バンドカラーシャツとは?着こなしのコツやコーデを紹介
2024.03.19
この記事の所要時間:約6分
オフィスカジュアルの広がりにともない注目を集めるバンドカラーシャツ。
着こなし方1つでカジュアルにもビジネスシーンにも対応する万能なシャツで、近年人気が高まっています。
しかし一方では、「スタイリングがいまいちわからない」「似合わない気がする」と感じ、手を出せずにいる方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、コーディネートの幅を広げるバンドカラーシャツの着こなしポイントや、おすすめのスタイリングをご紹介します。
1.バンドカラーシャツとは?
まずは、バンドカラーシャツの具体的な定義や歴史をご紹介します。
1-1.バンドカラーシャツの定義
バンドカラーシャツとは、三角の折り返しがなく襟が帯状に施されたシャツのことです。
スタンドカラーの襟よりも低くデザインされているためカジュアルな印象がありますが、カジュアルにもビジネスにも応用でき、優れた万能シャツとして人気があります。
1-2.バンドカラーシャツの歴史
バンドカラーシャツはカジュアルでスタイリッシュな印象のため、最近生まれたファッションと思われるかもしれません。
しかし、その起源は、1300年頃のフランス・ノルマン地方の貴族が作り始めたのが始まりといわれています。
自宅ではリラックスできるよう襟を低くし、正装が必要な際にはつけ襟を装着できるようにデザインされました。
この歴史からもわかるように、バンドカラーシャツは応用の効く万能なシャツとして定義されています。
2.バンドカラーシャツを着こなすためのポイント
応用の効く万能なシャツである一方で、バンドカラーシャツに取り入れにくさ、着こなしの難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。
バンドカラーシャツは着こなし次第で印象が大きく変わるため、多様なシーンに活用できます。
ただし、着こなし方によってはカジュアルな印象を与えてしまいます。
ビジネスシーンでの着用は、オフィスカジュアルOKの職場であっても社内ルールやビジネスマナーに配慮し着用しましょう。
以下の記事では、メンズのオフィスカジュアルについて詳しく解説しています。
では、スタイリングのコツをつかむための着こなしポイントをご紹介します。
2-1.モノトーンでまとめる
モノトーンはほどよい緊張感を表すため、フォーマルなシーンにおすすめです。
ホワイトやブラック、グレーなどの無彩色を使い、コーディネートをまとめると、洗練された落ち着きのある印象となります。
ただし、ブラック一色は重たさを、ホワイト一色はぼやけた印象を与えるため、一色だけになるのは避け、シューズやバックで差し色を加える、アイテムごとに色のトーンに変化をつけるなどの配慮が必要です。
2-2.フロントボタンを外す
フロントボタンをあけることで、堅苦しさをなくし、おしゃれキーワードの抜け感を演出してくれます。
抜け感とは、洋服をきちんと着用するのではなく、あえて崩すことで、気取らず嫌味のない親しみやすさや優しさを印象づける着こなしを指します。
リラックスした印象を与えつつ、シャツの上品さも残すバランスのとれた着こなし方です。
フロントボタンの開け方には、上下のボタンを外すX開けや首元を1つか2つ開ける首元開け、ボタンをかけない全開けなどの種類があります。
お出かけや休暇のスタイリングにおすすめです。
2-3.タックインする
タックインとは、トップスの裾をパンツに入れる着こなしを指します。
タックインすることでかちっとした印象をつくることができますが、タイトなパンツに合わせてしまうと逆に野暮ったい印象を与えます。
そのため、タックインコーデをする際は、太めのパンツやバギーパンツなど、リラックスした雰囲気のものを選択しましょう。
バンドカラーシャツは、抜け感やカジュアルさを持ち味とする一方、シャツならではの落ち着きもあり、タックインで大人びた印象に変わります。
カジュアルに偏りすぎず、ほどよく大人な雰囲気を演出したい方におすすめです。
2-4.カーディガンを重ね着する
バンドカラーシャツはカーディガンとも相性がよいシャツです。
三角襟のシャツにカーディガンを羽織ると学生のような幼い印象になってしまう場合がありますが、バンドカラーシャツに変えることで、きれいめで清潔感のある印象になります。
2-5.ハーフパンツと組み合わせる
ハーフパンツに抵抗感のある方もいらっしゃるかもしれませんが、スタイリッシュなバンドカラーシャツとの相性は抜群です。
半袖半ズボンのようなだらしない印象ではなく、これからの季節にもぴったりの爽やかでリラックスした印象を与えてくれます。
ハーフパンツは、膝に少しかかる程度の5分丈〜6分丈のものを選ぶことで、大人のハーフパンツコーデをスマートに演出してくれます。
ワンランク上のスタイリングにチャレンジしたい方におすすめです。
2-6.ジャケットのインナーとして着用する
バンドカラーシャツをセットアップやジャケットのインナーとして着用すると、柔らかで優しい印象を与えてくれます。
Tシャツよりもカジュアルダウンせず、ほどよくリラックス感を演出したい場合におすすめです。
また、バンドカラーシャツにジャケットを羽織る際は、スニーカーや革シューズなど足元を変えることでコーディネートの幅が広がります。
オフィスカジュアルOKの職場やレストランでの食事などのシーンにも適しています。
3.バンドカラーシャツを使った着こなし・コーデを紹介
最後に、バンドカラーシャツを使ったコーディネートをご紹介します。
バンドカラーシャツを着用するときにぜひ取り入れてみてください。
3-1.バンドカラーシャツ×ジャケット
ベージュのセットアップに合わせたのは、ネイビーブルーのストライプが爽やかなバンドカラーシャツです。
優しい色合いのベージュのセットアップに抜け感のあるバンドカラーを合わせることで、爽やかで親しみやすい印象に仕上がっています。
足元にはカジュアル感のあるブラックの革シューズで全体を引き締めています。
3-2.バンドカラーシャツ×カーディガン
きれい目のパンツに、ホワイト生地にブルーストライプのバンドカラーシャツを合わせ、ネイビーのカーディガンを合わせました。
足元はスニーカーを合わせ、爽やかなスタイリングに仕上げています。
上品な印象もありつつ動きやすいコーディネートです。
3-3.バンドカラーシャツ×ニットプルオーバー
秋冬はもちろん、肌寒い春先にもおすすめの、ニットプルオーバーを合わせたコーディネートです。
トレンド感のある着こなしでありつつ、バンドカラーシャツが初めての方でも気軽に取り入れられるコーディネートです。
ホワイトのバンドカラーシャツはさまざまな色味のプルオーバーと相性が良く、一枚持って置くことで簡単におしゃれを楽しめます。
4.まとめ
カジュアルからフォーマルまで、多様なシーンに万能に活躍するバンドカラーシャツの紹介でした。
コーディネート1つで一年を通して着用できる、魅力あるアイテムです。
ここでご紹介した特徴やコーディネートを参考に、おしゃれの幅が広がるバンドカラーシャツをぜひ毎日のファッションに取り入れてみてください。