう。
首元に余裕が生まれ、襟のロールを美しく見せることができます。冠婚葬祭ではカジュアルな印象を与えるので、着用は避けましょう。
1-4. クレリック
襟と身頃の色柄が異なるデザインです。正式名称は「ホワイトカラードシャツ」といいます。
上品で知的な印象を与える着こなしになります。
ビジネスシーンで着用する際は落ち着いた印象を心がけると良いでしょう。
2. おすすめのデザイン
ここからは、スーツスタイルに合わせやすいおすすめのデザインを紹介します。
2-1. 無地
無地の白シャツが一般的ですが、生地の織り方によって模様を表現した織柄というものがあります。(シャドーストライプ、ツイルなど)
無地はシンプルなデザインなので着回しもしやすく、ビジネスシーンで幅広い世代から人気があります。
遠くから見て無地に見える、織柄はさりげないおしゃれがポイントです。
2-2. ストライプ
定番のストライプですが、種類が非常に多く、線の細さや間隔、デザインが施されているものなど、着用した際に相手に与える印象は様々です。
「ビジネスシーンで柄物に挑戦したい」という方には、白ベースのストライプシャツがおすすめです。ピンストライプやペンシルストライプがあげられます。
2-3. チェック
格子模様と呼ばれるチェック。カジュアルからビジネスまで幅広く取り入れられています。ビジネスで着用する場合、白ベースウィドウペーンがおすすめです。
ギンガムチェックやタータンチェックはカジュアルな印象になるので、厳格なビジネスシーンでは避けましょう。
3. ワイシャツの選び方
スーツスタイルを美しく引き立てるワイシャツは、全体の印象を左右するほど影響力の高いものです。清潔感や誠実さ、常識などワイシャツ1つで印象は大きく異なります。
ワイシャツは本来「ドレスシャツ」と呼び、ワイシャツの語源はホワイトシャツが訛ったものであると言われています。
現在は様々な色や種類のドレスシャツを指す言葉として定着しています。
ワイシャツの選び方について詳しく説明します。
3-1. ワイシャツは身体にフィットしたものを選ぶ
ワイシャツはサイズが命。サイズ選びを間違えるとだらしない印象が強くなってしまいます。
少し大きめのワイシャツを選んでいる方も多いですが、正しいサイズを知っていれば普段の着こなしも格上げできるので以下のポイントをチェックしましょう。
3-2. 第一ボタンを留めたときに指1本分入る余裕がある
第一ボタンをしっかり留めた際に、指1本分入る余裕があるか確認しましょう。
小さめを選ぶと窮屈な印象になり、大きめだとネクタイを締めた際に襟が重なり不格好に見えてしまいます。
ジャストサイズが好みの方は指1本分。
ゆったり目が好みの場合、指2本分を目安にしてみましょう。
3-3. ジャケットから袖が1~1.5cm出ている
腕を下した際に、手首の骨あたりに袖口がくるのが適正な長さとなります。
ジャケットのサイズが適正であることが前提ですが、腕を下した際にジャケットから少しワイシャツの袖がのぞくとスーツと合わせた際に見栄えが良くなります。1~1.5cmくらい出ていることを目安にしましょう。
この他にも、シルエットの違いも合わせてチェックしましょう。
程よいゆとりがあるスタンダードシルエット(標準)、ウエストを絞ったスリムシルエット(細身)が用意されています。
ご自身の体型や好みに合わせて選びましょう。
4. ワイシャツのおすすめ機能
ワイシャツ選びの基本を解説しました。ここからは様々な機能についてご紹介します。
着心地はもちろん、家事の軽減などお悩みに合わせて選びましょう。
4-1. 形態安定でアイロンいらず【NON IRONMAX(ノンアイロンマックス)】
形態安定とは、洗濯後にしわがつきにくい加工を施した機能です。イージーアイロン、ノーアイロンとも呼ばれています。
形態安定という表示は洗濯後のしわの残り具合を表すW&W性(ウォッシュ&ウェア性)という指標です。
10回の洗濯後にタンブラー乾燥した生地のしわの状態を、1~5級のしわのレプリカと比較して判定。
NON IRONMAXは天然素材の綿(コットン)100%でありながら家庭の洗濯機で丸洗いしてもアイロンがけの必要がありません。
優れた防しわ性、部屋干し臭を軽減する制菌加工や襟や袖口に付着した皮脂汚れを洗濯で落としやすくする防汚加工を施しています。
4-2. 透湿速乾でいつでも快適【CNTROLα(コントロール・アルファ)】
透湿速乾とは、暑い時には涼しく、寒い時には暖かく衣服内を快適に保つ機能です。
通常の繊維の約8倍の表面積を持つ活性微粒子が繊維に練り込まれており、衣服内の温度と湿度を人間が最も優れたパフォーマンスを発揮できる状態に保ちます。
また、活性微粒子が持つ無数のミクロの孔(あな)に、においを閉じ込め、洗濯・乾燥時に放出。
活性微粒子は繊維に練りこまれているので、洗っても落ちません。
CONTROLα(コントロール・アルファ)のアイテムは重ね着することでその効果を最大限に発揮します。併せてチェックしましょう。
4-3. その他
★PT-9(ピーティーナイン)
ストレッチ機能で着心地快適
ストレッチ機能は身体の動きに合わせて生地が伸縮し、着用時の美しいシルエットと窮屈感のない動きやすさをサポートします。
今回ご紹介するPT-9は立体裁断・立体縫製により身体のラインに沿うように仕立てたスタイリッシュワイシャツです。
ジャケットに合わせてもジャケット内でのダブつきを抑え、動きを阻害することなくスッキリと着用できます。
SUPER EASY IRON(形態安定)、ストレッチ、抗菌、OEKO-TEXなど……機能が充実しています。
★TioTio PREMIUM(ティオティオプレミアム)
ウイルスを不活化する抗ウイルス加工
抗ウイルスとは、ウイルスを不活化させることを指します。
TioTio PREMIUMは鉄イオン触媒の酸化力を利用して、悪臭や細菌類を破壊、分解するハイブリッド触媒の抗菌・消臭機能剤を使った加工を施しています。
抗菌、消臭、帯電防止、抗ウイルス機能が備わっており、細菌の増殖を抑え、いつでも清潔な状態でお使いいただけます。
5. まとめ
ワイシャツを選ぶ際は、デザインと自分に合った機能性に注目してみましょう。
スーツの良さを引き立てるシャツ選びは、TPOに合わせた選択が大切です。
適切なワイシャツ選びは決して難しいものではありません。
自分に合ったワイシャツで、ワンランク上のコーディネートに挑戦してみてはいかがでしょうか?