結婚式に蝶ネクタイはマナー違反？着回しのポイント・コーデを紹介

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周囲におしゃれな印象を与える蝶ネクタイ。しかし、結婚式でつけてよいのかどうか悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、蝶ネクタイの着こなしポイントや、結婚式におすすめのコーディネートをご紹介します。

1.結婚式に蝶ネクタイをゲストがつけるのはマナー違反？

結婚式に蝶ネクタイをつけるのは、マナー違反ではありません。

蝶ネクタイはもともと、夜の礼装である燕尾服やタキシードに合わせるためのアイテム。

正礼装や準正装をより華やかにする、フォーマルな場にふさわしいアイテムです。

男性ゲストが結婚式で蝶ネクタイを身につける際のポイントは、主に以下の2つです。

• 18時以降の結婚式で着用する
• ブラックも着用できることを理解する

蝶ネクタイは、夜の礼服に合わせて18時以降の結婚式で着用するのが一般的なマナーです。

しかし、ホテルでおこなわれるような結婚式では昼間に着用しても問題ない場合が多いため、それほど気にしなくてもよいでしょう。

また、普通のネクタイと違ってブラックでも弔事のイメージはなく、むしろよりフォーマルな色とされているため、結婚式で着用してもよいことになっています。

2.蝶ネクタイの種類

蝶ネクタイは、大まかに4つの種類に分けられます。

それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

2-1.バタフライ

4種類の超ネクタイのなかでもリボンの縦幅が広いタイプ。

まさに蝶のように見えることから、バタフライと呼ばれています。

大きめのデザインで華やかさと存在感があり、縦幅が広いものほど小顔効果が期待できます。

サイズが大きいためカジュアルなアイテムだと思われがちですが、実は4種類のなかでよりフォーマルな形。

格式高い結婚式にふさわしい、クラシカルな印象の蝶ネクタイです。

2-2.セミバタフライ

セミバタフライは、バタフライより縦幅が少し狭いタイプ。

現在の蝶ネクタイの主流の形です。

蝶ネクタイは縦幅が狭くなるほどクールな印象になり、サイズが小さいぶんコーディネートに取り入れやすくなります。

バタフライだとバランスが取りづらい方や、コーディネートをすっきり見せたい方におすすめの形です。

2-3.ポインテッド

ポインテッドは、リボンの両端が尖っているタイプ。

両端が線ではなく点であることから、ポインテッドと呼ばれています。

他の3種類に比べ、フォーマル度はやや低め。同窓会や結婚式の二次会など、カジュアルなシーンでの着用に適しています。

おしゃれな蝶ネクタイがほしい方や、まわりとは違った個性を楽しみたい方におすすめです。

2-4.ストレートエンド（バットウィング）

ストレートエンドは4種類のなかで縦幅が最も狭く、横に長いタイプの蝶ネクタイです。

横にまっすぐ伸びるシルエットから、ストレートエンドと名づけられました。

コウモリのように見えることから、バットウィングと呼ぶ方もいるようです。

ボリュームが控えめなストレートエンドは、蝶ネクタイをはじめて着用する方でも取り入れやすい点が魅力。

細身でシャープな印象を与えられます。

3.結婚式ではマナー違反の蝶ネクタイ

一般的なネクタイと同様、蝶ネクタイの着用にもマナーがあります。

なるべく着用を控えたほうがよい蝶ネクタイの特徴を、以下で詳しく見ていきましょう。

3-1.ホワイトの蝶ネクタイ

ホワイトは、結婚式で新郎が着用する可能性が高い色です。

主役を立てるべき結婚式で新郎と服装が被るのは好ましくありません。

ゲストのマナーとして、着用するアイテムの色が被らない配慮が必要です。

3-2.華やかな柄やアニマル柄

結婚式で身につける蝶ネクタイは、基本的に柄物を選んでもマナー違反ではありません。

しかし、新郎より目立つ華やかなデザインは、マナーとして着用を控えましょう。

例えば、ゼブラやヒョウなどのアニマル柄や蛍光色、スパンコールなどのデザインです。

結婚式で悪目立ちする可能性があるため、着用を控えるのが無難です。

4.結婚式で蝶ネクタイを着こなすときのポイント

蝶ネクタイを着用すると決めた場合、多くの方が次に悩むのが、どのようなアイテムを合わせるかでしょう。

安心してコーディネートを組めるよう、4つの着こなしポイントをご紹介します。

4-1.蝶ネクタイとベストと合わせる

蝶ネクタイは普通のネクタイと比べてサイズが小さいため、胸元が寂しい印象になることがあります。

そのため、結婚式のような華やかな場で蝶ネクタイを着用する際は、ベストを着て上半身にボリュームを足しましょう。

コーディネート全体のバランスが整い、より華やかな印象に仕上がります。

4-2.蝶ネクタイの色はシルバー・ブラックなどシンプルにする

結婚式で身につける蝶ネクタイは、シルバーやブラックなどのシンプルな色が無難でおすすめです。

無地のブラックやシルバーはよりフォーマルな印象を与えるため、格式の高い結婚式でも安心して着用できます。

ブラックを選ぶときは、スーツにグレーのような別の色を合わせると喪服に見えにくく、おしゃれ度もアップするでしょう。

4-3.ポケットチーフの色と合わせる

ポケットチーフとは、スーツの胸ポケットに挿す飾りのハンカチのこと。

胸ポケットに蝶ネクタイと同じ色のポケットチーフを合わせることで、統一感のあるおしゃれな印象に仕上がります。

ポケットチーフではなく小物を蝶ネクタイと同じ色にしても、コーディネート全体がすっきりまとまります。

4-4.柄物の蝶ネクタイはシンプルな着回しにする

柄物の蝶ネクタイは、それだけで存在感があるアイテムです。

コーディネートがくどくならないよう、シンプルなスーツやベストと合わせると、全体のバランスがよくなります。

柄物の蝶ネクタイが足し算だとしたら、その他のアイテムを引き算でシンプルに整えていくイメージです。

全体のアイテムがバランスよく馴染むことで、個性的かつおしゃれな印象に仕上がります。

5.結婚式に合う蝶ネクタイを使ったコーデ

最後に、結婚式におすすめの蝶ネクタイコーデをご紹介します。

ご自身の着用シーンを想像しながら、よりふさわしいアイテムを選びましょう。

5-1.セレモニー1.5次会コーデ

グレーのセレモニースーツを基本としたクールな印象の1.5次会コーディネートです。

ベストの着用で、シンプルながらも締まりのあるスタイリングに仕上げています。

ポケットチーフやカフスの細やかな存在感が、結婚式にふさわしい華やかさを演出しています。

余裕のある抜け感をつくりたい場合は、こちらのコーディネートのように、あえて足首を見せる軽快なスタイリングがおすすめです。

5-2.セレモニーシーンのトータルコーデ

結婚式といったセレモニーシーンにぴったりなフォーマルコーディネートです。

ブラックのすっきりしたスーツにギンガムチェック柄の蝶ネクタイを合わせた、遊び心を感じられる着こなしです。

ヒルトンのフォーマルスーツは、スタイルアップ効果が高いスリムなシルエットが魅力。

ベストはグレーとブラックのリバーシブル仕様で、着用シーンに合わせて着こなしを変えられます。

5-3.小物で整うフォーマルスタイル

スマートなフォーマルスタイルに小物を合わせた、結婚式向けの華やかなコーディネート。

さまざまなシーンで着まわしがしやすいブラックスーツは、落ち着きのある上品な印象をつくりたいときにおすすめです。

フォーマルなシルエットに蝶ネクタイとポケットチーフを合わせ、結婚式にふさわしい華やかさを演出。

レギュラーカラーでも襟先が短いものを選ぶと、蝶ネクタイとのバランスを取りやすくなります。

5-4.上品なフォーマルスタイル

蝶ネクタイを初めてつける方でも挑戦しやすい、上品なフォーマルコーディネート。

ベストの着用で、結婚式にふさわしい華やかさをプラスしています。

リバーシブル仕様のベストは、シルバーを表にして着用するとより華やかな印象になります。

フォーマルですっきりしたスタイリングにしたい方は、ブラックを表にして着用すると、コーディネートにまとまりが出るでしょう。

6.まとめ

ポイントを押さえた蝶ネクタイ選びができれば、祝福の日に素敵な華を添えることができます。

なかでも18時以降の夜のシーンでは、蝶ネクタイのおしゃれさを余すことなく発揮できるためおすすめです。

トータルコーディネートのバランスを考えながら、ぜひいつもとは違うフォーマルな衣装を楽しんでください。