結婚式でのコサージュのマナーは？付け方・位置やおすすめを紹介
2023.10.05
この記事の所要時間：約7分
フォーマルシーンで大活躍するコサージュは、結婚式を華やかに彩る便利なアイテムです。
しかし、付ける位置のマナーがよくわからない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、結婚式で付けるコサージュを選ぶときのポイントや、基本的な付け方・位置をご紹介します。
1.結婚式にコサージュはいらない？必要？
結論からいうと、結婚式にコサージュは必須という決まりはありません。
大きめの飾りが好みでない方や、結婚式で着るドレスに合わないと思った場合は、無理にコサージュを付ける必要はありません。
では、なぜ結婚式でコサージュを付ける方が多いのでしょうか。
それは、コサージュ1つでドレスが華やかになるからです。
ゲストにも華やかさが求められる結婚式では、コサージュがあるとより華麗なコーディネートを組みやすくなります。
コーディネートを考えるときは、ドレス、アクセサリー、髪型など、全体のバランスを考えることも大切です。
選び方や付け方にもマナーがあるので、ここでしっかり予習しておきましょう。
2.結婚式のコサージュを選ぶときのマナーは？
結婚式にふさわしいコサージュ選びのポイントは、3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.控えめな色にする
結婚式のようなフォーマルな場では、コサージュだけが目立つコーディネートは好ましくありません。
パキッとした原色より、ふんわりとした控えめな色を選びましょう。
以下のような色がおすすめです。
- ピンク
- イエロー
- ベージュ
- グレー
- ライトブルー
ピンクやイエローのような暖色はかわいらしく、柔らかな印象になり、グレーやライトブルーなどの寒色系はシックで大人っぽい印象に仕上がります。
単色でなければいけない決まりはなく、グラデーションになっていても問題ありません。
ただし、ブラックやホワイトのコサージュは選ばないようにしましょう。
ブラックは暗い印象になり、喪服を連想させてしまう可能性があります。
特に、暗い色のドレスを着用する際は、ブラックのコサージュは控えたほうがよいでしょう。
ホワイトは花嫁のウェディングドレスを連想させるため、結婚式では身に付けないのがマナーです。
ブーケや花嫁の髪飾りとも印象が被ってしまいます。
2-2.12㎝未満の大きさにする
コサージュはメインの衣装ではないので、ドレスとのバランスを見ながら上品なものを選びましょう。
大きすぎるコサージュは悪目立ちするおそれがあるため、結婚式では控えたほうがよいでしょう。
おすすめは、直径12cm未満の小さいコサージュです。小ぶりの小物は上品な印象を与えるため、フォーマルな場によく似合います。
また、小さなデザインでも顔に近い位置にコサージュを持ってくれば華やかに見えます。
2-3.生花ではなく造花にする
結婚式で生花を使うのは、新郎新婦のみと相場が決まっています。生花のコサージュは艶があって素敵ですが、結婚式では控えましょう。
また、造花であっても生花に見えるようなリアルなものを避けて選ぶと、マナー違反にならず安心です。
レースやシルクのような素材はドレッシーな印象を与えられるため、晴れやかな結婚式にぴったりです。
造花はデザインが豊富で、一輪の花、小さな花束、つぼみなどさまざまあります。
ドレスとのバランスを考えながら、控えめかつ華やかに見えるものを選びましょう。
3.結婚式で使うコサージュの付け方・位置は？
結婚式で付けるコサージュには、おすすめの位置とNGの位置があります。
晴れの日にふさわしい位置に付けられるよう、基本の付け方や位置を覚えておきましょう。
3-1.髪に付けるのは基本的に避ける
コサージュで唯一避けるべきといっても過言ではないのが、髪に付けること。
なぜなら、髪に花飾りを付けるのは、花嫁の特権だからです。
なかでも、自分が新郎新婦の親族にあたる場合は、髪にコサージュを付けるのはマナー違反とされています。
親族は新郎新婦と同様にゲストを迎え入れる側であり、その意識をもってマナーを守ったコーディネートを心がけることが大切です。
「小さいものでもダメなの？」と思う方もいるかもしれませんが、基本的には避けたほうが失礼にはあたらないでしょう。
逆にいうと、コサージュは髪以外ならどこに付けても大丈夫です。
コーディネート全体のバランスを見て、より華やかに見える位置を探してみましょう。
3-2.コサージュの位置は左胸の鎖骨のくぼみがおすすめ
結婚式でコサージュを合わせるなら、左胸の高い位置（鎖骨のくぼみ辺り）に付けるのがおすすめです。
コサージュやポケットチーフなどの小物は、右胸より左胸に付けたほうが印象に残りやすいといわれています。
その理由は、人の視線は最初に右側に向けられることが多いからです。
相手から見やすい位置にコサージュがあることで、パッと華やかな印象を与えられます。
右胸に付けたり胸以外に付けたりしてもマナー違反ではありませんが、付ける場所によって印象が変わることは頭に入れておきましょう。
3-3.茎の部分が上に向くように付ける
茎のあるデザインは、基本的に茎が上を向くようにして付けるとバランスがよく見えます。
しかし、コサージュやドレスのデザインによっては茎が上を向かないほうがきれいに見える場合もあるでしょう。
試着の際にコサージュがきれいに見える向きを確認しておくと安心です。
また、コサージュをドレスに付けにくいと感じるシーンがあるかもしれません。
そのようなときは、ドレスを着る前にコサージュを付けてしまいましょう。
コサージュがバストにかかる位置だと横を向きやすいため、なるべく鎖骨のくぼみ辺りにくるように付けます。
4.結婚式におすすめのコサージュを紹介
最後に、結婚式におすすめのコサージュを3つご紹介します。
ドレスに合わせやすい控えめな色をピックアップしているので、コサージュ選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
4-1.ベージュ系のコサージュ
ナチュラルな華やかさがあるベージュ系のコサージュです。
シンプルな色とデザインのため、結婚式や式典行事など、さまざまなシーンで付けられます。
安全ピンとクリップの2way仕様になっており、好みに合わせて付け方を変えられるのも魅力です。
結婚式以外のシーンでも、髪飾りや羽織留めとして使用できます。
自らを落ち着いた雰囲気に見せたい方や、ナチュラルなテイストが好きな方におすすめです。
4-2.グレー系のコサージュ
華やかなパーティーシーンにおすすめのグレー系のコサージュ。
落ち着きのあるグレーは、大人びたシックな印象を演出するのにぴったりです。
ドレスの装飾としてはもちろん、式典でジャケットやワンピースに合わせると上品な印象に仕上がります。
こちらも安全ピンとクリップの2way仕様になっているため、衣装に穴を開けたくない方にもおすすめです。
4-3.ピンク系のコサージュ
可愛らしい印象に仕上げたい方におすすめのピンク系のコサージュ。
マルチシーンで使えますが、特に晴れやかな結婚式にぴったりの華やかさがあります。
同系色のピンク系ドレスに合わせると統一感が生まれ、コーディネートにまとまりが出ます。
また、ピンクと反対の暗めのドレスに合わせると、コーディネートにメリハリが生まれ、より華やかな印象に仕上がります。
5.まとめ
コサージュを選ぶとき、また身に付けるときは、
- 髪には付けない
- 12cm以上のものは選ばない
- 生花ではなく造花を選ぶ
- ブラックやホワイトは避ける
以上の4つのポイントに注意しましょう。
きちんとマナーを守って選べば、コサージュは結婚式をより華やかに彩ってくれます。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ結婚式の華やかさを引き立てるようなコサージュを探してみてください。
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