【メンズ必見】秋冬のビジネスカジュアルコーデを解説

この記事の所要時間：約8分

秋冬は着用するアイテムが増える時期。

おしゃれを楽しむ方にとってはコーディネートを考えるのが楽しい季節です。

しかし、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルに慣れていない方にとっては戸惑いを感じてしまうこともあるかもしれません。

今回は、秋冬のビジネスカジュアルにおすすめのアイテムやコーディネートを解説します。

コーディネートのレベルをワンランクアップさせて、オフィス内で一目置かれる存在を目指しましょう。

1. ビジネスカジュアルとは

ビジネスカジュアルとは、ジャケパンスタイルやカットソーを取り入れたスタイルなど、カジュアル要素を取り入れたビジネスウェアのことです。

テレワークや時差勤務など働き方が多様になる中、ビジネスでの服装がカジュアル化していく流れはさらに強まるでしょう。

2. ビジネスカジュアルの基本

まずは、ビジネスカジュアルにおけるベーシックな考えとして押さえておきたい服装選びの基本を解説します。

2-1. シンプルで落ち着いた色を選ぶ

カジュアルにするといってもあくまでビジネスシーンにおいてのことですので、相手に違和感を与えない服装が大切です。

派手な色や柄はビジネスシーンにふさわしくありませんので、シンプルで落ち着いた色を選ぶようにしましょう。

ビジネスシーンで基本となる色は下記のとおりです。

• ブラック（黒色）
• グレー（灰色）
• ネイビー（紺色）

もちろん、上記の色でなければいけないというわけではありません。

ネクタイやシャツにワンポイントで明るい色を入れることで、おしゃれな雰囲気を出すこともできます。

基本は落ち着いた色を選び、落ち着いた印象になりすぎる場合はワンポイントで明るい色を取り入れてみましょう。

2-2. 襟付きのインナーを選ぶ

基本的に襟付きのインナーを選ぶようにしましょう。襟付きのインナーとは、ワイシャツやポロシャツのことです。

襟が付いていることでフォーマル度を上げることができます。

また、オフィスカジュアルに慣れてきたら襟のないTシャツもおすすめです。

最近ではジャケットの下に着るため専用のTシャツも販売されています。

襟なしのインナーを着る場合は、ビジネスで使う色（ホワイトやブラック）やツヤのある素材を選ぶことでフォーマル度を上げることができます。

明るい色やツヤのない素材のTシャツを選んでしまうと、ジャケットを着たとしてもカジュアルに寄りすぎてしまいます。

2-3. サイズ感を意識する

スーツと同様に、ビジネスカジュアルでもサイズ感には十分に気をつける必要があります。

最近の街着はビックシルエットやビックサイズ、オーバーサイズがトレンドですが、ビジネスシーンで着用するとだらしない印象になるかもしれません。

そこで、ビジネスカジュアルでのサイズ感は下記のポイントを意識しましょう。

• ジャケットが袖丈を含めジャストサイズになっているか
• シャツの首回りが余っていないか、長袖の場合ジャケットから少し出る長さの袖か
• パンツの太もも周りがダボダボになっていないか、裾が長すぎない

パッと見てだらしない印象になっていないかを意識してサイズを調整するようにしましょう。

3. 秋冬のビジネスカジュアルにおすすめのアイテム

では、ビジネスカジュアルで着用される人気アイテムを紹介します。

ぜひ日々のコーディネートに取り入れてみてください。

3-1. 無地のジャケット

ビジネスカジュアルではストライプやチェックなどの柄が入ったジャケットを着用する方が少なくありません。

たしかに柄があることでカジュアルにはなるのですが、コーディネートの難易度は少し上がるため、中級者～上級者向けになります。

一番着こなしやすいのは無地のジャケットです。

どのような服装でも合わせやすいので初心者の方におすすめです。

柄の入ったジャケットを着てみたい場合は、シャツやスラックスを無地でツヤのあるものにしてフォーマル度を高めましょう。

少し派手なジャケットを着ても全体的にバランスが取れるので、おしゃれで上級者の着こなしになります。

3-2. 襟付きシャツ

ビジネスカジュアル初心者の方にはおすすめのアイテムです。

3-3. 無地の薄手のニット

秋冬のビジネスカジュアルでは薄手のニットが定番化しています。

薄手のニットは細い糸（ハイゲージ）で作られています。

細い糸を使った服は生地に光沢感やツヤが出るものが多く、ビジネス向きといえるでしょう。

薄手のニットの定番カラーはブラックやネイビーです。

また、薄手のニットの代わりにカーディガンを着ている方もいます。

暑さが残る秋には着脱できるので活躍してくれるでしょう。

なお、ジャケットの下に厚いニットを着てしまうと着ぶくれしてスマートに見えなくなりますので注意が必要です。

3-4. スラックスやチノパン

パンツにもいくつか種類はありますが、スラックスはフォーマル度が高く、次いでチノパン、そしてジーパンはカジュアル度が高いパンツとなります（なお、色や素材によりフォーマル度は多少変化します）。

ビジネスカジュアルではジーパンはカジュアルになり過ぎるため、着用されることは多くありません。

基本的にはパンツ中央に折り目が入った、クリースのあるスラックスやチノパンを着用しましょう。

3-5. 装飾の少ないシンプルな革靴

シューズは身体の先端に位置するためとても目に留まりやすいアイテムです。

スタイル全体の印象を左右しますので気を抜かないようにしましょう。

まずは装飾の少ないシンプルな革靴から始めることをおすすめします。

また、革靴のなかにもフォーマル度が高いものと低いものがあります。

フォーマル度が高い革靴は、ストレートチップやプレーントゥです。

反対にフォーマル度が低い革靴としては、Uチップ・Vチップやローファーが挙げられます。

シューズ以外のアイテムのフォーマル度によって革靴の種類を決めましょう。

3-6. シンプルで落ち着いた色のネクタイ

ネクタイの基本は、シンプルで落ち着いた色を選ぶことです。

ジャケットやシャツ、スラックスなどの色や柄で遊んでも、落ち着いた色のネクタイを選べば全体の印象を締めることができます。

3-7. 靴と色・素材を合わせたベルト

靴とベルトは色と素材を合わせるのが基本です。

もちろん、まったく同じ色にすることは困難なため、ブラウン系で合わせる・ブラック系で合わせるなど、遠目で見て同じ色に見えれば問題ありません。

4. 秋冬に参考にしたいビジネスカジュアルコーデ例

ここまでにご紹介したおすすめアイテムを踏まえたうえで、秋冬におすすめのコーディネート例を具体的に見ていきましょう。

4-1. スーツスタイル

フォーマル度☆5の着こなしは、テーラードスーツ、ワイシャツ＆ネクタイ、レザーシューズ、タイドアップが基本です。

ウール素材を使用したカッチリ目ねスタイルになります。

フォーマル度☆4の着こなしでは、セットアップスーツや、カジュアルシャツ、ニットタイなどカジュアルテイストなアイテムを使用したコーディネートになります。

ツイードやコーデュロイのセットアップスーツを取り入れることで、秋冬らしいあたたかな印象の着こなしになります。

4-2. ジャケパンスタイル

フォーマル度☆4の着こなしは、テーラードジャケット＆スラックス、ワイシャツ＆ネクタイ、レザーシューズの組み合わせが基本です。

変わってカジュアルジャケットや、カジュアルシャツなど、カジュアルテイストなアイテムを取り入れるとフォーマル度☆3となります。

パンツはセンタークリースパンツ（パンツ前面中央にある折り目）が基本です。

また、カジュアルスニーカーではなく、ジャケットやベルトとも相性のよいレザースニーカーを取り入れてみましょう。

4-3. ノンジャケットスタイル

ジャケットのないノンジャケットスタイルには、ジャケットの代わりにカーディガンを重ね着し、フォーマル度をアップしましょう。

カットソーではなくシャツを取り入れたり、カジュアルパンツでもクリースのあるものや、ウールスラックスにすることでフォーマル度が高まります。

5. まとめ

本記事では秋冬のビジネスカジュアルコーデをご紹介しました。

秋冬はアイテムの数が増え、色味など気を使うポイントも多くあります。

しかし、全体のフォーマル度を意識し、色や素材で季節感を出すことができれば、おしゃれ度をアップさせながらフォーマル度を保つことができます。

ぜひお気に入りのコーディネートを見つけて毎日のビジネスカジュアルを楽しみましょう。