ビジネスリュックのメリットとは?おすすめの形や選び方をご紹介
2022.12.02
この記事の所要時間:約6分
近年、使用する方が増えてきたビジネスリュック。重い荷物の持ち運びが楽になる、両手が空くなどのメリットが多くあります。
しかし、ビジネスシーンでリュックを使用してよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ビジネスシーンでリュックを使用するときの注意点や、ビジネスリュックの上手な選び方などを解説します。
1. ビジネスシーンでリュックを背負ってもよい?
ビジネスシーンでリュックを背負うことに少し抵抗がある方もいるのではないでしょうか。
しかし、最近はビジネス用のリュックが多く販売されています。
実際に使用している方も頻繁に見かけるため、主流なビジネスバッグの1つといえるでしょう。
ただし、どのようなリュックでもよいというわけではありません。ビジネスシーンでリュックを使用する際は以下の2点に気をつけましょう。
●カジュアルなリュックを選ばない
ビジネスでは必ずビジネス用のリュックを背負うようにしましょう。
スポーツ用やタウンユース用などのリュックを背負うとカジュアルな印象になり、ビジネスにそぐわない装いになってしまいます。
カジュアルなリュックとは、グリーンやレッドなど明るく目立つ色や、メーカーのロゴが大きく入っているようなデザインが多く施されているものです。
反対にビジネス用のリュックは、ブラックなどダークトーンでシンプルなデザインが多くなっています。
●TPOを考慮する
ビジネスでリュックを使用する場合はTPOも考慮しましょう。
たとえば、新規の顧客や伝統を重んじる顧客などを訪問する際にリュックを背負っているとよい印象を与えられず、その後の取引に支障をきたす可能性があります。
リュックが主流になったとはいえ、ビジネスバッグと比べるとカジュアルなアイテムであることに変わりはありません。
フォーマルに決める場面と少しカジュアルに崩しても問題ない場面をしっかりと考えてリュックを選びましょう。
2. ビジネスリュックを使うメリット
続いて、ビジネスリュックを使うメリットについて解説します。
2-1. パソコンや資料が多く入る収納力
リュックは肩に背負うため、手に持つバッグよりも重たいものを持ち運べます。
そのため大容量のものが多く、仕事用のパソコンや資料などをたくさん持ち運べます。
最近ではペーパーレス化やテレワークの流れによりパソコンやタブレットを持ち運ぶ機会が増えました。
このことが、あまり重さを感じずに持ち運べるリュックが選ばれる理由にもなっています。
2-2. 両手が空く
リュックを背負えばバッグを持つ必要がないので、両手を空けて行動できます。
両手が空くと、コンビニでのお金の支払いや切符の購入、スマートフォンの操作などがしやすくなります。
また、転んでしまったときにとっさに手を出すことができ、もしものときにも安心です。
常に背負っていることで、どこかに置き忘れることや盗難のリスクも減らせます。
2-3. 身体への負担が軽い
ビジネスバッグは片手で持ったりストラップで片方の肩にかけたりします。
そのため、身体の片方にだけ負荷がかかります。
身体に対して均一に負荷がかからないと、以下のような身体的不調が発生します。
- 左右で筋肉量が偏り見た目が悪くなる
- 骨格がゆがむ
骨格がゆがんでしまうともとに戻すのは大変です。
ビジネスバッグを使用するのであれば、意識的に左右を持ち変えなければいけません。
しかし、リュックであれば両方の肩にバランスよく負荷がかかるので、身体への負担を減らせます。
3. ビジネスリュックの選び方
近年さまざまな商品が販売されているビジネスリュックですが、どのようなポイントに着目して選べばよいのでしょうか。
3-1. 機能で選ぶ
ビジネスリュックの機能は商品によってさまざまです。
まずはどのような機能が欲しいのか考えましょう。
●2Wayか3Wayタイプか
大きく利便性が変わるのは持ち運び方です。
背負うのみのリュックタイプ、リュックに持ち手も付いている2Wayタイプ、持ち手+肩かけのストラップも付いている3Wayタイプがあります。
移動のときは背負うか肩にかけ、顧客を訪問するときはビジネスバッグのように手に持つといったように、シチュエーションに合わせて使い分けられます。
●パソコン収納があるか
ビジネスシーンではノートパソコンを持ち運ぶことが当たり前になりつつあります。
そのため、ビジネスリュックにもパソコン収納が付いていることがあります。
パソコンは精密機器なので、他の荷物と一緒に入れておくと衝撃で不具合を起こす可能性があります。
パソコン専用の収納に入れておけば、クッション性が高く他の荷物とも干渉しないため、安心して持ち運びが可能です。
●軽さも大切
ビジネスリュックは毎日使用するものなので、軽量であることも大切です。
持ち運ぶ資料やパソコンが重かったとしてもリュック自体が軽量であれば身体への負担は少なくなります。
ポリエステルやナイロンなど化学繊維のリュックは軽量かつ頑丈なリュックが多いです。
レザー製のリュックは高級感があり、経年による革の変化も楽しめますが、化学繊維と比べると重いリュックが多くなります。
このように、リュックには商品ごとにさまざまな着目ポイントがあります。
自分の仕事スタイルに合わせ、どのような機能が必要なのかを考えてみましょう。
3-2. 収納力で選ぶ
持ち運ぶ荷物が多かったり出張にも使ったりするのであれば、収納力が高いリュックを選びましょう。
ただし、リュック自体が大きくなり過ぎるとカジュアルな印象になるため、適度な大きさを意識することが大切です。
また、荷物が少ないときでも大きなリュックを持ち運ばなくてはならなくなり、使うのが億劫になってしまうかもしれません。
最低でも書類を持ち運べるようA4サイズの紙が入るようにする必要がありますが、大きすぎるリュックを購入しないようにしましょう。
収納という点では、小物を入れるポケットがあるかも重要です。
ビジネスではメモ帳やペン、スマートフォン、名刺入れなど、小物を多く持ち運びます。
それらを収めるポケットが十分にあるリュックを選びましょう。ファスナー付きのメッシュポケットも付いていると中身が見えるので便利です。
3-3. 色・デザインで選ぶ
色やデザインは全体的な印象に大きく関わります。
ビジネスをメインに使用するのであればブラックやチャコールグレーなどの暗い色、かつデザインはシンプルなリュックを選びましょう。
レザー素材を使用したリュックは高級感がありフォーマル度が高くなるため、顧客を訪問する機会が多いビジネスパーソンにもおすすめです。
ただし、レザーは水に弱いという特徴があります。
防水性を重視するのであれば、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を選びましょう。
背中と直接触れる背面には、通気性を上げるためにメッシュ素材が使われているリュックもあります。
長時間の通勤をする方や汗をかきやすい方でも背中が蒸れにくくなります。
4. まとめ
今ではビジネスバッグの1つとして主流となっているビジネスリュック。
身体への負担も考えるとぜひ取り入れたいアイテムです。
これまで、ビジネスリュックを背負って歩くビジネスパーソンを横目に見ながらもなかなか手を出せなかった方も、この記事をきっかけにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
ただし、重要な商談や式典のようなリュックがそぐわないシーンもあるため、TPOに気をつけながら使用しましょう。