ブラック(黒色)スーツの魅力とは? 魅力や着こなすときのポイントについて解説
2022.12.21
この記事の所要時間:約6分
冠婚葬祭には必須のブラックスーツ。
ダークトーンのスーツや他の色のスーツにはない魅力があり、最近ではビジネスシーンでも着用する方が増えています。
今回は、そんなブラックスーツの魅力から着こなし方までを解説します。
関連商品の購入はこちら
1. ブラック(黒色)スーツの魅力とは?
ブラックスーツの魅力は何といってもフォーマル度の高さです。
スーツはブラック・ネイビー・グレーが定番ですが、そのなかでもブラックはワンランク上のフォーマル度を感じさせます。
冠婚葬祭でブラックスーツを着用するのは当然ですが、ビジネスシーンで着用すると誠実で真面目な印象を与えることができます。
また、色や柄の入ったシャツやネクタイと合わせやすいのも魅力の一つです。
さらに、カジュアルなシャツと合わせてもバランスが取れます。
パーティーシーンでは薄いピンクのシャツと合わせて華やかさを出したり、ビジネスシーンではブルーのシャツと合わせて爽やかさを感じさせたりと、どのような色柄物とも相性が良く失敗が少ないので、「コーディネートが苦手」という方にもおすすめです。
2. ブラック(黒色)スーツには2種類ある
ブラックスーツには、冠婚葬祭用(礼服)とビジネス用の2種類があります。
2-1. 冠婚葬祭用のブラックスーツ
ブラックスーツは略礼装(略礼服)とされており、冠婚葬祭などのフォーマルな場で着用できます。
冠婚葬祭用のブラックスーツはブラックのなかでも特に暗い漆黒で、ツヤのない素材が使われていることも特徴です。
また、ラペル(身頃の折り返し部分)の形やシルエットなど、ビジネス用のブラックスーツとは違いがあるので混同しないようにしましょう。
2-2. ビジネス用のブラックスーツ
ビジネスシーンでもブラックスーツを着用する方は多くいらっしゃいます。
冠婚葬祭用のブラックスーツは漆黒ですが、ビジネス用は同じブラックであってもグレーに近いような奥行きのあるものもあり、一口に黒といってもそのバリエーションは様々です。
印象が多少変わるため、ブラックスーツを選ぶ際には色味まで意識しましょう。
また、生地はツヤがあるものを選ぶことで高級感が増します。
3. ブラック(黒色)スーツにはシャドーストライプの生地がおすすめ
結婚式などのパーティーシーンやビジネスシーンで着用するブラックスーツはシャドーストライプの生地がおすすめです。
光の当たり方により表情を変えるシャドーストライプはツヤもあるため高級感を感じさせ、スマートでおしゃれな印象を与えます。
シャドーストライプの他にはピンストライプやチョークストライプなどいろいろな種類がありますが、シャドーストライプ以外はビジネス感が強くなります。
パーティーシーン、ビジネスシーンのどちらでも使い勝手がよいのはシャドーストライプです。
なお、弔事の場合はストライプ柄の着用はマナーに反するため、ブラックの無地を選びましょう。
4.ブラック(黒色)スーツを着こなすポイント
では、ここからはブラックスーツをよりスマートに着こなすためのポイントを解説いたします。
4-1. シャツはホワイトがおすすめ
ブラックスーツ×白シャツは最もフォーマルな組み合わせです。
お葬式などのシーンでは白シャツが必須ですが、パーティーシーンやビジネスシーンでも白シャツはブラックスーツを引き立ててくれます。
ただし、ブラックスーツはさまざまな色と相性がよいので、パーティーシーンでは淡いピンクやブルーなどと組み合わせるのもよいでしょう。
少し色が入ると華やかさが増すのでおすすめです。
4-2. ネクタイは着用シーンで選ぶ
ネクタイは着用シーンごとにルールがあるので、しっかりと理解して選ぶようにしましょう。
★パーティーシーン(結婚式)
パーティーシーンでは無地でシルバーのネクタイが基本です。
シルクやサテンの生地を選べばツヤが出るので華やかさがプラスされます。
友人や同僚として出席する場合に淡いカラーのネクタイを付ける方も増えています。
淡い色であれば、ピンクやブルー、イエローなど選択肢が広がります。
ただし、ブラックのネクタイはお葬式を連想させるので避けましょう。
★ビジネスシーン
ビジネスシーンでのネクタイの色や柄は特にルールがありません。
相手に不快感を与えないことを意識するのは当然ですが、キャラクターものやビビットな色など奇抜でなければ問題ありません。
特にブラックスーツはフォーマル度が高いため、華やかなネクタイを合わせてみても落ち着いた印象を与えるでしょう。
★お葬式(お悔み事)
お葬式ではブラックの無地ネクタイを着用しましょう。
また、ツヤがない生地を選ぶのが基本です。
4-3. ビジネスシーンではブラックの革靴がおすすめ
ブラックスーツにブラックの革靴だと地味になり過ぎるのでは?と思うかもしれません。
しかし、全身をブラックでまとめることにより引き締まったスマートな印象になります。
ブラックはフォーマルな色なので、どのようなビジネスシーンでも場違いとなることはないでしょう。
また、シューズはパンツの色を合わせることで脚を長く見せる効果もあります。
4-4. カジュアルに見せるならブラウン系の革靴
ブラックスーツ×ブラックの革靴が堅苦しすぎると感じる場合は、革靴をブラウン系にするとカジュアルさが増します。
ただし、明るいブラウンを選んでしまうとブラックとの色差から足元が目立ってしまうので、ダークブラウンなど暗めの色がおすすめです。
また、コーディネートの基本ですが、シューズとベルトの色は同系色にしましょう。
5. まとめ
フォーマル度が高いブラックスーツは、フォーマルなアイテムからカジュアルなアイテムまで幅広く合わせやすいメリットがあり、冠婚葬祭用としてはもちろん、ビジネスシーンでも着用される流れが強くなっています。
どの年代のビジネスパーソンでも着こなしやすいので、一着は持っておきたいアイテムです。ぜひこの記事を参考に、ブラックスーツを選び、着こなしをマスターしてみてください。