ワイシャツ・ドレスシャツの基本!襟の種類別の特徴と着用シーン別の選び方

2022.12.20

ビジネス

ワイシャツ・ドレスシャツの基本!襟の種類別の特徴と着用シーン別の選び方

この記事の所要時間:約7分

ワイシャツ・ドレスシャツを選ぶとき、サイズと色は気にしても、襟(カラー)の種類は「気にしない」「よくわからない」という方は多いのではないでしょうか。

しかし、襟はコーディネートをするうえで重要なポイントです。

本記事では、ワイシャツ・ドレスシャツの襟の種類や特徴、着用シーン別の選び方を解説します。

1. ワイシャツ・ドレスシャツの襟(カラー)の種類

はじめにどのような襟(カラー)があるのか、その種類をご紹介します。

1-1. レギュラーカラー

レギュラーカラー

最もスタンダードな形状の襟です。多くの方が1枚は持っているのではないでしょうか。

その基準は流行により多少変化するため、襟の開きや襟の長さが極端でないものの総称だと覚えておきましょう。

あらゆるジャケットやネクタイを合わせることができるため、非常に万能です。

1-2. セミワイドカラー

セミワイドカラー

レギュラーカラーと並んで人気がある種類で、フォーマルでもカジュアルでも着用することができます

また、レギュラーカラーよりも開きが大きいことですっきりした印象を与えることができます。

ただし、襟羽(襟の幅)が短いタイプのシャツはカジュアルな印象になります。

1-3. ワイドカラー

ワイドカラー

ワイドカラーも定番の種類です。力強さとすっきりした印象を与えることができます。

開きが大きいぶんネクタイの結び目がよく見えるので、ウィンザーノットなど太めのネクタイの結び方が似合います。

ビジネスからカジュアル、冠婚葬祭まで幅広いシーンで着用できます。

1-4. クレリック

クレリック

クレリックとは、襟とカフス(袖の部分)がホワイト無地、身頃(身体の前後を覆う部分)が色付き無地やストライプの生地で作られたシャツのことです。

襟とカフスのみがホワイトであることで、ドレッシーな印象を与えることができます。

1-5. ボタンダウン

ボタンダウン

襟の先端を身頃にボタンで留めるタイプです。

ボタンで留めることによりネクタイをしていなかったり、最上部のボタンを留めていなかったりしても襟の形をきれいに保つことができます。

また、ボタンが増えることで装飾性が高まり、ジャケットを着ていなくてもオシャレさを演出することができます。

夏のクールビズやオフィスカジュアルが求められる場面では、しっかりと襟が立つことで爽やかかつ清潔感のある印象を与えることが可能です。

1-6. その他の襟(カラー)

定番からは少し外れますが、その他の襟のタイプについてもご紹介します。

ホリゾンタルカラー

ホリゾンタルカラー

ワイドカラーよりもさらに広く、ほぼ水平に襟が開いたタイプです。ネクタイが非常に目立ちます。
タイドアップから、ジャケットレスの着こなしでもすっきりとした印象に仕上げてくれます。

ウィングカラー

ウィングカラー

襟全体が立ち上がり、先端が鳥の羽のように前に折り返された状態の襟です。
古くから結婚式などのフォーマルな場で着用されています。

ラウンドカラー

ラウンドカラー

襟先が丸い形状になっているのが特徴で、クレリックなどドレッシーなシャツによく用いられます。
襟先が尖ったシャツと比べると少し柔らかい印象になるため、ビジネスシーンでの着用は避けましょう。

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2. 着用シーン別のおすすめシャツ

着用シーンによってベストなワイシャツ・ドレスシャツは異なります。
ここではシーンごとのおすすめシャツをご紹介します。

2-1. ビジネスシーン(ネクタイ着用)

ネクタイ着用のビジネスシーンでは、定番のレギュラーカラー、セミワイドカラー、ワイドカラーから選ぶのがおすすめです。

いろいろなジャケットやネクタイと合わせやすいので、あまり悩まずにコーディネートを決めることができます。

それぞれのシャツを複数枚ずつ持っておくと安心でしょう。

2-2. ビジネスシーン(ノーネクタイ)

ノーネクタイの場合はどうしても襟の形状が崩れてしまいがちですが、相手にだらしない印象を与えてしまうのでビジネスシーンでは気をつけたいポイントです。

襟が水平に開いているホリゾンタルか襟をボタンで留めるボタンダウンであれば襟の形が崩れず安心です。

2-3. フォーマルシーン

フォーマルシーン

結婚式、披露宴に参加する場合

定番のレギュラーカラーが基本です。また無地のホワイトが最もフォーマルです。
友人の結婚式であればセミワイドカラーやワイドカラーでも問題ありませんが、ボタンダウンは少しカジュアルになってしまうので避けたほうがいいでしょう。

高級レストラン

高級レストラン

あまりにラフな格好では入れないような高級レストランの場合にはフォーマルな装いが求められるように感じられるかもしれませんが、ジャケット・ワイシャツ・スラックスを着ていれば襟の形を気にすることなく入れるでしょう。
またドレスコードが決められているレストランもあります。心配な場合は事前に確認するのがベストです。

3. ワイシャツ・ドレスシャツを選ぶときのポイント

ワイシャツ・ドレスシャツを選ぶときのポイント

ここまではコーディネートの印象を大きく左右する襟の形を中心に解説してきましたが、その他にもワイシャツ・ドレスシャツを選ぶときのポイントがあります。

ジャストサイズを選ぶ

ワイシャツ・ドレスシャツ選びにおいてサイズのチェックは非常に重要です。
首回りが緩かったり袖が長すぎたりすると、途端にだらしない印象になってしまいます。
首回りは指1本分の余裕ができるぐらい、袖はジャケットから1cm程度顔を出す形にするのが基本です。

サイズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【シャツのサイズ】かっこよく見せるための選び方と測り方

生地で選ぶ

ワイシャツでよく使われる生地には綿とポリエステルがあります。綿は上品な光沢があるためフォーマルさや高級感を演出できます。
また天然素材なので肌にやさしく、通気性・吸湿性にも優れています。ポリエステルは軽くて丈夫なうえ、にシワになりにくいのが特徴です。
しかし化学繊維のため熱に弱く、通気性は高くありません。

色で選ぶ

ビジネスシーンで着用するのであれば定番のホワイトや薄いサックスブルーがおすすめです。ホワイトは最もフォーマルな色ですので、ビジネスで着る場合にはまず間違いありません。
パーティーやイベントで着用するのであれば薄いピンクやパープルを選ぶのもいいでしょう。女性から好印象を得られることも多いようです。

4. まとめ

まとめ

ここまで、さまざまなタイプの襟を紹介してきました。

それぞれの襟はほんのわずかな違いであり、あまり気にされない方が多いのが現実です。

しかし、視線が集中する顔の近くにあることから、コーディネートの印象を大きく左右するポイントでもあります。

ビジネスでもフォーマルでも、ワイシャツ・ドレスシャツをきっちり着こなせばかっこいい大人の男を演出できます。

この記事でご紹介した内容を参考にしながら、ぜひそれぞれのシーンや用途に合った襟の形をチョイスしてみましょう。

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