【お葬式のマナー】香典の包み方・渡し方について
2023.05.10
この記事の所要時間:約3分
お悔やみごとのしきたりやマナーは、宗教が関わってくることもあり、そう簡単ではありません。
香典袋のたたみ方ひとつとっても、いくつかの所作があることをご存じでしたか?
ここでは、いざという時の対応をスマートにできる、香典のマナーについて紹介しましょう。
1.香典袋と相場について
香典袋は、白地に黒のラインが入っているもの、または銀一色のものが一般的です。
その際には“繰り返さない”という意味のある結びきりタイプを選びましょう。
香典として渡す際の金額の目安は、一般的に親族が1万円、勤務先の上司や友人、隣人であれば5千円、同僚や友人の家族で3千円程度と言われています。
中袋には必ず、住所と名前、漢数字で金額を書きましょう。
表袋に住所を書いたとしても、再度中袋に前述の内容を記入するのが鉄則です。
関係 | 香典の相場 |
親族 | 1万円 |
上司・友人 | 5千円 |
同僚・友人の家族 | 3千円 |
1-1.宗教によって表書きは変わるの?
香典の表書きは、宗教や儀式の意味によって書き方が異なります。
一般的に、全宗教のお葬式で使える表書きと言われているのが「御霊前」です。
ちなみに仏教式では「御香典」、キリスト教式では「御花料」、神道式では「御玉串料」となります。
書く際には、不祝儀袋の水引から上に薄墨で用途を、下に名前をフルネームで書いてください。
香典の金額相場や、表書きの書き方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
2.香典袋の折り方
香典袋のたたみ方はご祝儀袋と反対です。
香典袋のたたみ方はご祝儀袋と反対です。
中袋に折り返しがつかないよう、下から上包みを折ります。
続いて上から上包みを折り込み、きちんとした長方形を作ります。
上包みを裏返し、水引を上包みの中央に付け直したら完成です。
3.ふくさの包み方
袱紗(ふくさ)の包み方も祝儀とは異なります。
あらかじめ、香典袋を袱紗中央よりやや右の方へ寄せておきます。
袱紗の右角をとり、香典袋の左端に合わせて中央に折り込みます。
下、上の順番に角をとり、上下のバランスを見ながらかぶせます。
左を折った後、裏へ返す。右の上下に小さく三角形ができます。
3-1.香典を渡す際のマナー
受付で名前や住所の記帳をした後にその場で渡すのが基本的な流れです。
一言声をかけ、深く一礼してから渡しましょう。
どのような声をかけるか迷う方も多いと思いますが、「この度はご愁傷さまです」と伝えるのがベストです。
香典を出す際は、「右手」に袱紗を乗せ、「左手」で包んでいる袱紗を開き、中の袋を取り出しましょう。
渡す際は必ず両手で渡します。
4.まとめ
香典のマナーについてご紹介しました。
初めてのことや、突然の訃報に戸惑うこともあるでしょう。
事前に知識を身につけ、ご遺族に失礼にならないようこの記事を参考に香典のマナーを確認しましょう。
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