40代のスーツ選びのポイントは？着こなすポイントやおすすめコーディネート

この記事の所要時間：約6分

40代になると会社での地位や役職が上がり、それまでのスーツでは少し物足りなくなることがあります。

しかし、40代に最適なスーツをどのように選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、40代の方が購入するスーツの相場や、スーツを選ぶ際のポイントなどを解説します。

1. 40代がスーツにかける値段は？

40代が着用するスーツの相場は5万円～10万円程度とされています。

近年は安価なスーツが多いので、高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、40代にもなると社内でも重要な役職に就き、高い役職の顧客と打ち合わせをする機会も増えます。

スーツは生地や仕立ての丁寧さによって価格が上がりますので、スーツの価格差はわかる人が見れば一目瞭然です。

見た目で判断されないためにも、40代にふさわしいスーツを着用するようにしましょう。

2. 40代のスーツ選びのポイント

では、40代の方がスーツを選ぶ際には具体的にどのような点に気をつけたらよいのでしょうか。

2-1. 落ち着いた色味がおすすめ

40代のスーツには、ブラック、ネイビー、グレーなどの落ち着いた色がおすすめです。

40代ともなるとこのような色のスーツは一通り持っていることが多いと思いますが、生地にこだわって選ぶことで、まったく異なる印象を与えられます。

2-2. 質のよいスーツを選ぶ

質のよいスーツを着用すると、40代らしい落ち着きが出て好印象を与えられます。

上質なスーツを選ぶ方法の1つは、光沢があるスーツを選ぶことです。

光沢があるスーツは高級感があり、上質な印象を与えます。

一方、質のよいスーツは繊細で、お手入れがむずかしい点に注意が必要です。

質のよいスーツを購入したら、ブラッシングをする、脱いだらすぐハンガーにかける、毎日着用せずローテーションするといったメンテナンスを心がけましょう。

ただし、安価なスーツもメンテナンスが必要ないわけではありません。

安価なスーツもブラッシングと、日々のケアをおこなえば長く着用できます。

3. 40代におすすめのスーツ

40代の方におすすめのスーツを、具体例を挙げてご紹介しましょう。

3-1. 王道のネイビー・グレー

ネイビーやグレーはビジネススーツの基本となるカラーです。

光沢があるウール100％生地を使用することで、オーソドックスな色とは思えない美しさと高級感が出ます。

ネイビースーツは若々しい印象を与えることもありますが、40代が着用すれば品格をプラスすることもできます。

また、品格や落ち着きを感じさせるグレーは40代の印象にぴったりですが、色が明るめだと若者向けの印象となってしまう場合もありますし、素材の粗が見えやすいため生地選びは特に注意が必要です。

前述のとおり、生地に光沢がある質のよいスーツを選びましょう。

3-2. さりげない柄のスーツ

柄モノを上手に取り入れると、スマートな大人の男性を演出できます。ただし、柄が目立ちすぎると若々しすぎる印象になってしまいます。

40代男性におすすめの柄は、シャドーチェックやシャドーストライプです。

一見無地のように見えますが、光の当たり具合や角度で柄が浮かび上がり、表情のあるスーツになります。

このように、さりげなく柄を取り入れると大人っぽい印象を崩さずおしゃれに見せられます。

3-3. スリーピーススーツ

スリーピースとは、スーツの上下にジレを組み合わせたスタイルです。

もともとはスリーピースが本来のスーツの形式であり、現在の主流であるジャケットとパンツのツーピースは簡略化された形です。

スリーピースを上手に着ることができると、本格的なスーツを着こなせる人だというイメージや、かっちりとした印象を周囲の方々に与えられます。

1着は持っているといいでしょう。

4. 40代がスーツを着こなすコツ

最後に、40代が上手にスーツを着こなすためのコツを解説します。

4-1. ジャストサイズで着る

どの年代でもスーツはジャストサイズが基本です。

しかし、40代になると体型が変化する方も多いため、もともとはジャストサイズだったスーツにシワができてしまうことがあります。

シワは清潔感が損なわれてしまうため、フォーマルなスーツの大敵です。

紳士服店には幅広いサイズのスーツが用意されていますが、人の体型は千差万別なので既製品をジャストサイズで着用するのは意外とむずかしいものです。

しかし、近年は個人の体型に合ったスーツを作成する「オーダースーツ」が低価格化しています。

4-2. トレンドに合わせたスーツを着る

スーツのトレンドは街着と比べれば変化は少ないですが、それでもゆっくりと流行が変わります。

そのため、何年も前に購入したスーツをそのまま着用していると、いまの流行には沿わない形のスーツを着用することになってしまう可能性があります。

クラシカル回帰でスリーピースを着用する方が増えていると前述しましたが、だからといって以前着用していたスリーピースを引っ張り出してきても、時代にあった着こなしができない可能性があります。

同じアイテムでも、その時々で流行が変わるためです。

紳士服店に行けばトレンドのスーツが販売されています。

以前から持っているスーツを使い続けるのではなく、定期的に買い替えをしましょう。

4-3. 色数は控えめにする

コーディネートは色数が増えるとカジュアルな印象になりがちです。

たとえば、結婚式や葬儀で着用する礼服はネクタイのホワイト・ブラックの違いはありますが、どちらもモノトーンです。

全体で2色しか使用していないため、フォーマルな印象になります。

反対に、スーツ・ワイシャツ・ネクタイすべてに色を入れると、カジュアルすぎるコーディネートになってしまいます。

ビジネスで着用する際は、ワントーンやモノトーンなど色数を絞って落ち着きを出すとうまく着こなせるでしょう。

ビビッドカラーのように色味が強いアイテムを取り入れたいときは、その色が見える面積を少なくします。

たとえば、ネクタイは多少華やかでも見える面積が少ないため、それほど強い印象は与えません。

反対にワイシャツのような見える面積が大きいアイテムに強い色味を使ってしまうと目立ちすぎてしまいます。

5. まとめ

ここまで、40代のスーツ選びについて、着こなしポイントやおすすめのコーディネートを交えながらご紹介しました。

40代の方が購入するスーツの基本は、良質な生地、仕立ての良さ、ジャストサイズであること、トレンドに合ったスーツを選ぶことです。

落ち着きのある雰囲気を意識しながらも流行をしっかりと感じ取り、トレンドではないスーツを着続けるようなことがないようにしましょう。