就活の履歴書に貼る証明写真で気をつけるべきポイントとは?表情や服装の注意点

2022.12.09

リクルート

就活の履歴書に貼る証明写真で気をつけるべきポイントとは?表情や服装の注意点

この記事の所要時間:約7分

就活では業界や企業研究、面接対策など、やるべきことが山積みですが、そのなかでつい注意不足になりがちなのが、履歴書に貼る証明写真の撮影です。

そこで今回は、転職活動や、新卒での就職活動で使用する履歴書の証明写真について、撮影時のポイントについて髪型、服装などに分けて解説していきます。

1. 就活の履歴書に貼る証明写真って重要?

履歴書に貼る証明写真は就活においてどれくらい重要なのでしょうか?

就活の履歴書に貼る証明写真って重要?

履歴書に貼る証明写真は、基本的に本人確認のために使用されることが多いです。また、採用担当者が面接をした方を思い出すために使用されるケースもあります。

証明写真だけで合否が決まるわけではないものの、証明写真は採用担当者に顔を覚えてもらうきっかけになることもあります。

そのため、好印象を与えられるよう、身だしなみを意識する必要があります。

2. 履歴書に貼る証明写真の基本ルール

就活で使う証明写真には、きちんとルールが定められています。

どのような写真でも自由に使用できるわけではないため、以下の4点は確実に押さえておきましょう。

2-1. 規定サイズは縦4cm×横3cm

規定サイズは縦4cm×横3cm

就活に使用する証明写真の規定サイズは、縦が4cm、横が3cmの長方形です。

市販されているものやインターネット上でダウンロードできる履歴書フォーマットにはあらかじめ貼り付け枠が設けられているので、それに合わせて貼付します。

なお、スピード写真の場合は撮影前の画面操作で履歴書サイズの指定が可能です。

写真館での撮影は多くの場合、あらかじめ何用の写真かを伝える機会があるため、就活の履歴書用である旨を伝えましょう。

2-2. 撮影してから3ヵ月以内の写真を使う

就活では撮影日から3ヵ月以内の証明写真を使用しましょう。

それ以上時間が経過すると写真と実際の印象にギャップが生じる可能性があるためです。

特に写真館で撮影をした場合には「せっかくなので長く活用したい」と思ってしまうかもしれませんが、今のあなたに限りなく近い姿を認識してもらうためにも、時間が経過した写真は使わないようにしましょう。

2-3. 写真の裏にフルネームを書いておく

採用担当者は日々多くの履歴書を見ながら選考を進めています。

その過程でもし履歴書の写真が剥がれ落ちてしまうと、その写真が誰のものかわからなくなってしまうため、証明写真の裏側にはあなたのフルネームを書いておくようにしましょう。

2-4. 背景色はホワイト・ブルー・グレーが基本

就活の証明写真は、ホワイトやブルー、グレーの背景で撮影するのが基本的なルールです。

写真館での撮影なら、履歴書用の撮影とわかれば写真館側で背景に配慮してくれるはずですが、念のためその旨を伝えるようにしましょう。

また、企業によっては背景色を指定される場合もあるため、一社ごとに確認することをおすすめします。

3. 証明写真を撮るときの服装で気をつけるべきポイント

就活の証明写真をよりよい印象に仕上げるためには服装選びがポイントになります。

上半身しか映らない限られた情報量だからこそ、以下のポイントは確実に押さえておきましょう。

3-1. スーツはブラックかネイビーの無地がおすすめ

スーツはブラックかネイビーの無地がおすすめ

大前提となるのはスーツの着用です。ブラックかネイビーの落ち着いた色合い、かつ無地のスーツを着用すると、誠実な印象を与えやすくなります。

基本的には「リクルートスーツ」と呼ばれる就活用のスーツで問題ありません。

3-2. シャツは白の無地が安心

シャツは白の無地が安心

スーツの下に着るワイシャツやブラウスは白の無地だと安心です。

「色つきのシャツの方が目に留まりやすく、同じような服装ばかりの応募者のなかで面接官の目を引くことができるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ビジネスシーンで使用する証明写真であるため、場合によってはよい印象を抱かない面接官がいる可能性もあります。

なおブラウスに関しては、首回りが開きすぎているとだらしない印象を与えてしまう可能性があるため、事前に試着しサイズを確認しておくのがおすすめです。

3-3. アクセサリーは選考企業のテイストに合わせる

ピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーは外した状態で証明写真の撮影をすると安心です。しかし最近では、服装に関して一切指定のない企業も増えてきているため、選考を受ける企業のテイストに合わせて判断しましょう。

ただし、一回の撮影で複数の企業に証明写真を使いまわす場合は、アクセサリーを外しておいた方が使いまわしやすいためおすすめです。

3-4. ネクタイは派手過ぎるものは避ける

ネクタイは派手過ぎるものは避ける

ネクタイは証明写真全体の雰囲気を左右する重要なアイテムです。ネクタイの柄や色によって異なる印象を与えられます。

就活で一般的に選ばれやすいネクタイの柄はドットやストライプ、チェック柄といったもので、無地よりも明るい印象を与えつつもコーディネート全体を邪魔しないさりげない柄であることが理由でしょう。

また、ネクタイの色が人に与える印象も大きいです。

証明写真の背景色やスーツの色を踏まえ、バランスのよい色合いを意識しましょう。

4. 証明写真を撮るときの髪型で気をつけるべきポイント

就活で使用する証明写真を撮る際には「清潔感」が重要です。

髪型のことで悩む場合も、清潔感があるか否かで判断すれば大きな支障はないでしょう。

その他、髪型で気をつけるべきポイントは以下のとおりです。

4-1. 男性の場合

男性の場合

男性の場合は黒髪で短髪だと爽やかな印象を与えられます。

髪でおでこや耳が隠れないよう、ワックスやジェルを使用してセットしましょう。

ただし、使用量が多いとベタベタとした見た目となり清潔感が損なわれてしまいます。

4-2. 女性の場合

女性の場合

女性の場合は、長さに関わらず輪郭に髪がかからない髪型を意識しましょう。

ショートの場合はワックスやムースで整え、ミディアムやロングの場合はヘアゴムで結ぶようにすると自分の表情が見えやすくなり、コミュニケーションも取りやすくなります。

また、就活ではお辞儀をする場面が多くあることが考えられるため、髪型が崩れないようヘアピンでしっかりとめておくと安心です。

5. 証明写真をキレイに撮るコツ

証明写真をキレイに撮るコツ

「写真はできる限りキレイに映りたい」というのが多くの人の願望です。就活の証明写真が選考に影響を与えるとなればなおさらでしょう。

証明写真は以下の3つのコツを意識するだけでグッとキレイに撮れるようになるため、あらかじめ練習しておくのがおすすめです。

5-1. 姿勢で印象が大きく変わる

姿勢を整えるだけでも写真の印象はよくなります。

証明写真は胸から上部分しか映らないためあまり影響がないように思うかもしれませんが、猫背の状態で撮影した証明写真は顎が上がってだらしない印象を与えてしまいます。

また、姿勢が崩れていると気付かないうちに頭が傾いてしまうこともあります。

撮影時はイスに深く腰を掛けてすっと背筋を伸ばし、顎を引くことを意識しましょう。

また、太ももの上で手を組んでおくと腕が奥に引かれ、腕まわりのシルエットがすっきりとします。

5-2. カメラ目線

まっすぐカメラ目線を意識することも証明写真をキレイに撮るコツです。

撮影時には顔をしっかりとカメラに向けます。

カメラのレンズの位置と目の位置がずれると上目遣いや見下ろすようなアングルになってしまうので注意しましょう。

5-3. 歯を見せない程度の笑顔

歯を見せない程度の笑顔

口元は口角を上げ、軽く微笑んだ状態で撮影しましょう。

就活の証明写真だからといって真顔でなければならないというルールはありません。

歯が見えない程度の笑顔を心がけましょう。

6. まとめ

まとめ

多くの場合、企業の採用担当者があなたの顔を初めて認識するのは、履歴書の証明写真を見るときだと考えられます。

しっかりとした対策でベストな証明写真を撮影し、自信を持って就活に臨んでください。

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