入園式・入学式のママのスーツはどう選ぶ?選び方や着こなしのポイント
2022.12.09
この記事の所要時間:約6分
入学式や入園式を迎えるお子様のいるご家庭にとって、春はその準備で大変忙しい季節です。
お子様の洋服や持ち物の準備も大切ですが、それと同時に忘れてはいけないのがママのスーツ選び。我が子の晴れ舞台を見守るママも、お祝いの席に相応しい服装で参加できるよう準備が必要です。
今回は、お子様の入園式・入学式で、ママが着用するのにふさわしいスーツについて徹底解説。選び方や着こなしのポイントについてもご紹介します。
1. 入学式・入園式のママが着るスーツの定番は2種類
ママが入学式・入園式に着るのにふさわしいスーツには、大きく2つの種類があります。それぞれご紹介します。
1-1. ワンピース×ジャケット
式典に相応しい「きちんとした印象」はそのままに、着やすさと清楚な見た目が特徴のワンピース。入学・入園式にぴったりなコーディネートです。
ワンピース×ジャケットのメリットは以下の通りです。
(1)着やすく体型カバーが出来る
ワンピースはウエスト周りに余裕があり、締め付けの少ないシルエットが特徴。妊娠中の方を含め、どのような体型の方でも着用しやすいアイテムです。
ただし、ウエストやヒップなど気になる部分をカバーしたいからとゆったり過ぎるシルエットを選ぶのは禁物。締まりがなくなることで、きちんと感が損なわれたりすることがあるため注意が必要です。
(2)堅苦しすぎずやわらかい雰囲気になる
スーツもワンピースと同じく準礼装に該当しますが、ワンピースのほうがやわらかい雰囲気を出すことができます。スーツを着慣れていない方や堅苦しい雰囲気が苦手という方におすすめです。
(3)入学式・入園式シーズンが終わった後も活躍する機会が多い
せっかく新調するのであれば着回しできるものを選びたいという方も多いでしょう。その点、シンプルできちんと感のあるワンピースは、入卒園式を終えた後も特別な日のお出かけ着として活躍します。
1-2. スカート×ジャケット
きちんとした印象を最優先に考える場合に間違いないのは、最も一般的なスカート×ジャケットのスーツスタイル。
スカート×ジャケットのスタイルを選ぶメリットは以下の通りです。
(1)厳粛な雰囲気でも問題なく馴染む
スカート×ジャケットのスタイルは入園式・入学式で最も一般的とされるドレスコードです。中でも上品なネイビースーツは鉄板スタイル。厳粛なカトリック校などマナーを重んじる傾向にある園や学校の式典も問題ありません。
(2)着まわし力が高い
シンプルなデザインのスーツは年齢を重ねても問題なく着用できるのがうれしいポイント。定番カラーのネイビースーツなら、中学・高校の入学式・卒業式まで長く着回せます。最近ではスカートとトーンの異なるジャケットがセットになった「アンサンブルのセット」も人気です。上下の組み合わせを変えたり上下それぞれを単品で着たりするなど、その後の学校行事でも雰囲気を変えて着回せるのが大きなメリットです。
2. パンツを選んでも大丈夫?
パンツスタイルも式典に相応しいドレスコードです。厳粛なカトリック校や一部の地域によっては浮いた印象を与える可能性も否定できません。
パンツスーツを検討する際には、事前に園や学校の雰囲気、地域性についてリサーチしておきましょう。
3. 入園式・入学式と卒業式は同じ服装でもOK
入園式・入学式は明るいカラー、卒園式・卒業式は落ち着いたカラーの服装を選ぶのが良いと言われる一方、短期間で新調するのは経済的にも負担が掛かります。
「できることなら同じものを着回したい」と感じるママも多いでしょう。
入園式・入学式の服装で卒園式・卒業式に参加することは問題ありませんが、卒園式・卒業式のスーツは黒やネイビーなど「落ち着いたカラー」が一般的。
入園式・入学式ではやや控えめな印象を与える可能性があります。
ダークカラーのスーツを着用する際は、インナーの色を明るくしたりアクセサリーやコサージュで華やかさを加えたりすることで晴れの日に相応しい装いに仕上げることができます。
4. 入学式・入園式のスーツの選び方
次に、入学式・入園式のスーツを選ぶ際にチェックすべきポイントをご紹介します。
4-1. スカート丈は膝下くらいがおすすめ
正式な式典の場では「立つ・座る」の動作が多いため、着丈はやや長めを選ぶのがおすすめです。目安は膝が隠れる長さにすること。
膝が見えるような短い着丈や足首まであるような長い着丈は避けましょう。試着をする際には「座った状態でもしっかりと膝が隠れる長さ」であるか必ず確認しましょう。
4-2. ホワイトやベージュで明るい印象に
お祝いの場である入園式・入学式では、華やかな印象を与える「明るめ・淡い色合い」のスーツを着用するのが一般的とされています。
ポイントは、落ち着いた色身でトーンが明るいものを選ぶこと。
具体的にはホワイトやベージュ、ライトグレー、パステルカラーなどがおすすめです。
4-3. ツイード生地がおすすめ
スーツジャケットの堅苦しさが苦手という方には、上品なツイード生地のジャケットがおすすめです。
派手過ぎず程よい華やかさがあるため、お祝いの席に相応しい上品な雰囲気で着こなすことができます。
5. 入学式・入園式のスーツを着こなすためのポイント
選び方だけでなく着こなし方によっても見た目の美しさは違ってきます。
ここでは入学式・入園式のスーツを着こなすためのポイントをご紹介します。
5-1. 汚れやしわがついていないか
いくら式典に相応しいドレスコードを意識しても、汚れやしわがある服はマナー違反です。長期間タンスにしまっていた場合は虫食いやカビがないかも必ず確認しましょう。
5-2. 迷ったらセットアップを選ぶ
「上下を自分で組み合わせる自信がない」という方にはセットアップがおすすめです。
ベーシックな上下2点セットだけでなく、最近では上下で色のトーンが異なる、上述でもご紹介した「アンサンブルのセット」のような、簡単に着回しできるセットアイテムも豊富です。
5-3. ワンポイントにはコサージュを
入園式・入学式に参加するママの多くが胸元に付ける「コサージュ」。
子どもたちの門出を祝う気持ちを表し、ベーシックな装いの中に控えめな華やかさを加える効果があります。
式典に相応しいコサージュを選ぶ際に注意すべきポイントは以下の通りです。
(1)派手な印象を与えるコサージュは避ける
(2)喪を連想させる黒いコサージュは避ける
(3)カジュアルな素材で作られたコサージュは避ける
(4)ラメやお花以外の装飾が激しいコサージュは避ける
これらの点に注意しながら、お気に入りのコサージュでお祝いの気持ちを表しましょう。
6. まとめ
ここまで、入園式や入学式におけるママのスーツ選びについて解説しました。
入園式・入学式は愛する子供たちが迎える晴れの舞台。
お祝いの気持ちを常識ある服装で表すことは、親が守るべき大切なマナーです。
ぜひ式典に相応しいドレスコードで参列し、お子様の成長した姿を見守りましょう。