ワイシャツのたたみ方はなにが正解?しわになりにくい収納方法もご紹介
2023.03.23
この記事の所要時間:約7分
きれいにアイロンをかけたワイシャツ。
次に着るまでどうやってしまっていますか?
ハンガーにかけてクローゼットに収納する方法や、たたんで収納する方法などがありますが、いずれにしてもシワをつけずにしまいたいものです。
ここでは、ワイシャツに嫌なシワをつけずにたたむ方法や収納時のコツをご紹介します。
襟の黄ばみを落とす方法やおすすめのお手入れ方法も合わせてご紹介します。
1. ワイシャツはたたんだ方がよいのか?
ワイシャツの収納方法は、ハンガーにかけてクローゼットに吊るすか、たたんで収納するかのどちらかが一般的です。
ハンガーに吊るして収納する場合は、正しいサイズのハンガーにかけ、スペースに余裕を持って吊るすことでシワを防止できます。
しかし、クリーニング店でもらったワイヤーハンガーにかけたままにしたりクローゼットにぎゅうぎゅうに吊るしたりすると、シワや型崩れの原因となってしまうため、収納スペースに限りがある場合はワイシャツをたたんで収納したほうがきれいな状態を保てます。
また衣替えでしばらく着ないワイシャツも、たたんで収納しておけば次のシーズンまで省スペースでしまっておけます。
どちらにしても出張時はたたんで持って行く必要があるので、きれいにたたむ方法を覚えておいて損はありません。
2. ワイシャツをたたむ簡単な方法
ワイシャツの基本のたたみ方と、台紙を使ってサイズを揃えてたたむ方法の2種類をご紹介します。
なお、アイロンをかけた場合、すぐにたたむと湿気でシワになりやすくなります。
まずはハンガーにかけ30分ほど放置し、湿気を飛ばしてからたたみましょう。
2-1. 基本のたたみ方
STEP1
すべてのボタンを留めます。
あらかじめボタンを止めておくことで、たたんでいる途中に生地がずれてシワになることを防ぎます。
着るときに外すのが面倒な方は、第1ボタン・第3ボタン第5ボタンと1つ飛ばしで止めるとよいでしょう。
STEP2
ワイシャツを裏返します。
左身頃を肩幅の真ん中(襟からアームホールまでの中心)で折り返し、袖がワイシャツの中心軸に平行になるようアームホールから折り返します。
袖にシワがつかないよう丁寧に端を揃えて真っ直ぐ折るのがポイントです。
STEP3
右側の身頃と袖も同じように折ります。
たたんだときに左右の袖は重なっている状態でかまいません。
上から見て左端・中心線・右端の3本のラインが平行になっていることが重要です。
ゆがんでいるときはもう一度やり直したり、やり直した際に前のたたみジワが気になったら、軽く生地を押さえてシワをのばしましょう。
STEP4
ワイシャツの裾部分と袖口を一緒に折り返し、さらに2つ折りにします。
第4ボタンの辺りで折り返すとバランスがよくなります。
STEP5
形を整えひっくり返し、襟元を整えて完成です。
余った裾を最初に折った両肩部分の中に巻き込むと、あとで形が崩れにくくなります。
ただし、無理に入れようとするとシワの原因になるため注意が必要です。
2-2. 台紙を使用するワイシャツのたたみ方
たたみ終わったワイシャツのサイズが揃わない場合や身頃を折る幅を決めるのがむずかしい場合は、台紙を使うことで簡単にきれいにたためるようになります。
台紙はどのようなものでもかまいません。
収納場所に合わせて自作したものでもよいですし、A4のクリアファイルでもよいです。
基本のたたみ方のSTEP1でワイシャツを裏返したあと襟下に台紙を置き、
STEP2、STEP3は台紙に合わせて身頃を折りたたみます。
たたみ終わって裏返したら台紙をそっと抜き取りましょう。
3. たたんだワイシャツの収納方法
せっかくきれいにたたんだら、余計なシワをつけずに収納したいですよね。
ここでは、たたんだワイシャツを収納する際に気をつけたいポイントとおすすめの収納方法をご紹介します。
3-1. ワイシャツ以外の衣類と重ねない
ワイシャツはシワになりやすいので、なるべく重ねずに収納しましょう。
スペースに限りがあり、どうしても重ねて収納しないといけない場合は、他の衣類と重ねないようにし、きれいにたたんだワイシャツ同士を重ねることでシワを防止しましょう。
3-2. ワイシャツ同士の襟を重ねない
ワイシャツを重ねる場合、上下(襟の部分)を交互に重ねるのがおすすめです。
襟部分は厚みがあるので、上下交互に重ねることで厚みを一定に保つことができます。
同じ向きで重ねると襟側ばかり厚みが出るためにかさばってしまううえ、下に入れたワイシャツの襟が潰れやすくなります。
3-3. ラックやトレーに収納する
ワイシャツ用のラックを使うのもおすすめです。
見やすくしまいやすい市販のワイシャツ用ラックを使えば、たくさんのワイシャツをきれいなまま収納できます。
また、A4サイズが入る大きさのトレーや書類ケースにワイシャツを収納する方法も人気です。
ケースに入れれば重ねてもシワになりにくく、今日着るワイシャツを取り出したときに他のワイシャツを崩してしまう心配もありません。
もしワイシャツを広げたときにたたみジワが気になった場合は、着用前にさっとアイロンがけをしてシワが気にならないようにするとよいでしょう。
4. ワイシャツのお手入れ方法
ホワイトのワイシャツはシワだけでなく、シミや黄ばみも気になりがちです。
ここではシミや黄ばみにも効果を発揮するワイシャツのお手入れ方法をご紹介します。
4-1. 丁寧に洗濯する
ワイシャツは1日着たら洗濯しましょう。
ボタンをすべて外し、裏返しにして洗濯ネットに入れて洗濯します。
洗剤は多ければ多いほどよいと思われるかもしれませんが、多すぎても汚れの原因となります。
使い方をよく読み、適量を守りましょう。
また、柔軟剤を使用するとシワを予防したり静電気の発生を防げます。
どのようにやってもワイシャツに洗いジワが付いてしまう場合は、脱水時間を見直してみるとよいでしょう。
ワイシャツの脱水時間は15〜30秒が最適です。
他の衣類と一緒に洗う場合、ワイシャツだけ先に取り出すと洗いジワを防止できます。
干し方やアイロンのかけ方など、もっと詳しいお手入れ方法を知りたい場合は、以下の記事も併せてご覧ください。
▶【ワイシャツの正しい洗濯方法は?】シワにならない方法と洗濯のポイント
4-2. 襟の黄ばみ
首周りや襟など皮脂が直接ワイシャツにつきやすい部分は徐々に黄ばみが気になってきます。
そのような場合は、固形せっけんで洗ったり酸素系漂白剤につけ置きしたりすると黄ばみが解消されます。
また、洗濯するときにすすぎを2回に設定すると黄ばみの予防に効果が期待できます。
しかし、生成色のワイシャツやシャツの種類によっては石鹸や漂白剤の使用で風合いが損なわれる可能性があります。
洗濯表示記号を事前に確認し、漂白剤の使用が可能なワイシャツなのか確認することを忘れないでください。
ワイシャツの黄ばみの落とし方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
▶ワイシャツの黄ばみの原因は?落とし方や予防方法をご紹介
5. まとめ
今回は、ワイシャツのたたみ方や収納のコツ、簡単なお手入れ方法をご紹介いたしました。
最初からシワなくきれいにたたむのは至難の業ですが、今回の記事を参考に回数を重ねていけば、いずれきっときれいにたためるようになります。
焦らずゆっくり練習してみましょう。