50代女性におすすめ!ブラウスを使ったコーディネートと着こなしのポイントを解説
2022.12.02
この記事の所要時間:約7分
オフィスコーディネートに欠かせないアイテム「ブラウス」。
ふんわりとした柔らかい雰囲気とシルエットが特徴です。
ひと口にブラウスといっても、襟の有無や袖の形状、ウエストの絞り、素材など、その種類はさまざまです。「年齢にあった素敵な着こなしをしたいけれど、控えめすぎず、可愛すぎないデザインはないかな…」と頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、50代が着るにふさわしいブラウスについて徹底解説。
上品かつ華やかに見せてくれるコーディネートと着こなしのポイントもご紹介します。
1. ブラウスの種類って?
ブラウスはシャツの一種で、一般的に女性用のシャツのことを指します。
ただしブラウスの場合、襟がなく柔らかい印象のソフトブラウスもあります。
また、襟が付いていないものも存在し、デザインや素材も多岐にわたるのが特徴です。
種類が豊富だからこそ年相応の素材やデザインをおさえたブラウスを選び、素敵な着こなしをしたいもの。
ここからは素敵なブラウスをご紹介します。
1-1. ボウタイブラウス
ボウタイブラウスは、襟の部分にリボン結びやタイ風結びができる長さの紐がついたブラウスです。
顔周りが華やかな印象に仕上がり、大人のしなやかさを引き出す着こなしが可能です。
1-2. スキッパーカラーブラウス
スキッパーカラーブラウスは、第一ボタンの部分にボタンがなく首元がV字に開いたデザインのブラウスです。
どうしてもかっちりとした印象が強くなりがちな襟付きブラウスですが、首元の抜け感で窮屈さを感じさせません。
きちんとした印象はそのままに、すっきりとした着こなしが可能です。
1-3. スタンドカラーブラウス
スタンドカラーブラウスは、襟が折り返されておらず立った状態のブラウスです。
胸元が開きすぎないため上品で柔らかい印象を与えます。
1-4. タックブラウス
タックブラウスは、胸元がつまみひだのように縫製されたデザインのブラウスです。
タックの入り方や細かさによって与える印象は大きく異なります。
ピンのように細かなタックが施されたピンタックブラウスを選べばかっちりとした印象に。
幅の広いタックが施されたブラウスを選べば柔らかい印象で着こなすことが可能です。
2. 50代ファッションのポイント
キャリアを重ねた女性には、上品かつ余裕を感じさせる装いが求められるでしょう。
控えめすぎず、華やか過ぎず、可愛すぎず、堅すぎず……。
「年相応の素敵な着こなし」をするためにおさえておきたい3つのポイントをご紹介します。
2-1. 全体の色使いは3色以内に
コーディネートを作り上げる際に大切なのは、色をばらつかせず、すっきりと清潔感のある見た目に仕上げることです。
コーディネートに使う色は3色以内にすることで、すっきりと洗練された印象を与えることができます。
ただし、3色以内ならどのような色を組み合わせてもよいわけではありません。
色選びのポイントは、色を混ぜ合わせてできる関連性のある3色にすること。
例えばトップスがホワイト、小物がブラックであれば、ボトムスにはホワイトとブラックを混ぜ合わせてできるグレーを選ぶというようなチョイスです。
コーディネートに自信のない方は、3色のうち1色を小物に取り入れるのがおすすめ。
コーディネートに慣れてきた人は、同じ色の中でも濃淡の異なるアイテムをとりいれて奥行きのあるスタイルに挑戦してみましょう。
印象別おすすめの3色
●ホワイト×ブラック×グレー
仕事服にふさわしい誠実できちんとした印象
●ネイビー×ホワイト×サックスブルー
清潔感溢れる爽やかな印象
●ブラウン×ホワイト×ベージュ
女性らしく上品な印象
このように、コーディネート全体の色使いを3色以内にまとめることで、見る人にすっきりと洗練された印象を与えることが可能です。
もちろん、全体を2色、あるいは単色でまとめたコーディネートもすっきりとした印象を与えますが、3色に比べるとややきつい印象になります。
柔らかく優しい雰囲気を作るなら、3色コーディネートが最適です。
2-2. きれいめなスタイルで大人の雰囲気を
きれいめなスタイルを作り上げるためにハズせないポイントが「サイズ・色味・季節感」の3項目です。
①サイズ ~自分の体に合ったものを選ぶ~
肩幅や着丈など、自分の体にしっかりと合ったサイズの服を着用することは、きちんとした印象を与えるうえで大変重要なポイントです。
年齢を重ねると体型の変化に悩むことが多くなります。
体型カバーや着心地を重視し、無意識のうちにゆったりとしたサイズ感を選ぶ傾向にあるため注意が必要です。
②色味 ~ホワイトを効果的に使いこなす~
ビジネスシーンでは、ベーシックカラーを使ったコーディネートが基本とされています。
しかし、落ち着いた印象を与える一方で控えめになり過ぎてしまうのは避けたいもの。
洗練された着こなしのためには、ホワイトを効果的に使いこなすことがポイントです。
春夏シーズンには全体の6~7割をホワイトにして爽やかさをUP、秋冬シーズンには全体の3~4割をホワイトにして、重たい素材の中に抜け感や余白を作りましょう。
③季節感 ~季節に合った素材を選ぶ~
季節に合った素材を選ぶことは重要なTPOマナーの1つです。
いくら上質な素材であっても、季節感を誤ると残念な印象を与えてしまう可能性があります。
衣替えの手間を省くために通年着られる素材を選ぶという選択肢もありますが、季節に合った素材を使い分けることでしか出せない重厚感があるのも事実です。
洗練された大人の着こなしを目指すなら、季節の感じられるアイテムを1つ取り入れるところから始めてみるとよいでしょう。
2-3. 上質な素材でエレガントに
上質なスーツに身を包んだ同世代の男性と並んで歩く機会も多くあります。
だからこそ、選ぶ仕事服は上質な素材であることが重要です。
たとえば、一見同じような光沢感のあるブラウスでも、シルク100%とレーヨンではジャケットを脱いで一枚で着たときの華やかさやオーラが圧倒的に異なります。
すべての服を一流品で揃える必要はありませんが、購入する際に素材に注目するよう心がけることも重要です。
3. ブラウスを使った50代のおすすめコーディネート
ここまでご紹介した内容を踏まえ、ブラウスを上手に使った50代向けのおすすめコーディネートをご紹介しましょう。
3-1. ブラウス×フレアスカート
清潔感のあるホワイトのブラウスに上品なフレアスカートを合わせたコーディネートです。
トップス・ボトムスともに柔らかなラインが特徴のアイテムを組み合わせることで、全体をベーシックカラーでまとめながらも堅くなりすぎない仕上がりになります。
3-2. ブラウス×ノーカラージャケット
ブラック・ホワイト・グレーの3色コーディネートはビジネスシーンにおける王道の組み合わせです。
ジャケット・ブラウスともにノーカラー、ブラウスには柔らかい素材を選ぶことで、誠実できちんとした印象はそのままに程よい抜け感を取り入れました。
3-3. ブラウス×セットアップ
ライトカラーのセットアップに濃いネイビーのブラウスでメリハリを効かせたコーディネートです。
全体をコントラストの効いた2色でまとめながらも、ブラウスの細かいドット柄で全体を調和させ統一感をアップ。
お洒落な印象を与える着こなしに仕上がりました。
4. まとめ
ひと口にブラウスといっても、ここでご紹介したようにさまざまなタイプのものがあります。
経験を積み重ねてきた今の年齢だからこそ漂わせることができる雰囲気を意識したブラウス選びで、素敵な着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。