結婚祝いのメッセージで意識すべきポイントとマナーを解説!
2022.12.02
この記事の所要時間:約7分
親しい方の結婚の話はうれしいものですが、結婚祝いのメッセージの書き方や送り方に悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
この記事では、結婚祝いのメッセージを贈るタイミングやマナー、結婚する方との間柄別の文例もご紹介します。
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1. 結婚祝いのメッセージはいつ渡す?
結婚祝いのメッセージは、メッセージのみを贈る場合と、結婚祝いにメッセージを添えて贈る場合の2つのパターンがあります。
いずれかによって贈るタイミングが異なります。
まず、結婚祝いにメッセージを添えて贈る場合は、結婚式の招待の有無によってタイミングが異なります。
結婚式に招待されている場合は、式の1週間前までに送るようにします。
結婚式に招待されていない場合は、式後1ヵ月程度経って落ち着いた頃に贈りましょう。
メッセージのみを贈る場合は、結婚を知ったあとの好きなタイミングで贈ります。
相手との関係性にもよりますが、メールやLINEでのメッセージの場合は夜遅い時間の連絡は避けるといったような、最低限のマナーは守りましょう。
2. 結婚祝いに贈るメッセージのマナー
結婚祝いに贈るメッセージのマナーについて解説します。
2-1. 「祝福」と「祈り」の気持ちを組み込む
結婚祝いのメッセージには、祝福の気持ちと今後の幸せを祈る気持ちを込めましょう。
まずは、新郎新婦がめでたく結ばれたことに対する祝福の気持ちを伝えます。
「ご結婚おめでとう」とシンプルな表現でも充分伝わるため、二人の新たな人生の門出をお祝いしましょう。
今後の幸せを祈る気持ちを伝える方法としては、「お二人の末永い幸せを願っています」のような表現が定番です。
夫婦で支え合う二人の人生が末永く、多くの幸せで彩られるよう祈りますが、難しく考え過ぎず、率直な気持ちを込めましょう。
2-2. 句読点は使わない
結婚祝いのメッセージには句読点は使わないようにします。
句読点は区切りや終止符を打つ「終わり」の意味を持ちます。
通常の文章とは違う書き方のため戸惑うかもしれませんが、句読点の代わりに空白や改行を活用することで読みやすい文章にまとめましょう。
また、「!(エクスクラメーションマーク)」もメッセージに使用できるため、メッセージを贈る相手との関係性を考慮しながら、可能であれば使ってみましょう。
2-3. NGワードは使わない
結婚祝いのメッセージには「忌み言葉」や「重ね言葉」などのNGワードがあります。
「忌み言葉」には「切れる」「終わる」「絶える」「なくなる」「飽きる」「裂ける」「最後」などがあります。
これらの忌み言葉は離婚を連想させてしまうものです。結婚式のお祝いメッセージだけでなくスピーチでも使ってはいけません。
「重ね言葉」は、「ますます」「いよいよ」「重ね重ね」「再三」などがあります。
これらは再婚を連想させるため、結婚祝いのメッセージで使用するのは避けるようにしましょう。
2-4. 黒か濃紺のペンを使用する
結婚式のお祝いメッセージは基本的に黒や濃紺で書きましょう。
ただし、友人のように親しい間柄であればカラフルな色合いでも問題ありません。
従来、メッセージを書く筆記具は万年筆を用いるのがマナーでした。
近年はボールペンでも許容されるケースが増えていますが、修正できるボールペンは摩擦で消えてしまうので避けましょう。
2-5. 2つ折りタイプは片面だけに書く
2つ折りのタイプのメッセージカードの書き方は、片面だけに記載するのがマナーです。
横折りであれば下側に、縦折りなら右側にメッセージを書きます。
些細なことのように思えますが、お相手のあることですので配慮して綴りましょう。
2-6. 封筒に入れる向きに注意する
封筒にカードを入れる際は、カードの正面が封筒の正面側を向くように入れます。
封筒がなくても問題はありませんが、封筒に入れることでより特別感を演出できますし、誠実な気持ちも表現できます。
3. 相手との関係性に合わせて贈る結婚祝いのメッセージ
結婚祝いのメッセージは、相手との関係性に合わせてお祝いの気持ちを伝えましょう。
ここでは具体的なメッセージの例をご紹介します。
3-1. 家族・友人
家族や親しい友人に贈るメッセージは、明るく親近感のある文章でお祝いします。
「結婚おめでとう お二人で仲よく 末永くお幸せになってくださいね」
「結婚おめでとうございます 笑顔あふれるご家庭を築いてくださいね」
3-2. 親戚
身内としての親しみは保ちつつ、相手との関係性に配慮し、お祝いします。
「結婚おめでとう お二人で幸せいっぱいの明るい家庭を築いてね」
「結婚おめでとうございます お二人でこれからも明るく笑顔のあふれる毎日を過ごしてくださいね」
3-3. 会社の上司・先輩
会社の上司や先輩への結婚祝いのメッセージは形式を重んじた文章で、失礼のないようにまとめます。
「ご結婚おめでとうございます お二人の末永いご多幸を心よりお祈りいたします」
「ご結婚おめでとうございます お二人がいつまでも幸多く温かい素敵な家庭を築かれますようお祈りいたします」
3-4. 会社の部下・後輩
会社の部下や後輩へは、祝福の気持ちに加え今後の新生活を応援する気持ちをつづりましょう。
「結婚おめでとう!これからはお二人で仲よく素敵な人生を歩んでくださいね!」
「ご結婚おめでとうございます これからの新生活では お二人で笑顔あふれる素敵な家庭を築いてくださいね」
3-5. 会社の同僚
会社の同僚への結婚祝いのメッセージは基本的にカジュアルな文面で問題ありません。
ただし、会社の同僚という関係のため家族・友人よりは形式的なメッセージを贈るほうが無難です。
「結婚おめでとう いつも仲よしのお二人で笑顔あふれる温かい家庭を築いてくださいね!」
「ご結婚おめでとうございます 仲睦まじいお二人 今まで以上に素晴らしい日々を過ごしてください」
4. 結婚式に欠席する場合
結婚式に招待されたにも関わらず、やむを得ない理由で列席できない場合は、謝罪の言葉と残念な気持ち、そして幸せを願う気持ちを込めましょう。
丁寧な言葉づかいで祝福とお詫びの気持ちを同時に伝えます。
「結婚おめでとう せっかくお誘いいただいたのにお二人の晴れの舞台に立ち会えず申し訳ありません 末永くお幸せになってくださいね」
「ご結婚おめでとうございます せっかくご招待いただきながら結婚式にうかがえず申し訳ありません お二人で温かい笑顔あふれるご家庭を築いてください!」
5. 結婚祝いを贈ってから結婚式当日までの注意点
最後に、結婚祝いを贈ったうえで結婚式に出席する場合に準備すべきものや注意点を解説します。
5-1. ご祝儀を渡すか決めておく
結婚祝いを事前に贈っている場合、結婚式当日にご祝儀を持っていかなければならないわけではありません。
しかし、新郎新婦にとっては結婚式の費用や新生活の出費もあるため、あらためてご祝儀を渡す方も多くいます。
お祝儀を用意するかどうか、事前に決めておくとよいでしょう。
また、結婚式に参列する際、お相手の負担になってしまう可能性があるため、結婚式当日に品物を渡すのは避けましょう。
結婚式の当日には目録を渡し、後日品物を配送する方法もあります。
5-2. 結婚式の持ち物が揃っているか確認する
結婚式当日の前に、着ていくスーツやドレスはもちろん、ネクタイやハンカチ、シューズなどの小物、招待状・財布・袱紗など、必要な持ち物をあらかじめ確認しておきましょう。
事前にチェックしておけば、当日は余裕をもってスムーズに支度ができます。
結婚式の持ち物については以下の記事でご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
▶【結婚式のゲストの持ち物】男性・女性それぞれが持っていくべき持ち物
6. まとめ
この記事では、結婚祝いのメッセージを贈るタイミングやマナー、間柄によって異なるメッセージの文例などをご紹介しました。
お知り合いの結婚に際しては、結婚に対する祝福と、今後末永く続く幸せを祈る気持ちをあなたの言葉で存分に伝えましょう。
また、結婚する二人に失礼のないよう、また自分自身も落ち着いて結婚式当日を迎えられるよう、結婚式の持ち物は事前に揃えておきましょう。