ブラウン(茶色)スーツの魅力とは? 魅力や着こなすときのポイントについて解説
2022.12.08
この記事の所要時間:約6分
ブラックやネイビーのスーツと比べると少数派のブラウンスーツ。
そのぶん周りとの差別化がしやすいですが、おしゃれに着こなすにはいくつか注意しておいた方がよいポイントがあります。
そこで今回は、ブラウンスーツの着こなしや具体的なコーディネートを解説します。
1. ブラウンスーツの魅力
まずはブラウンスーツの魅力を見ていきましょう。
1-1. 安心感のイメージがある
ブラウンはいわゆる「アースカラー」であり、周りの方に安心感を与える色です。
また、スーツの定番色であるブラックやネイビー、グレーと比べ暖かみを感じさせる色でもあり、スーツをブラウンで仕立てると安心感がある大人なイメージとなります。
クラシカルな雰囲気も出せるため、近年のトレンドにもぴったりです。
1-2. 素材によっては一年中着用できる
ブラウンは秋冬に多く着用されるイメージですが、素材を選べば一年を通して着用可能です。
スーツの定番であるウールは一年中着用可能ですが、春夏用にリネンのブラウンスーツを着用すると、より季節感を出せます。
2. ブラウンスーツを選ぶときのポイント
次に、TPOに合わせてブラウンスーツを選ぶ際のポイントを解説します。
2-1. ビジネスシーンではダークトーンがおすすめ
ブラウンスーツには落ち着いた印象がありますが、それでも定番のブラックやネイビーよりはカジュアルな印象となります。
ひと口にブラウンといっても、オレンジに近い鮮やかな色からブラックに近いダークトーンまで、さまざまな色合いがありますが、スーツの印象はブラックに近い方がフォーマルになるので、ビジネスシーンで着用するならば、なるべくダークトーンを選ぶとよいでしょう。
ダークブラウンはコーディネートが簡単なので、初心者の方でも簡単に着こなせます。
2-2. 柄によって印象が変わる
ブラウンスーツは落ち着いた印象で暖かさを感じさせますが、以下のような組み合わせによって印象を変えることも可能です。
【ブラウン×ストライプ】
ストライプのスーツは、スタイリッシュな印象とともに華やかな雰囲気を放ちます。
目立つスーツを避けたい場合はシャドーストライプを選ぶとよいでしょう。
見る角度や光の当たり方によって表情が変わるため地味な印象にはなりません。
主張しすぎずに柄を取り入れたいという方におすすめです。
ただし、シャドーストライプであっても無地よりは主張が強く、個性的にもなるので、新入社員の方は無地のものを選ぶと安心です。
【ブラウン×チェック】
チェック柄のスーツは無地やストライプと比べるとカジュアルで柔らかい印象となります。
ビジネスシーンで着用するのであれば、なるべくダークな色合いを選ぶとよいでしょう。
3. ブラウンスーツを着こなすポイント
続いて、ブラウンスーツをよりスマートに着こなすためのポイントを解説します。
3-1. ネクタイも同系統の色で揃える
ブラウンスーツは他の色との相性がよく、ネクタイも色を問わずに選べます。
同色系でまとめる「ワントーンコーディネート」にするとブラウンスーツのクラシカルな印象をより強調できるので、ブラウンが好きな方にぜひ試して欲しいコーディネートです。
3-2. ブルー系のシャツがおすすめ
ネクタイと同様、ワイシャツに関しても色を問わずに着用できます。
なかでも鉄板の組み合わせはサックスブルーのシャツです。
ブラウンスーツはクラシカルで大人っぽい印象がある反面、爽やかさを感じさせるサックスブルーのワイシャツと組み合わせることでかっちりとした印象のなかに柔かさを感じさせます。
3-3. ポケットチーフといった小物アイテムを併用する
ブラウンスーツにポケットチーフを加えると華やかなイメージがアップします。
結婚式のようなフォーマルな場でよく使われるホワイトのポケットチーフでも問題はありませんが、ネクタイの色とポケットチーフの色を合わせるとよりおしゃれにまとまります。
3-4. シューズとベルトの色合いを合わせる
定番色のスーツの着こなしと同じく、ブラウンスーツでもシューズとベルトを同系色にしましょう。
完全に同じ色にする必要はありませんが、同色系にすることで統一感が増します。
特にブラウンスーツの場合はブラックやブラウンのシューズとの相性が抜群です。
似たトーンにすることで足長効果も期待できます。
4. ブラウンスーツのおすすめコーディネート
最後に、ビジネスシーンと結婚式でもおすすめのブラウンスーツコーディネートを紹介します。
4-1. ビジネスシーンでのおすすめコーディネート
ダークブラウンのスーツに同色系のネクタイを合わせた、基本に忠実なコーディネートです。
ホワイトのポケットチーフをプラスして華やかさを演出しています。
ビジネスカジュアルを採用している会社であれば、下の画像のようにニットを着てフォーマル度を調整することで、こなれた着こなしとなります。
ニットはモックネックになっており、シンプルなデザインで首元がすっきり。
また、コーディネート全体を無地に統一することで、洗練された印象になります。
ビジネスでニットを着用する場合は、きれいめなアイテムを着用しましょう。
4-2. 結婚式でのおすすめコーディネート
ダークブラウンのスーツにパープルクレリックシャツで華やかさをプラスしたセレモニースタイルです。
重厚感があるダブルのスーツであるぶん、パープルのような華やかな色を入れて明るさをプラスしています。
結婚式は基本的にブラックの礼服を着用しますが、非常にカジュアルな場であったり2次会では、カジュアルなスーツを着る方も増えています。
しかし、新郎より目立ってしまう明るいスーツやチェックが目立つスーツなど、カジュアルすぎる服装はNGです。
その点、ダークブラウンのスーツであればフォーマル度を保てるため、結婚式の2次会のような会場で着用しても問題ありません。
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5. まとめ
ここまで、ブラウンスーツの魅力や着こなしのポイントをご紹介しました。
ブラウンスーツには、定番のブラックやネイビーにはない安心感や暖かみがあります。
ビジネスシーンではダークブラウンのような落ち着いた色を、パーティーやホテルのレストランなどのカジュアルシーンでは明るめのブラウンを着用するなど、シーンに合わせて使い分ければ多くの場面で活用できます。
ネクタイやシャツなどの色も問わずに着用できるため、初心者でも簡単に着こなせるでしょう。
定番色のスーツが揃ったら、次はぜひブラウンスーツに挑戦してみましょう。