スーツで上下色違いはあり?色違いで合わせるときのポイント
2022.12.09
この記事の所要時間:約5分
街で上下色違いのスーツを着こなすビジネスパーソンを見て「おしゃれだな」と感じた経験はありませんか?
ビジネスではスーツは上下揃いが主流でしたが、昨今ビジネスカジュアルが推奨される流れから、上下色違いのスーツを着る、ジャケパンスタイルの方も増えてきました。
今回はジャケパンスタイルの着こなしポイントを解説します。
1. 上下色違いのスーツは「ジャケパンスタイル」
上下で色違いのテーラードジャケットとパンツを組み合わせることを「ジャケパンスタイル」と呼びます。
反対に、上下同じ色の組み合わせは「セットアップ」です。
近年、ビジネスカジュアルの浸透によりスーツを着る機会が少なくなったといわれますが、正確にはファッションにおいてビジネスとカジュアルの境目が少なくなってきているといったほうが正しいでしょう。
ジャケパンスタイルはカジュアルな印象が強いですが、ビジネスシーンでも一般的になってきました。
一方、セットアップはジャケパンスタイルよりもフォーマル度が高いですが、最近は街着としても人気が高まっています。
関連商品の購入はこちら
2. 上下色違いのスーツはあり?
前述のとおり、最近ではビジネスシーンとカジュアルシーンの垣根が低くなり、ビジネスシーンでもカジュアルな服装が許容されるようになってきました。
したがって、ビジネスカジュアルを推奨している企業であれば上下色違いのジャケパンスタイルは問題ないでしょう。
3. 上下色違いのスーツを避けたほうがよい場合
上下色違いのジャケパンスタイルは「こなれ感」が出てコーディネートをかっこよくまとめられますが、下記のような場合は避けたほうが無難です。
TPOに合わせてコーディネートを考えるとよいでしょう。
●ビジネスカジュアルを推奨していない企業
ジャケパンスタイルは上下揃いのスーツよりもカジュアルな印象のため、ビジネスカジュアルを推奨していない会社では基本的にNGです。
業界によってはカジュアルな服装で仕事をすることが一般的なケースもありますが、伝統を重んじるような業界の場合ではルールを守らない社員と認識されてしまう可能性があるので注意しましょう。
●外部の方と打ち合わせをするとき
絶対に避けるべきとまではいきませんが、オフィスカジュアルを導入していない企業の方と打ち合わせをするときはジャケパンスタイルを避けたほうがベターです。自分より相手のほうがフォーマルになってしまうと失礼だと取られてしまう危険性があります。特に相手が重要な取引先の場合は注意しましょう。
4. 上下色違いのスーツを着こなすポイント
では、上下色違いのジャケパンスタイルをカッコよく着こなすためのポイントを解説します。
4-1. ジャケットはネイビーが合わせやすい
ネイビーのジャケットは季節やパンツの色を問わず着用できるため、コーディネートに取り入れやすいアイテムです。
また、ネイビーのフレッシュさはジャケパンスタイルにしても嫌味な印象になりません。まずはビジネススーツの定番色であるネイビージャケットから挑戦してみるとよいでしょう。
4-2. パンツは暗めの色を選ぶ
パンツを暗めの色にすると下半身が安定し、ジャケットの色をあまり選ばないため、初心者にも取り入れやすいコーディネートになります。
ジャケパンスタイルに慣れてきたら、パンツにホワイトやベージュなどの明るい色を取り入れてみましょう。
4-3. 季節感に合った生地を選ぶ
4-4. 柄物を取り入れるとおしゃれ度アップ
柄物を取り入れる場合は、ジャケットかパンツのどちらかにしましょう。両方を柄物にすると、統一感のない印象になってしまいます。
柄物に慣れていない方はシャドー系の柄を取り入れると、さりげなくおしゃれな着こなしができます。
4-5. シューズとベルトの色は合わせる
上下揃いのスーツを着用するときと同じく、ジャケパンスタイルでもシューズとベルトの色は合わせるようにしましょう。
完全に同じ色にする必要はありませんが、シューズがブラックならベルトもブラック。シューズがブラウンならベルトもブラウン系という形です。
シューズとベルトの色を合わせることで全体に統一感が生まれ、スッキリした印象になります。
5. ジャケパンスタイルのおすすめコーディネート
最後に、ジャケパンスタイルをイメージしやすい具体的なおすすめコーディネートを紹介します。
5-1. ネイビージャケット×グレーパンツ
ジャケパンスタイルの定番のネイビージャケットとグレーパンツのコーディネートです。初めてのジャケパンスタイルの方におすすめです。
5-2. ブラウンジャケット×カーキパンツ
フロントポケットをパッチ仕様にしたカジュアルジャケットです。
インナーに合わせているバンドカラーシャツは、オン・オフ問わず着用できるので1着持っておくと便利でしょう。
5-3. ネイビージャケット×チノパン
ネイビーのブレザージャケットとベージュのパンツを組み合わせたコーディネートです。
ジャケパンスタイルではネイビーのブレザージャケットも便利です。他の色とも相性がよいので、パンツをホワイトにしたりチェックのような柄物を取り入れたりするのもおすすめです。
6. まとめ
ここまで、上下色違いのスーツを着用する「ジャケパンスタイル」のコーディネートについて解説しました。
ジャケパンスタイルは着こなしの幅が広がるため、上手にコーディネートすればおしゃれさをしっかりアピールできます。
取引先を訪問する際やビジネスカジュアルを採用していない企業では上下揃いのスーツが無難ですが、もしチャレンジできる機会があれば、ぜひこの記事を参考にさまざまなコーディネートをしてみてください。