【新卒社員必見】男女別スーツの選び方のポイントを解説
2022.11.30
この記事の所要時間:約9分
社会人になると、スーツを着用する回数が格段に増えます。
そのため、新しくスーツを購入するべきか、リクルートスーツは入社してからも着用してよいのか、などいろいろな悩みが出てきます。
この記事では、新社会人がスーツを選ぶポイントや、スーツは何着持っているとよいのかなど、新社会人のスーツに関する悩みについて解説します。
1. リクルートスーツはいつまで着てよいの?
リクルートスーツは主に就職活動中に着用するスーツです。
その主な特徴は以下のとおりです。
- ブラックやネイビーなどのダーク系
- 基本的に無地
- 機能性を上げるために化学繊維が混紡されていることが多い
リクルートスーツには上記のような特徴はありますが、一般的なビジネススーツと比べて特別な違いがあるわけではありません。
そのため、就職活動中だけ着用するのではなく、社会人になってからも着用して問題ありません。
しかし、社会人になると毎日スーツを着用するため、リクルートスーツのみだと少し物足りなくなります。
リクルートスーツと違い、ビジネススーツはストライプやチェック柄、グレーやブラウンなど、選択肢が多いことが特徴です。
リクルートスーツを着用しながらビジネススーツも買い足して、コーディネートの幅を広げていくとよいでしょう。
2. スーツは何着持っているとよい?
社会人になったらスーツを3着は持っておくと安心です。
スーツは1日着用すると空気中のホコリや花粉が付着したり、汗を吸ったりして汚れます。
毎日着用しているとその消耗が蓄積し、スーツの劣化が早まります。1日着用したら2日は休ませたいところです。
また、「春夏」と「秋冬」のシーズンごとに3着ずつスーツを持っていると快適に過ごせます。
一般的に春夏用のスーツの裏地は背抜きになっており、生地は薄いため、通気性が高くなっています。
一方で、秋冬用のスーツの裏地は総裏で生地は厚く、保温性が高くなっています。
オールシーズン用のスーツを年間通して着用することもできますが、それぞれのシーズンに合わせて着用した方が快適です。
特に営業職で外回りをする場合は季節による気温の変化の影響を受けやすいので、シーズンごとにスーツを用意しましょう。
3. 新卒社員がスーツを選ぶポイント
続いては、新卒社員が初めてビジネススーツを選ぶときのポイントを解説します。
3-1. 基本的にシンプルな色やデザインを選ぶ
リクルートスーツと違い、ビジネススーツには幅広い色と柄があります。
そのため個性的なスーツを選びたくなってしまいますが、会社の雰囲気に合わせてシンプルな色やデザインを選びましょう。
ビジネススーツの定番色であるブラック・ネイビー・グレーの3色の中から選べば失敗はしません。
また柄については、シャドーストライプやシャドーチェックがおすすめです。
これらの柄は一見無地に見えますが、光の加減や角度により柄が浮かび上がります。
生地に表情があるので、目立ち過ぎず控えめにもならない、普段と違う印象のビジネス用スーツを選ぶ際にピッタリの柄です。
3-2. ネクタイやシャツで配色を楽しむ
シンプルな色やデザインのスーツはフォーマル度が高いので、ネクタイやシャツに色を取り入れて多少カジュアルにしてもバランスが取れます。
ただし、スーツの基本はあくまでフォーマルなので、カジュアルになり過ぎないように気をつけましょう。
ネクタイやシャツでカジュアルになり過ぎないようにするには、以下の2点に注意する必要があります。
- 色数を多くし過ぎない
- 素材で高級感を出す
基本的にはスーツを含めて2色か3色が好ましい色数です。
スーツに限らず、洋服は色数が多くなるとカジュアルになります。
素材については、光沢があるほど高級感が出ます。
ネクタイやシャツでカジュアルな色や柄を選択しても、光沢があれば高級感が出てフォーマル度が高くなり、全体のバランスが取れます。
おすすめの素材は、シャツは綿、ネクタイはシルクが基本です。
以前は高級素材でしたが最近は安価になってきているので、ぜひ挑戦してみてください。
3-3. フィット感のあるシルエットを選ぶ
スーツはジャストサイズが何より大切です。
安価なスーツであっても、身体にピッタリのジャストサイズで着用していれば高級スーツのような雰囲気が出ます。
街着ではセットアップをオーバーサイズで着こなしている方が多いですが、プライベートだからカッコよく見えるのであって、ビジネスシーンではだらしなく見えてしまう可能性があります。
ビジネススーツを購入する際は、スタッフと相談して身体にフィットするスーツを選んでください。
また、既製品のスーツではなくオーダースーツを購入すればジャストサイズで着用できます。
新卒社員にとってオーダースーツは少し抵抗があるかもしれませんが、既製品のスーツと価格があまり変わらないオーダースーツもあるので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
オーダースーツについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶Quality Order SHITATE(クオリティーオーダー・シタテ)
4. 新卒社員におすすめの機能性スーツ
続いては、快適に着用できるおすすめの機能性スーツを紹介します。
4-1. ウォッシャブル
スーツが汚れてきたらクリーニングをするのが常識でしたが、近年では自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブルスーツが登場しています。
ウォッシャブルスーツはクリーニング店にスーツを持ち込む手間がかからず、クリーニング費用も節約可能です。
もちろんクリーニングに持ち込んでも問題ありませんが、普段は自宅で洗濯をして、シーズン終わりにはクリーニング店に出すといったような使い分けをしてもよいでしょう。
4-2. ストレッチ
スーツに慣れていない新卒社員はスーツを窮屈に感じることがあります。
そのようなときは、伸縮性に優れた生地を使用したストレッチスーツがおすすめです。
生地が伸び縮みするので窮屈感がなく、動きやすさは抜群です。
ストレッチスーツは以下のような場面でも快適に着用できます。
- 倉庫での作業
- 得意先への納品で荷物を運ぶ
- 自転車での通勤
- 座り仕事の合間のストレッチ
ストレッチスーツは外回りで動き回る営業職にもおすすめですが、一日中社内で座り仕事をしている内勤の方にもおすすめです。
4-3. 防シワ加工
スーツにとってシワは大敵です。シワがあるだけで清潔感が損なわれてしまいます。
折り目がきれいなパリッとしたスーツを着用すると清潔感が出て、スーツを上手に着こなしている印象になります。
しかし、イスに座ったり車を運転したりすると、どうしてもシワができてしまいます。
定期的にアイロンをかけるのがベストですが、時間がない場合は防シワ加工のスーツを購入しましょう。
5. 新卒社員がスーツ以外に揃えるものは?
最後に、社会人になるうえでスーツ以外に揃えるべきアイテムについて解説します。
5-1. ネクタイ
新卒社員におすすめのネクタイの色とそれぞれの印象は以下のとおりです。
- ブルー系:爽やかで清潔感がある
- レッド系:元気で力強い印象
- グレー系:落ち着いていて上品な印象
プレゼンではレッド系、得意先との打ち合わせではブルー系やグレー系など、着用シーンに合わせて色を選びましょう。
柄は無地とストライプが定番です。
ストライプは幅が広いとカジュアルに、幅が狭いとフォーマルな印象になります。
新卒社員がストライプ柄のネクタイを着用する場合は、幅が狭いストライプでフォーマルな印象を与えるとよいでしょう。
5-2. ワイシャツ・ブラウス
ワイシャツやブラウスはスーツと違い肌に直接触れるため、1日着用したら洗濯することが基本です。
雨で洗濯物がよく乾かないこともあるので、一週間分として5着は持っていると安心です。
色や柄はホワイトの無地を基本として、ワイシャツ・ブラウスともにサックスブルーやストライプなども持っているとコーディネートに幅が出ます。
5-3. ベルト
スーツスタイルでは基本ベルトを着用します。
ベルトループがついていない場合はベルトをしなくても良いですが、ループがある場合は、だらしない印象を持たれないためにも、ベルトを着用しましょう。
また、スカートの場合はベルトは着用しなくても問題ありません。
5-4. ハンカチ
社会人にとってハンカチは必需品です。
手を洗ったときに手をバタバタさせて乾かしたり、スーツの袖で拭いたりすると、子供っぽく見えて相手からの信頼を失ってしまう可能性があります。
また、スーツに水や汗などが付着すると劣化が早まります。
ハンカチを持ち歩くだけで解決できるため、ヒップポケットやバッグに入れておくようにしましょう。
洋服の青山では「安心おまとめセット」として、新社会人に必須のアイテムを揃えています。
単品で購入するよりもお得になるため、ぜひお近くの店舗にご来店ください。
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6. まとめ
リクルートスーツはブラックやネイビーなどの色で機能性が高いという特徴がありますが、一般的なビジネススーツと比べて特別な仕様になっているわけではないので、入社後も着用して問題ありません。
しかし、新社会人になると毎日スーツを着用するので、同じスーツばかり着ていると劣化が激しくなります。
ここでご紹介した内容を参考に、さまざまなタイプのスーツを比べながら、上手に選んでスーツの数を増やしていきましょう。