春アウターにメンズが選ぶべきアイテムは?着こなしやコーデを紹介
2023.08.31
この記事の所要時間:約6分
春は昼間と朝晩で寒暖の差が激しく、服装の調節がむずかしい季節。
そんな季節を快適に過ごすために活躍するのが、着脱しやすい薄手の春アウターです。
しかし、春アウターにはさまざまな種類があり、どのように選んだらよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メンズが春アウターを選ぶ際のポイントや、具体的なコーディネート例をご紹介します。
1.メンズの春アウターを選ぶときのポイントは?
春アウターは、春らしい明るいカラーやゆとりのあるシルエットが人気です。
まずは、メンズの春アウターを選ぶときのポイントを解説します。
1-1.季節感のあるカラーを取り入れる
冬場は、ブラックやダークブラウンなど、暗いカラーのアウターが好まれます。
しかし、春に暗いカラーのアウターを着用すると季節感が出ないため、おしゃれに見せるのは難しくなります。
春らしく、明るく軽やかなカラーを選ぶのがおすすめです。
具体的には次のようなカラーが挙げられます。
- ベージュ
- ライトグレー
- ライトブルー
上記のような明るいカラーを選べば春にピッタリの雰囲気になり、気分も軽くなるでしょう。
1-2.ゆとりのあるアウターを選ぶ
春の軽やかな雰囲気を表現するように、春アウターは少しゆとりのあるシルエットが好まれます。
ただし、サイズ感が大きすぎるとだらしない印象になります。
ビジネスシーンでも着用するのであれば、ルーズな印象を与えないサイズを選ぶのがおすすめです。
1-3.薄手の生地のアウターにする
薄手のアウターは適度に風が抜ける通気性があり、春の暖かい季節に着用するのに向いています。
季節を感じることができ、気持ちも軽やかになるはずです。
素材は、優しい風合いのあるコットンや、落ち感のあるナイロン・ポリエステルが適しています。
起毛しているウールやフリース、コーデュロイなどは冬のイメージが強いため、春の着用は避けましょう。
2.メンズ春アウターにおすすめのアイテム
次に、メンズ春アウターにおすすめのアイテムを4つご紹介します。
2-1.トレンチコート
トレンチコートはもともと軍服として着用されていたこともあり、クラシカルでかっちりした印象があります。
ビジネスシーンだけでなく、Tシャツやジーンズなどカジュアルなアイテムと合わせてもフォーマル度を保つことができ、大人っぽい印象も演出できます。
定番カラーはベージュ。軽やかな雰囲気があり、羽織るだけで季節感が出せます。
トレンチコートには、肩についたエポレットやガンフラップ、ベルトなど、特徴的な装飾があります。
最近はシンプルなものより装飾性のあるデザインが人気なので、クラシカルでありながら流行を取り入れたコーディネートになるでしょう。
その日の気分に合わせてベルトの結び方を変えて着こなしに変化を加えることも可能です。
2-2.ブルゾン
ブルゾンとは、着丈が短く袖が絞られたアウターのことです。
着丈が短いことに加えて薄手の生地で作られており軽量なため、朝晩の冷え込む時間帯にサッと羽織れます。
服装の調節がむずかしい春に活躍してくれる便利なアイテムです。
一方、着丈が短くカジュアルな印象が強いため、スラックスやシャツと組み合わせてフォーマル度を上げるのがおすすめです。
2-3.マウンテンパーカー
マウンテンパーカーはその名のとおり、登山のようなアウトドア用に作られた、着丈が短くフードが付いているアウターです。
袖口のマジックテープやダブルジッパーなど機能性が高く、寒暖差の激しい日でも快適に過ごせます。
また、最近では街着としても人気で、春だけでなく秋冬にも着用されています。
ブルゾンと同じくカジュアルな印象が強いため、シャツやスラックスなどフォーマル度の高いアイテムと組み合わせるのがおすすめです。
街着として着用するのであれば、アウトドアメーカーの本格的なマウンテンパーカーよりもタウンユース向けに作られたものを選ぶとよいでしょう。
2-4.ステンカラーコート
ステンカラーコートは、高い後ろ襟と比翼仕立てが特徴のロングコート。
トレンチコートと比べると装飾が少なく、さまざまな服装に合わせやすいコートです。
無地のシャツを合わせてシンプルに着こなすのも大人っぽいですが、色や柄を取り入れても、コートがシンプルなためカジュアルになり過ぎません。
ステンカラーコートは膝まで隠れる丈のものが多く、羽織るだけで簡単にコーディネートが整います。
3.メンズ春アウターの着こなし・コーディネートを紹介
春アウターは、スーツやセーター・セットアップなど、さまざまな服装と合わせられます。
ここではメンズ春アウターの着こなしをご紹介します。
3-1.春アウターとスーツのコーデ
クラシカルな雰囲気があるポロコートとスーツのコーディネートです。
明るい色のコートはカジュアルな印象になりますが、伝統的なディテールのおかげでビジネスシーンにも適した服装となっています。
肩からウエストまでストンと落ちるストレートなシルエットですが、ウエストベルトを締めれば雰囲気を変えられます。
マンネリになりがちなスーツスタイルにアクセントを加えた、飽きがこないコーディネートを楽しめるでしょう。
3-2.春アウターとセーターとのコーデ
ステンカラーコートとセーターは、どちらも大人な雰囲気があるアイテムです。
街着としてはカッチリとした印象になるため、セーターはボーダーの柄を取り入れてカジュアルダウンしています。
ステンカラーコートには中綿入りのライナーが付いており、春だけでなく冬にも着用可能です。
より春らしい印象にするなら、ホワイトのシャツや明るい色のスニーカーを取り入れるのもおすすめです。
3-3.春アウターとセットアップのコーデ
スーツのフォーマルさとショート丈の春アウターのカジュアルさをほどよく組み合わせたコーディネートです。
春アウターとネクタイ、シューズをブラウン系で合わせて統一感を出しています。
春アウターは一般的に着用できる期間が短いとされていますが、このコートはライナーが取り外しできるため、秋にも適しています。
少ない服を上手に着回したい方におすすめです。
3-4.春アウターとテーパードパンツコーデ
モッズコート風でミリタリー感があるコートですが、フードを収納できるため、ビジネススタイルにもマッチします。
ゆったりとしたシルエットが、春のリラックスした雰囲気にピッタリです。
ただ、パンツまでゆったりさせるとシルエットが崩れるので、足元がスッキリ見えるパンツがおすすめ。
夏が近づいてきたら、アンクル丈のパンツで足首を見せても爽やかになるでしょう。
3-5.春アウターとホワイトパンツのコーデ
春アウターの定番カラーであるベージュのステンカラーコートと軽やかなホワイトパンツを組み合わせたコーディネートです。
ベージュとホワイトは膨張色でシルエットが大きく見えてしまうため、ブラックのシューズで印象を引き締めています。
また、ダブルのジャケットやポケットチーフを活用して、クラシカルでフォーマル度の高い印象となっています。
ビジネスカジュアルだけでなく、ホテルのレストランなどでも着用できるコーディネートです。
4.まとめ
メンズの春アウターの定番品は、トレンチコートやステンカラーコートなどのフォーマル度が高いアイテムから、マウンテンパーカーやブルゾンなどのカジュアルなアイテムまで、さまざまです。
季節感のあるカラーやリラックスしたシルエットで春らしい雰囲気を演出しましょう。
また、春アウターを選ぶ際には、どのようなシーンでメインに着用するかもしっかりと考えてチョイスしましょう。